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190526 日本ダービーの馬券報告及びその他もろもろ

「乗り替わりやテン乗りでは勝てない」
「最初のコーナーで前目のポジションを取るべき」
「内枠で先行馬の人気薄は怖い」
「同一厩舎の多頭出しなら人気薄を狙え」

そんな前時代から言われていた競馬の格言が、このレースで再び吹き出してきたというを改めて思います。元号が変わったとわーわー騒いでも、普遍的なものは普遍的なものなのですね。

まずは勝者について。多分、多くの穴党は一瞬はロジャーバローズのことが頭をよぎって、まあ紐に入れた人もいるとは思います。ただ、まさか1着でやってくるとは……。
リオンリオンが型にこだわってハナを主張した一方で、番手につけたロジャーバローズの戦略は大正解だったわけです。京都新聞杯では最後に交わされてしまいましたが、同じ轍を踏まなかったのは馬自体がダービーで進化したということだと思います。

さて、一方で敗者について。正直、パドックまで完璧だったサートゥルナーリアがこんなことになるとは……。完璧に築き上げられたガラス細工が、最後の最後で壊れてしまったわけです。馬個人のキャラクターがここで露わになったとも言えるでしょうか。
あえて皮肉めいたことを言えば、ロジャーバローズが無欲の果てに最高の結果を生みだした一方で、サートゥルナーリアには「欲」がまとわりついていて、それで勝負の神様に嫌われたのでは……と。まあ、馬に罪は無いのですけどね。

個人的な馬券は◎ダノンキングリーでしたので、2週連続でずっこけました。複勝が意外とついたのが救いでしたね……。
「ダノンキングリーは距離が云々」と周囲が囃し立てれば囃し立てるほど、僕は自信がありました。なぜならば、日本ダービーは(というか、オークスも含め)「古馬になってからマイラー~中距離タイプ」の方が圧倒的に活躍するからです。なので、距離の面では心配ないというか、ダービーまでは何とかなると踏んでいました。東京適性+先週のラブズオンリーユーと同じ血統構成というのは大きな後押しになりました。まあ、来年もこういう観点で馬を選んでいこうと思った次第です。
あと、なんだかこの調子でいくと戸崎圭太の日本ダービーとは、的場文男にとっての東京ダービーみたいな存在になってしまうのでは? と危惧しています。まあ、その心は今後は2着固定で買いましょう、という話でもあるのですけど。

日本ダービーはガミでしたが、九州ダービーはワイド1点で的中。キンシャサノキセキ産駒でも2000メートル持つんですね。あと、スーパージンガは良い馬ですよ

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どうもです。このサポートの力を僕の馬券術でウン倍にしてやるぜ(してやるとは言っていない)