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リーチのしやすさ(第71回ライスボウルを見て、僕が思ったことについて)

2018年の初スポーツ観戦はアメフトにした。諸事情で元日、2日ともに予定があったこともあり、1月3日で面白いスポーツってなんだろう? と調べていった結果、ライスボウルにたどり着いたのである。
盛り上がりは僕の予想以上だった。東京ドームは内野席、外野席が完全に埋まり、2階席も上々だ。毎年これだけ集客できる大会があるのか…と。恥ずかしながら、初めて知った。

社会人王者と大学王者が東京ドームで激突する、アメリカンフットボールの祭典・ライスボウル。連覇を目指す富士通フロンティアーズと、29年ぶりにこの舞台へと帰ってきた古豪・日大フェニックスという組み合わせである。
試合は終始富士通のペースで進んだ。QBのコービー・キャメロンが、日大ディフェンスを嘲笑うかのように素晴らしいロングパスを連発。各クォーターでしっかりとタッチダウンを奪い、リードを着実に広げる。
一方、日大の期待株はこれまたQBの林。期待のルーキーである。しかし、林は悪い意味で目立ってしまった。パスではなかなか距離を稼げず、自ら果敢にスクランブルを仕掛けるも、相手のタックルに阻まれる。4Q途中で負傷交代の憂き目にも合い、ほろ苦いライスボウル・デビューとなった。
試合終了間際に日大も意地のタッチダウンを奪ったが、反撃はここまで。37ー9で富士通が勝利し、アメフト日本一に輝いた。

アメフトを見るのは数年ぶり2回目だが、ようやくルールや見所が頭に入ってきた。ラグビーとは異なるボールゲームの面白さがあるとも実感した。富士通の巧さ、日大の熱さ。両チームの個性も光っていた。

さて、ゲームの話はここらへんにしておこう。次のテーマは「なぜ僕がアメフトを見に行ったか」というテーマである。
たまたま暇だったから。他の試合よりも魅力を感じたから。もちろん、このような要素も含まれる。ただ、一番大きいのは「リーチしやすかったから」だと思うのだ。
大学生対社会人という異なるカテゴリー同士の戦い。学生のひたむきさと、社会人の巧みの技。東京ドームという場所。一発勝負のカタルシス。日本一が決まるという格式。長く続く伝統の大会。…ようするに、「お祭り感」があるのだ。盛り上がる要素が沢山ありそうだから、多分ハズレではないだろう。そして、結果は高い満足度を得られた訳である。

こういう良いムードが伝わる大会であれば、僕のような門外漢もすんなり入れる。そんなリーチしやすい環境の整った大会が、果たして各競技ごとにしっかりと存在しているだろうか? 実力の強化やスタジアムのエンタテイメント化はどのスポーツでも叫ばれているが、そもそも「届きやすさ」「入りやすさ」がそのスポーツに備わっているか? という根本部分を、もう少しスポーツオタクたちは考えるべきなのかもしれない。自戒を込めて…

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和良 拓馬

1988年3月生まれ、神奈川県横浜市出身。しがないサラリーマンを続ける傍ら、2014年11月よりセルフパブリッシングをスタート。「インディ・スポーツライター」を(勝手に)自称し、人々がスポットライトを当てないスポーツの面白さや驚きを伝え、暖かく見守り続けて参ります

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