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都市対抗野球へ、ようこそ!【2019.7.13編】

本来ならば、開幕戦は観に行かないつもりだった。
ところが、である。前の予定が早く終わったり、後ろの予定が無くなったりというトラブルが相次ぎ、さらに今いる場所から東京ドームまで20分強で到着するというのがわかった瞬間、僕の胸の内は固まったのである。

とは言え、東京ドームに到着したのは3時40分ごろだった。試合は終盤戦、きらやか銀行の攻撃から始まる。
投手戦というのはTwitterの途中経過を見ていて理解していたが、そんな中できらやか銀行がチャンスをつくる。7回表も8回表も、先頭バッターが出塁し、送りバントで得点圏に進める。いかにも、アマチュア野球のセオリーに則った手法だ。
そんな中、パナソニックの投手陣が粘りを見せる。先発の榎本、そして後を受け継いだ藤井が緩急を織り交ぜたピッチングで相手を抑える。スコアボードには0が並んだ。そのままパナソニックが1-0で逃げ切り勝ち。きらやか銀行が初出場した2016年大会で、歴史的な初勝利を与えてしまったパナソニックだが、3年越しのリベンジを果たすことに成功した。

都市対抗野球らしい、良い試合だった。
それを確認できて、改めて来た甲斐があったと思った。

   ◆

毎晩夜の11時から「都市対抗野球ダイジェスト」という番組が放送されている。本大会の試合の模様を30分にまとめた、ファンにとっては復習するのにもってこいのプログラムである。

その番組に、少し変化があった。これまでは名も知らぬインストがオープニングテーマで使われていたのだが、今年は違った。
ハスキーな声が響く。何度も繰り返される「ベイスボールキッズ」という歌詞を検索してみたところ、浜田省吾氏の曲というのが判明した。

30年前のアルバムに収録された1曲。非常に絶妙なチョイスだと感じた。
都市対抗野球は大人の野球大会だ。でも、大人がとても大人とは思えない素振りで戦うのも、この大会の魅力であり、声を大にして伝え続けていかなければならぬところである。

そんな「ベイスボールキッズ」たちを追いかける2週間弱が、これから始まるのである

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