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都市対抗野球へ、ようこそ!【2018.7.20編】

守安重工守安・守安

一体全体、この用語の守安は何なのだ? と思われる方が大半だろう。
これは「三菱重工神戸・高砂に所属する守安玲緒投手が、都市対抗野球で連投している」ことをを称えた標語である。
プロ野球選手を多く輩出している有力地方大・富士大学から社会人野球入り。以降毎年のように東京ドームの先発マウンドに上がり、勝ち進めば次のマウンドも支配する。連投連投また連投。この1試合の積み重ねで、彼はこの尊称を勝ち取ったのである。

ところが、2回戦の王子戦。東京ドームに到着して驚いた。なんと先発は守安ではなく、日本生命の補強選手としてやってきた藤井貴之だった。守安の試合を観に来たのに、守安じゃないとは!
とは言え、そのガッカリを打ち消すかのように、藤井は圧巻のピッチングを見せる。8安打は喫したものの、要所を締めてランナーを返さず。9回まで127球を投げ、無四球完封勝利。3-0で三菱重工神戸・高砂がベスト8に進出した。もはや藤井重工藤井・藤井だ…

都市対抗野球はどちらかというと「投高打低」になりがちである。それを支えているのは、守安や藤井のような「安定感」を武器にしたピッチャーである。どちらも早いボールを投げる訳では無い。でも、ストライクゾーンの隅を突くコントロールだったり、打者の嫌なところに沈む変化球だったり…そんな小さな技を楽しむ。それもまた、都市対抗野球の醍醐味である。

にしても、守安・藤井という両エースがいるというのは、大会を勝ち進むうえで心強いなあ…。そんなことを思いながら、暗闇の東京ドームを僕はあとにするのだった

どうもです。このサポートの力を僕の馬券術でウン倍にしてやるぜ(してやるとは言っていない)