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自称インディーズスポーツライターの当方がつらつらと記した文章をひたすら載せていくマガジンです
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【ラグビー・リーグワン】2022.03.13 ブレイブルーパス対グリーンロケッツ戦の個人的雑感

【ラグビー・リーグワン】2022.03.13 ブレイブルーパス対グリーンロケッツ戦の個人的雑感

後半に入って、よりブレイブルーパスの展開ラグビーが機能できたのが勝因。対するグリーンロケッツに「変わろう!」という意志は感じるけど、もう少し人の活かし方を再考してもよいと感じた。

主導権を握っている割にはスコアに結びつかないブレイブルーパスだったが、「ヒールキックトライ」で勢いを掴み、突き放す。機動力ある選手を活かすためにも、課題は引き続きセットプレー。スクラムが安定できないのは悩ましい。

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【ラグビー・リーグワン】2022.02.26 シャイニングアークス対ブレイブルーパス戦の個人的雑感

【ラグビー・リーグワン】2022.02.26 シャイニングアークス対ブレイブルーパス戦の個人的雑感

遅れてしまいましたが、感想はちゃんと残そうということで。

接戦ではあるけれど、熱量は少々物足りない印象。両チームとも大外の決定力のある選手にどうボールを回すか? という点では共通していた。それがスムーズにできたのはブレイブルーパスなのだが、度重なる自滅と後半から完敗モードだったあのスクラムではどもにもならず……。

ブレイブルーパスはもっとFWが頑張らないといけない。BKは良いキャラクターが揃っ

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【ラグビー・リーグワン】2022.02.06 イーグルス対スピアーズ戦の個人的雑感

【ラグビー・リーグワン】2022.02.06 イーグルス対スピアーズ戦の個人的雑感

前節はコロナでポシャってしまったが、今週は無事に開催することができた。はじめてのリーグワン。三ツ沢の丘に登り、横浜キヤノンイーグルス対クボタスピアーズ船橋・東京ベイの試合を観に来た。

ひとまず、箇条書きで感想を書いていこう。

・試合内容はスピアーズの圧勝。前半はフォーリーのGK不調でどうなるかと思ったが、ラストプレーで敵失からトライを奪えたのは大きかった。それが無くても、攻守の隙の無さ、手堅さ

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僕が日本ラグビーの「これから」で期待しているところ【日本代表対サンウルブズ戦の個人的雑感】

僕が日本ラグビーの「これから」で期待しているところ【日本代表対サンウルブズ戦の個人的雑感】

静岡駅から愛野駅までの移動は、東海道線の各駅電車を用いることにした。1時間弱の電車旅行。そこで見続けた光景は、2年前のあの日々を想起させるものだった。ホームや車内にあふれる、日本代表やサンウルブズのユニフォームを着た人々。静岡駅の立ち食いそば屋のオバちゃんも「何だか今日は、その格好の人をよく見るわね」と驚いていた。

そして、愛野駅からエコパスタジアムへの道のりを見て、再び感動した。チケットの売れ

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【ラグビー・トップリーグ】2021.04.04 リコー対NEC戦の個人的雑感

【ラグビー・トップリーグ】2021.04.04 リコー対NEC戦の個人的雑感

秩父宮ラグビー場に行くというのも、もはや昨年2月のサンウルブズ対チーフス戦以来になっていたとは……。1年以上この地に足を踏み入れないだなんて、信じられない。そんな信じられないことが起き続けているのが、2020年代の特徴ではあるが。

そんな日のラグビー観戦はリコー対NECというゲームである。どちらもスコアの上では惜しいゲームが続いており、あと一歩噛み合えばもう少し順位は上でもおかしくないチームどお

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【ラグビー・トップリーグ】2021.02.21 サントリー対三菱重工相模原戦の個人的雑感

【ラグビー・トップリーグ】2021.02.21 サントリー対三菱重工相模原戦の個人的雑感

待ちにまったトップリーグである。
昨年春に不祥事+コロナ禍のコンボで大会中止を余儀なくされ、ようやく年明けに再開……のはずが、再び所属チームの集団感染で延期に。3度目の正直とも言える「再開初戦」を、2021年2月に迎える運びとなった。

さあ、開幕戦を見るぞ! と思ったのだが、首都圏では依然として行動制限が呼びかけられており、チケットの販売枚数は多くても5,000枚くらいだ。特に秩父宮ラグビー場の

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僕は今、西浦直亨の言葉に惹かれている

僕は今、西浦直亨の言葉に惹かれている

1月某日、SNSのタイムラインをダラダラと眺めていたら、このようなニュースが流れてきた。

普段は「応援される」側の指揮官やプレーヤーたちが、ファンを「応援する」言葉をタオルに記す。なるほど、「逆応援タオル」とは良いアイデアだ。
ニュースを読んでいるうちに、誰がどんな言葉を書いているのかが気になってしまった。ただ、見本の画像が掲載されているとはいえ、スマホだと小さくて読み難い。一旦、オンラインスト

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スポーツ観戦との「再会」・その4【20.11.06@大井競馬場編】

スポーツ観戦との「再会」・その4【20.11.06@大井競馬場編】

普段は大井町駅から出ている、無料のシャトルバスに乗ってこの場所を目指している。
でも、今日はシャトルバスは出ていない。もう少し詳しく言えば、シャトルバスを出すほどの観客を受け付けていないということである。

職場から浜松町を経由し、東京モノレールに乗り込む。乗降者の中には、スーツケースを抱えた者もいる。徐々に飛行機を使う用事が出てきたということだろう。
ただ、僕の目的地は羽田空港よりも手前にある。

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スポーツ観戦との「再会」・その3【20.10.11 鶴見大学対神奈川工科大学@横浜スタジアム】

スポーツ観戦との「再会」・その3【20.10.11 鶴見大学対神奈川工科大学@横浜スタジアム】

野球を観に行きたい。でも、なかなかそれができない。
プロ野球がやっているとは言え、観客数は制限されている。
プロ野球以外にも、高校、大学、社会人と様々なカテゴリーがある。しかし、それらも一部は「無観客試合」の措置が取られている。
致し方のないところはある。このようなアンダーカテゴリーの試合こそ、迂闊に近寄れないものだ。小さいからこそなかなか感染症対策のコストもかけられないものだ。

ただ、全て無観

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スポーツ観戦との「再会」・その2【20.08.22 ヤクルトスワローズ対阪神タイガーズ@神宮球場】

スポーツ観戦との「再会」・その2【20.08.22 ヤクルトスワローズ対阪神タイガーズ@神宮球場】

外苑前駅に、新しい入口が1つ増えていた。
この駅はスポーツが開催されると、いつもスタジアム通りへと抜ける3番出口が混雑する。なので、それを避けて僕は1番出口から抜け出して、周辺のコンビニで買い物をしたのち、スタジアム通りの坂道を登るのが去年までの道のりだった。

そしたら、いつの間にか2番出口ができているではないか! いや、思い出した。これは工事中だった出口で、それが完成したということだ。
新しい

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【ラグビー】第56回大学選手権決勝 早稲田大学対明治大学戦の個人的雑感

【ラグビー】第56回大学選手権決勝 早稲田大学対明治大学戦の個人的雑感

久々にラグビー大学選手権の試合を観に行った。第56回大学選手権の決勝戦。対戦カードは前年覇者の明大と、復活を期す早大。日本ラグビーを牽引しているこの両校が対戦するのは、23年ぶりとのことだ。

さて、僕は大学選手権をかなり久々に観に行く。何年振りになるだろうか?
観に行かなかった理由は色々あって、例えば母校のC大学が出場しなくなったとか、トップリーグや他のスポーツの観戦を優先するようになったとかで

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嫌いじゃないスタジアムの好きになれないトコロ ~新国立競技場に関する個人的雑感~

嫌いじゃないスタジアムの好きになれないトコロ ~新国立競技場に関する個人的雑感~

今回のラグビー大学選手権決勝で初めて、僕は新しい国立競技場に足を運んだ。本来ならば試合前後に色々とスタジアム内を探検し、レポートでも書こうと思ったのだが……まず、会場に到着したのがキックオフ30分前だった。そして、試合後はスタジアム内の動線がまだ掴めなかったばかりに、うっかり外に出てしまった。なので、今回のレポートは全体的な雰囲気だったり、スタジアムの見やすさを中心にお届けしようと思う。

結論を

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【ラグビー・トップリーグ】2020.02.01 東芝対三菱重工相模原戦の個人的雑感

【ラグビー・トップリーグ】2020.02.01 東芝対三菱重工相模原戦の個人的雑感

ラグビーワールドカップ後、初めてトップリーグを観に行った。第4節まで時間がかかってしまったのは、確かにスケジュールが合わなかった側面もある。ただ、それ以上に「チケットが取れなかった」というのが大きい。もはや、トップリーグは空いた日の暇つぶしにはならないのだ。

今日の試合会場であるニッパツ三ツ沢球技場もラグビーでたびたび訪れているが、混雑はなかなかのものだった。バス乗り場の行列、会場内の混雑……。

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【ラグビーW杯】描き終えた絵と、真っ白なキャンバス 19.10.20 日本対南アフリカ戦

【ラグビーW杯】描き終えた絵と、真っ白なキャンバス 19.10.20 日本対南アフリカ戦

グループリーグ戦を4連勝で突破し、「ティア1」としてのデビュー戦を迎える日本代表。この1か月間でチームは大きな自信を手にし、応援してくれる人々も大いに増えた。まさに追い風の中にある。
対するは「スプリングボクス」の愛称で知られる南アフリカ代表。4年前は「ブライトンの奇跡」における引き立て役になってしまっただけに、リベンジに燃えている相手である。

南アフリカがどう日本を倒すか。その意図は明確だった

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