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NovelJam 2017備忘録

さる2月4日から5日に渡って開催されました、短期集中型創作イベント「NovelJam」。当方も著者として参加し、『30年後へ「逃げ残り」』という競馬小説を生み出す運びとなりました。各種電子書籍ストアにてお買求め頂けますので、お買い求めいただければ幸いです。

さて、この2日間を終えた感想ですが…この企画は難しい! そして、とても悔しかったです…。

自分の力を上手く発揮すること、そして、力を作品に反映させること。それが思うようにいかない悔しさ。大会後3日間、ずっとのたうち回る悔しさでした。10年間細く長くで執筆業をやってきましたが、こんな感情を抱くのは初めてでした。

ただ、色々とこの2日間のことを振り返っていく中で、自分の経験不足さというのを痛感しました。

今書いている内容と、自分が目指している方向が違うと分かった時、どうすべきか?

この状況に出くわした時、自分は「(とりあえず)前に進む」という選択肢しか持っていませんでした。そこで「立ち止まって考える」とか「別の道を探してみる」とか「思い切ってゼロにする」とか、そんな他の選択肢を持ち、選ぶ余裕があれば…ということを一番悔いています(これは個人の実感ですが、時間的に追いつめられるというのは余り感じなかったので、なおさらです)。

審査員のみなさまから文章のテクニカル面におけるありがたい指摘・講評も頂いたのですが、やはりその部分の足りなさが今、一番実感しているところです。基本的な部分で、欠けているところがあったと思います。

当方の命の危機を救った超強力ドリンク(特別価格120円)

私事はこれくらいにして、この大会で生み出された合計17作品を今、読み進めているのですが、僕のをはじめ(←)、どれもこれも面白い、興味深い、色々刺激される一品揃いです。大御所から留置所生活経験者(!)まで、あらゆる出自の人々が集い、色とりどりの作品を産む。全作男気買いをオススメします。

そして、NovelJam本当に凄いイベントであるからこそ、いずれはディベート、ビブリオバトルと肩を並べる「文系の知のスポーツ」にしたいきたいなあ、とか勝手に考えています。それは第1回大会にうっかり出場してしまったからこそ、抱ける思いなのかもしれません。

この2日間で出会った参加者のみなさま、ご協力頂いた編集・デザイナーのみなさま、そして企画・運営のみなさま、本当にありがとうございました。

NovelJamの借りはNovelJamで返す! …と言う前に、まずは目の前の作品を丁寧に仕上げて、スポーツが持つ多面的な面白さ、楽しさをしっかり伝えていきたいと考える次第です。ではでは……

Special Thanks Silport

どうもです。このサポートの力を僕の馬券術でウン倍にしてやるぜ(してやるとは言っていない)