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波音に耳をすませる

マインドフルネスという言葉が徐々に浸透しているように、手軽に瞑想ができるアプリも増えてきた。僕も使用している。

これに決めた理由はいくつかあるのだが、特に3分・5分といった短時間のセッションがあること、そしてバックグラウンドで流れる音(例えば川の流せる音とか雨が降る音とか)が自然なものなので心地よい、という2点が決め手になった。

と言っても、僕が選ぶ音は毎回決まっている。「波」のモードだ。スイッチを合わせれば、聞き馴染みのあるメロディーが耳の奥へとたどり着き、再び外へと帰っていく。この一定のリズムが好きなのかもしれない。

先日、僕は神津島へと足を運んだ。東京にある小さな離島。四方は海に囲まれている。
旅行最終日の朝、僕は一人で海岸へ向かった。少し荒々しい波しぶきとは対照的に、砂浜はここが南の島であることを主張するような白さだった。きっと夏ならば、もっとこの両者はとけ込めるに違いない。

波打ち際まで近づき、立ち止まる。目を閉じて、大きく深呼吸する。
波の音を耳に含ませながらも、意識は呼吸に集中させる。

そんなことを5回ほど繰り返した。

目を開けたあとも、波は何度も僕の元に近づき、離れていく。アプリを使うのも良いけれど、自然の音も良いものだ、と改めて気がつくのであった

どうもです。このサポートの力を僕の馬券術でウン倍にしてやるぜ(してやるとは言っていない)