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過去のバラエティ番組のすゝめ⑤

前回が筆者が一番笑った番組の「神さまぁ~ず」シリーズを紹介しました。その後という事で正直燃え尽きた感が否めないですが、まだまだ紹介したい番組は沢山あります。が、結構書くのがしんどいのでペースが落ちてしまっています。誰に締め切りを迫られたわけでもなく、自分が書きたいから書く!!、という環境だと自分のルーズさが顕著になってツライ。。。

※一つの投稿につき、2つのバラエティ番組を紹介する予定でしたが、書く内容が多そうな番組の場合はそれ一つで投稿していきます。




クイズタレント名鑑シリーズ

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日本一性格の悪い番組。タレントをバカにする事においては右に出るモノはないです。この番組シリーズが大好きという方は漏れなく性格が悪いです。間違いありません。お気に入り過ぎて演出家の藤井健太郎が好きと言う方はもう性格真っ黒。要するにこの番組をオススメしている筆者も、、、そういう事です。

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(初出演の劇団ひとりがこの番組に思っていた事)

ちなみに演出家の藤井健太郎はタレント名鑑シリーズが一区切りした後に同局で大ヒット番組となる『水曜日のダウンタウン』の演出として今も活躍しています。コッチの方が皆さんに馴染みの深い”性格が悪い”番組でしょう。

タレント名鑑シリーズは後のヒット番組を生み出すための実験場といった位置づけだと思ってます。まぁ水ダウ自体もやっている事は”説”なので、実験場となんら変わりはないですが。おそらくTBSのお偉いさんが藤井健太郎が手掛ける『タレント名鑑』を見て「この方向性イケるじゃん!!」と思い、すぐに後継のような気持ちで『水曜日のダウンタウン』の制作を決めたと妄想しています。メインにダウンタウンを起用したのも自信の表れみたいな印象でした。MCは引き続きロンブー淳にしてほしかったのですが、浜田をおもちゃ扱いした説が出来なかったと思うので結果オーライ。

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あとダウンタウンを世間的にも業界的にも”オワコン”にしなかったのは隠れた功績です。水ダウが始まる直前のダウンタウンって、「HEY!HEY!HEY!」や「リンカーン」などの長寿番組が終了し、ピンやコンビの新番組が相次いで短命で終わっていたのでヤバかった時期でした。タランティーノな藤井健太郎とジョン・トラボルタなダウンタウンといった関係性。ついでにサミュエル・L・ジャクソンな黒川。

”シリーズ”と名を打ちましたが、今回は演出:藤井健太郎、番組MC:ロンブー淳の組み合わせの番組で括りました。下記がそのカテゴリに属します。

・クイズ☆タレント名鑑:第1弾

・クイズ☆スター名鑑:第2弾

・テべ・コンヒーロ:兄弟番組

・チーム有吉 〜○○したら即引退スペシャル〜:スピンオフ

・クイズ☆アナタの記憶:スピンオフ

・クイズ☆正解は一年後:兄弟番組

的なイメージ。人をバカにしすぎたツケか、どれも”3年足らずで終了”と、短命で終わっていますが、性格が悪い”バラエティガチ勢”に与えた衝撃は大きく、熱狂的支持を受けています。YouTubeにも頻繁にアップされては消され、またすぐにアップされを繰り返してます。まぁ民度はこれだけ言えばお分かりだと思うので、察してください。タレント名鑑に関しては同じ時間帯に『世界の果てまでイッテQ』があったのでこればかりはしょうがない。当時はバラエティ番組の中でダントツの視聴率でした。手越スキャンダルも、ヤラセ疑惑も発覚していない時なので、怖いもの知らずの大人気ぶりでしたからね。

唯一『クイズ☆正解は一年後』だけは特番として現在も放送していますが、レギュラーパネラーのフジモンが離婚騒動、ロンブー亮が闇営業問題で去年の年末回は映像が使えなかったりと踏んだり蹴ったり。今まではタレントの不祥事をバカにしていた立場だったのに。。。

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(クイズ☆正解は一年後2019)

たぶんまだ続けるでしょうが、直近回を見る限り、映像が使えなかった事を考慮しても正直、”マンネリ化”が始まっています。それは企画内容というより、レギュラー陣の”なぁなぁ感”の方が気になりました。キャスティングのテコ入れが必要な気がします。

だからと言って、いきなりパネラーに「アンジャッシュ渡部」とかそういう事じゃないぞ(笑)矢口真里もこの番組をきっかけに復活したので、そういうキャスティングをしそうな制作陣。『水曜日のダウンタウン』で重宝しまくっているクロちゃんをコッチでも起爆剤的な扱いで起用してますが、流石に頼り過ぎだし、水ダウと違って”とりあえず起用してる”感が強い。同じ水ダウ畑から起用するなら、オードリー春日とかバイきんぐ西村をおもちゃにした方が新鮮。春日は『タレント名鑑』でも『正解は一年後』でもパネラー側として出た事がありますが、面白かったので藤井健太郎と相性が抜群。そろそろ田代まさしを呼…

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(田代まさし大好き芸人の有吉)

リアルなキャスティング案だと、さらば森田、ハライチ とかかな。筆者No1の推し芸人金属バットもこの番組カラーにピッタリだし、是非パネラー側から毒を吐いて戴きたいのですが、他のレギュラーパネラーとの関係性が薄いので、怖い。それと、クロちゃんに変わるおもちゃ枠として高野(きしたかの)を起用してみてほしい!!たぶん出ないだろうけど、ブラマヨが出てくれたら最高。絶対にハネる。チュート徳井でも良いな。ヤラかし枠としてイジれるし、渡部よりバッシング少なそうだし。

個人的に淳、有吉、フジモンはマスト。内Pで言うところの内村、三村、ふかわみたいな事。それ以外は回によって変えていいと思っています。



【見どころ・ウリ】芸人が生きるクイズバラエティ

ゴールデンタイムのクイズ番組×芸人の相性は基本的には最悪です。真面目な模範解答はインテリタレント層に譲り、本域のはずの大喜利的な解答はおバカタレントに譲り、自分達は小ボケ程度に大喜利解答をして調節をするという役割。芸人らしい仕事はせいぜい番組MCがパネラーの回答にツッコミを入れるぐらいの余白でした。その余白すら無くしている『Qさま』はマジで・・・

パネラー側からの裏回しもありますが、それは周囲も勘の良い実力派芸人が集まっている環境だからこそ生きるスキルだったりします。周囲が勘の鈍いタレント崩れだらけだったら最悪。FUJIWARAは頑張った。「MCに島田紳助いるから不要じゃね?」という疑問はしてはいけません。

という事で、基本的に現在でもゴールデンのクイズ番組は”芸人殺し”としてお笑いガチ勢にとっては悪名高いコンテンツなのですが、唯一”芸人が生き生きするクイズ番組”なのが、このクイズタレント名鑑シリーズです。

パネラーの殆んどが芸人で埋め尽くされており、クイズ番組なのに正解を目指さずに芸人らしく大喜利や天丼を矢継ぎ早に繰り出します。大喜利というか、ただの悪口ですが。この番組の空気感を分かってないパネラーが早々答えを当ててしまうケースもありますが、それすらなかった事にして再びクイズを再開するんだから、もうクイズ番組の概念がムチャクチャ。

天丼ボケ

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ヒントに対して捻りゼロな解答ボケ

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・ヒントに対して間違った解釈ボケ

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・連動ボケ(&失礼ボケ)

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・ヒントから連想する人物が強烈過ぎるボケ

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・脱線

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・・・この様に芸人達が縦横無尽にボケまくります。コレを全部的確にツッコんでいたロンブー淳が凄すぎます。ピー音不可避なボケも沢山出ますが、ヤバいラインはちゃんと止め、イケそうなラインはツッコミつつも様子を見たりとバランス感覚が絶妙でした。いやっ殆ど止めてなかったな。沢山の中堅以下の芸人を指揮する時の淳はマジで名司会者。ロンブー亮はロンハーの時と同じ感じですので、ご安心ください。

そこに自由に解答しまくる有吉、おぎやはぎ、FUJIWARAのレギュラーパネラーとその他の芸人達。この番組においては上3組がエースです。特に有吉の頭の回転の速さは化け物染みてました。上記の画像を見ても分かる通り、ボケの手数が半端ない。ピンで成立するボケもあれば、変な件を仕掛けて他の芸人達と連動する様に仕向けたりと八面六臂の活躍でした。フジモンも有吉発信の件に誰よりも着いて行き、自らもピンでボケまくれば、他のパッとしないパネラーや馴染みの関西勢の芸人にもちゃんとパスをしたりと超オールラウンダー。”エース”の部分を有吉に大半持っていかれましたが。ここでも内P時代に培ったものが・・・と感じたりします。さまぁ~ずもこのスピード感についていけるでしょうが、ちょっと毒素が足りないかも。

ただ、この3組が番組の空気を掌握し過ぎてるせいか、他のタレント達がタジタジになってしまい、殆どがサポートに回る事に。日本のバラエティ番組を牛耳っている関西吉本勢ですら幅を利かせられないなんて、当時は結構新鮮でした。しかも千原ジュニア・小籔千豊・ケンコバ・フット後藤・千鳥などの”関西の超精鋭達が何人も出演しているにも関わらず、です。しかし団体行動慣れしている関西吉本なので、関東の芸人達が作り出す空気感に合わせるバランス感覚は流石でした。FUJIWARAは関西吉本だけどね。くっきーは一人だけ飛び道具的な感じで空気関係なくボケまくっていたので、彼は彼でまた凄いし、フット後藤は皆が好き放題ボケまくる中で”常識枠”の最後の砦としてしっかりとした役割がありました。当初は意外と高田純次や浅草キッドなどの大先輩タレントの方が関西吉本勢より番組の空気に馴染んでおり、流れの中でニッチな爆弾を投下してました。小島よしおみたいな実力不相応枠は邪見に扱われていて可哀想でした。若手の登竜門として立たせるにはハードルが高すぎる。

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【見どころ・ウリ】画期的なクイズの数々

「藤井健太郎が演出する番組は”性格が悪い”」というイメージが先行しがちですが、元放送作家見習いの筆者も当時は非常に参考になる企画・演出の工夫が沢山ありました。悪口ばかりが目立つ看板コーナーの「検索ワード連想クイズ」もよく考えたら、かなり画期的だよね。ボケる余白もあれば、ちゃんとクイズとしても面白いんだから。検索ワードの悪意さえ消せば他の番組でも十分使えるクイズ形式。

「クイズ番組なのに正解を目指さずに芸人らしく大喜利や天丼を矢継ぎ早に繰り出す」のがこの番組の基本路線ではありますが、それをするには贅沢過ぎるぐらいに趣向を凝らしているクイズの質の良さとバリエーション。なので、クイズによってはパネラーの芸人達がボケずに答えを当てに行ったりすることもあります。時々ちゃんとクイズを楽しみ過ぎて答えを当てた後に「ボケれたな・・・」と反省する謎現象も見れます。

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(タレント出演番組数 ジャスト21)

勉学的な知識は必要とせずに、エンタメを知っている事が何よりも強いのがこの番組の特徴。ここでも有吉は格闘技を中心にエンタメ知識がドン引きレベルで豊富だったので、ボケまくっておいて最後はちゃんとクイズの答え当てる事も頻繁にありました。有吉の平場の最強さを感じるにはタレント名鑑シリーズを見るのが一番分かりやすい。


【オススメ企画・コーナー】

・芸能人!検索ワード連想クイズ

→タレント・スター名鑑の看板コーナー。インターネット検索である有名人を検索したときに出てくる関連ワードを無作為に見せていき、そこから連想される有名人を早押しで当てる。ヒントとなる検索ワードは全部で5つ出ます。

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ゲーム性が高い良いクイズなのに、1ワード目から「逮捕」「クズ」「暴力」などのロクでもない事しか想像出来ないワードや「ぎりぎり」「たぶん」などの(悪い方に)膨らませ甲斐のあるワードで芸人達を悪い方へと誘うのが企みであり、コンセプト。

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・カラオケ歌われるまで帰れません!

→かつて一世を風靡した歌手を数組カラオケボックスに待機させ、一般の客が利用する5つのルームをモニタリング。ルームの中で歌っている一般客が自分の曲を歌ってくれたら帰れるというコーナー。スタジオにいるパネラーは誰が最後まで残るかを予想。

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このコーナー最大の見どころは、彗星の如く現れた素人OL2人によるカラオケパフォーマンス。本当だったら、中々帰れない歌手たちの嘆きや深夜テンションで頭がおかしくなる様を面白がるのが狙いだったはずなのに、それをスーパー素人によって見事に打ち砕かれました。

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・芸能人!このオファー引き受けた?引き受けなかった?クイズ

→芸能人に少し無理のあるオファーを出し、そのオファーを引き受けた芸能人をスタジオのパネラー達が当てるコーナー。

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流石は悪意の番組なだけあって、オファーする芸能人もちょっと気難しいタイプや一癖二癖ありそうなタイプ、全く素性が読めないタイプばかりにオファーをかけます。オファー内容も見事にダジャレ染みている下らない内容ばかりで、人によってオファー時点でキレらても不思議ではありません。無論、皆が快く受け入れる訳もなく、軽く呆れられて断る芸能人もチラホラ。基本的にオファーする対象が50代以上のベテランばかりで、しかもカラダを張らせる内容ばかりなのも絶妙に意地悪。別コーナーの「ベテラン芸能人できる?できない?クイズ」も老体にムチ打つようなコーナーだし、年寄をイジメるのが大好きな制作陣。

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それでもオファーを受けてくれた芸能人の方は全力でやってくれるのだから、流石はエンタメを提供する人達です。ただ、ベンジョンソンを除いて。


・モノマネ芸人いる?いない?クイズ

→ダミーが混ざったモノマネ芸人の名前の中から、実在するモノマネ芸人の名前を当てるクイズ。

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芸人側も制作陣の意図を深読みする心理戦が繰り広げられます。「この芸名は作家が考えた臭いな」とか。バラエティ番組マニアにはたまらなかったりする裏側の部分。

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(「Kinki kids」のモノマネを披露する「Ninki Kids」)

そしてこのコーナーの聖域である「GO!ピロミ」。初登場から出演者の心をグッと掴み、その後もこのコーナーには必ずエントリーされてます。クイズの趣旨的に一度番組に出た事のあるモノマネ芸人は次出たらクイズにならないのでご法度ですが、ピロミや上記画像のNinki Kidsの様に強烈なインパクトを残したモノマネ芸人はお構いなしにヘビロテ起用されました。「GO!ピロミ」の素顔が見たい方は是非ネットで動画を漁ってみましょう。

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(中々正面を向かないのがお決まりの「GO!ピロミ」)


・スター☆今の限界名鑑

→過去に活躍した有名人やスポーツ選手などの今の記録を予想するコーナー。悪意たっぷりな演出が混ざりますが、スターが記録に挑戦している姿は見応えがあります。

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『水曜日のダウンタウン』が”徳川慶喜を生で見た事がある人 まだギリこの世にいる説”や”新元号を当てるまで脱出できない生活”などでギャラクシー賞を受賞した様に、特にこのコーナーは企画内容の面白さで勝負しています。人をバカにするだけが取り柄ではないのがこの番組シリーズの凄さ。もっと言うと藤井健太郎の凄さ。スピンオフの『クイズ☆アナタの記憶』や兄弟番組『クイズ☆正解は一年後』とかは企画内容が斬新でスケールが大きいので独立してやっている感じです。

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まぁキチンと悪意演出は盛り込まれますが。水ダウに通ずる部分。


・デスメタルチャンス

→デスメタルアーティストがカバーした有名曲を当てるクイズ。コーナーと言うより、優勝チームが賞品獲得をかけて挑戦するミニコーナー的な扱いですが、「画期的なクイズだな」と思ったので紹介します。『クイズ☆スター名鑑』で一回だけしかやってませんが、後に藤井健太郎演出の『オールスター後夜祭』で復活をしました。タレント名鑑シリーズには入れてませんが、いとこみたいな存在です。

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マジで何言ってるか分からな過ぎて初めて見た時は面喰いました。答えが分かってから聞くと意外と重なる部分があって面白いです。

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【オススメ企画・コーナー テべ・コンヒーロ編】

兄弟番組と位置付けた『テべ・コンヒーロ』ですが、企画・コーナーがタレント名鑑やスター名鑑とは大きく異なるので、別で少し紹介します。共通するのは出演者陣と悪意。コレこそ『水曜日のダウンタウン』の前身のような番組でした。水ダウが取り扱う説はジャンルを選びませんが、テべ・コンヒーロの場合はタレントにまつわる説のみを検証していく感じ。深夜でニッチな事をやって、良さげなものはゴールデンでもっと幅広くやるのはテレビ制作の常套手段。まぁ大体それでゴールデン帯の方は広く浅く扱ったせいで”つまらなくなる”のがあるあるですが、水ダウは大成功しました。フジテレビがよくこの手法をやって失敗してるイメージ。


・コウメ太夫で笑ったら即芸人引退SP

後世に語り継がれるレベルで傑作だった回。リアルタイムで見て腹筋をダメにしました。企画内容はタイトルの通りで「芸人コウメ太夫が披露するネタで笑ったら即引退しなくてはならない」というルール。非常にシンプル。この企画が凄いのはそこまで工夫を凝らした企画じゃないのに、コウメ太夫の逆ポテンシャルと「笑ったら即引退」のギミック。この2つだけで番組を成立させてしまった事。しかも傑作。

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仮にも一度はブレイクをした芸人がとんでもなくお粗末なネタを披露する強烈さはお笑い好きこそツボにハマりやすい。当然、本職の芸人が見たらそりゃその酷さに度肝を抜かれる事でしょう。披露前にレギュラー陣が毎回「笑うわけないじゃん」と丁寧にフリを入れるからより面白い。この回が一人歩きして出来たスピンオフが『チーム有吉 〜○○したら即引退スペシャル〜』ですので、テべ・コンヒーロの方を見てから、こっちも見ましょう。

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コレはお笑い好きなら絶対に見るべき回です。たぶんYouTubeとかで誰かしらが不定期に違法アップしてくれるので、巡り合えたら是非視聴をオススメします。


・お宅訪問クイズ芸能人のHDD

→これも企画内容はシンプルで「芸能人は自宅でどんな番組を録画しているのか?」それをレギュラー陣が事前に予想し、ターゲットの芸能人宅にゲリラ突入で検証していきます。非常にスケールの小さい企画ですが、何となく他人の録画履歴って見たくなるよね。ちょっとした下心をくすぐるこの企画の絶妙さが結構好きでした。

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(傑作回を録ってない事に詰められるフルポン村上)

しかし、ターゲットがクロちゃんになると、企画趣旨はもうブレブレ。ここから藤井健太郎のクロちゃんヘビロテが始まりました。この後、何度も舞台になる黒川邸をロケハンでもしたような感覚だったのでしょうか。

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(男性用のブラジャーと言い張る黒川容疑者)

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・テツandトモの「なんでだろう」全て解決SP

「テツandトモがあんなに「なんでだろう」と言っているのに誰も教えてあげないのはなぜ?」という疑問から、テツandトモのために今までの「なんでだろう」をちゃんとした根拠を元に全部解決しちゃいましょう!!!、という非常にお節介で悪意たっぷりな企画。遂に水ダウの方でもやりそうな企画が出てきました。番組総出でテツandトモを潰しにかかります。

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ちゃんと専門家の証言VTRまで用意し、悪意のあるナレーションとテロップでテツandトモを追い詰めるやり口は正に水ダウ。いやっコッチこそ元祖。

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挙句の果てには身ぐるみを剥がれされてから踊らされる始末。どんな人生を歩んだらこんな冷徹な事が思いつくのか。。。

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ここまで読んで頂いた方なら、”藤井健太郎の恐ろしさ”を多少なりとも理解したと思います。もっと知りたい方は、、、コチラぁぁぁ!!!

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『悪意とこだわりの演出術』 (著)藤井健太郎

是非お買い求めを。ちなみに筆者はまだ読んでいない。

ちなみにもし自分の彼女が「藤井健太郎」という言葉を発した時は、グーで殴ってからその場を去り、連絡先から消します。

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