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私の本棚

時々、読み返す本が数冊ある。無償に読みたくなる本がある。

一冊目は「私の本棚』にはなく図書館にあるのだけれど。

「人肉食の精神史」がそれである。

図書館にひっそりと置いてあったそれに出会ったのはもう十数年前のことだと思う。以来時々司書さんにこっそり声掛けて、出してもらって借りてくる。

ー以下は、他の場所でのレビュー。

時々読み返す本であります。
…タイトルのインパクトが強すぎて手に取るのをためらう人も多かろうと思われますが、
一回読んでみて、横っ面ひっぱたかれる感覚に浸るのもよろしいかと。
決して色もの系じゃありません。ありとあらゆるパターンで解説されるこの行為、背景にある、時代、文化、世情、宗教、感情、医学等々を踏まえると理解できる気がしてきます。
実際の事件、それをもとにした創作なども含めて、内容は多岐にわたり飽きません。読み返すたびに、発見したり気付いたりできる本ってそうそうあるもんじゃないです。

イスラムでは豚、ヒンズーでは牛が食べちゃいけない物になったか、のくだりなんてなるほど―ですよ。
そういう理屈で「人」は食物からはずされたわけかと。

「食べる」と言う行為で、何故生きるか、人間とは何かと考えさせられる本です。改めて「いただきます」の意味の重みを考えます。
別種であっても「命」をいただいているのには変わりないのですから。

ー引用終わり。
(でもね、「眠れない一族」を読むと人肉食は駄目と思いますよ)

手元にある一冊は「異界からのサイン」松谷みよ子さんの本です

古今東西の不思議な話体験談を集めたもので松谷さんが体験したこと聞いたこともあります。あの世とこの世の境界線がにじんでとけるような読後感があります。なんというかな、素朴な昔からの素朴な教え「おてんとうさんに顔向けできないようなことはするな」的な畏敬の念が湧いてきます。ちょっと疲れたときに、ふと読んでいますね…同じような系列でお勧めなのは「もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら」(工藤美代子著)こちらは自身の体験です。ちょっと出会う体質の人なんですね、工藤さん。

漫画だったら、杉浦日向子さんの「百物語」エッセイも短編小説も好きですけど、ふと読みたくなるのはこちら。不思議で怖い物語。一回読んだだけだと怖さがわからないかもしれないけど読み返すと「ぞっとする」女房にキノコが生えた話、弟が木の葉の塊になった話なんてもう怖い怖い。怖いけど惹かれる一冊であります。

ちょっと疲れちゃったので(笑)今日はこの辺で。まとまりのない駄文で申し訳ないです。ではではw










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