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「電子雑誌をつくろう!」をつくった顛末をまとめてみた

こんにちは。和良拓馬です。

このたび、11月11日に「電子雑誌をつくろう!」なるイベントを横浜市某所で主催し、無事に「電子雑誌をつくろう!」という雑誌を創刊させたことをここにご報告させていただきます。
下記の4ストアで無料配信中です。ぜひご一読頂ければ幸いです。

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BCCKS

まあ、なんともお堅い話の入りになってしまいましたが、ようするにイベントを開いて雑誌をつくった…ということです。
今日はこのことについてボチボチ、お話させて頂ければと考えております。

1:企画開催のきっかけ
僕は日頃から、株式会社ブックマークスが運営する「勉強カフェ」というところで執筆をしています。簡単に言えば、自習室とコワーキングスペースを足して2で割ったような施設でしょうか。
そこでは勉強や仕事スペースの貸与だけでなく、勉強会やイベントを行う機会も設けられています。で、そこのマネージャーから「なにかイベントをしませんか?」と提案されたのがきっかけです。
最初は読書会を開催したのですが、集客が鈍く断念。じゃあ、次何しますか? となったとき、ふと思い浮かんだのが「書く要素を加えたイベントはできないか?」というものでした。

ライティングに関するイベントは、過去に他の方もやられていました。ただ、その手のスキルアップ系のイベントはちょっと嫌だなあ、と思ったのです。「書く」のは指導して良くなるんじゃなくて、アウトプットして恥かいたり手応え掴みながら上げていくものだろ…という勝手なポリシーがあったので笑

じゃあ、どういう「書く」ことに止まらない、プラスアルファしたイベントは何か? と考えた末に辿り着いたのが、「書いたものを本にする」ことであり、数時間という範囲で成し遂げられるのは「電子雑誌をつくる」ことではないか…と。

このアイデアのバックグラウンドは自分が参加した「月刊群雛」と「NovelJam」があると思っています。電子雑誌のフォーマットは前者から、即興性のイベントという要素は後者から、というわけです。自分がこれまで体験してきたセルフパブリッシングの要素が、この段階でわりと盛り込まれていたんだなあ…と思う次第です。オマージュです(強調)

2:レギュレーションを構築する
詳しいことはここのリンクを熟読して欲しいのですが、こちらも色々悩みました。原稿を書く、校正をする、雑誌のかたちにつくる、ストアで売るの4要素を、どうやって3時間弱でおこなうか? という問題があるからです。
さすがに、この4つをいっぺんにやるのは無理があるのは明らかでした。どこまでやるか? 売るのは後回しでいい(最低限BCCKSに置ければよい)。じゃあ、残りの3つを1時間弱で回せるか? それは難しい。特に「書く」で躓いたら水の泡。
ということで、「書く」を削りました、もとい、「事前に原稿を提出できたら参加可」というルールにしました。事前に原稿が届いていれば、他のメンバーが校正する傍ら、僕はBCCKSをいじればいい…という役割分担がここでできたのです。

で、参加条件の文字数も少し悩みました。最初は4000文字以内でいこうと思ったのですが、勉強カフェ側から「長すぎる」という声がでたのです。で、なにか「講座チックな要素をいれて欲しい」とも。
告知に1ヶ月かけるので、みんな気合いをいれて原稿を持ってきてくれるだろう? という謎の想定をしたいましたが、よくよく考えると危険な発想だったと思います…笑 で、1600文字以内というルールにしました。これは「なんなの」のオマージュです。あと、なにかあったらその場で書ききれそうな文章量も1600文字かな? というのもあります。

3:イベント開催へ
1週間前に最低興業人数に無事達し、結果的に4名の参加者で決まりました。僕のを含めて、記事が5本。BCCKSの紙本で48ページは欲しいなあ、と思っていたので、ちょうど良い感じです。
2日前から原稿がボチボチ僕のもとに届きました。まあ、全部揃ったのは当日の朝なんですが。実は、最初は文芸希望が多いだろうと想定していました。しかし、結果はイベント情報とノウハウが1つ、自己啓発が2つというものでした。まあ、「自習室」「コワーキングスペース」という場の要素を考えれば、こうなるのも今となっては納得です。

12時すぎに現地入り。BCCKSで原稿を流し込んだり、イベント始めに行う校正講座のパワポを確認しながら、ぼちぼち時を待ちます。

15時よりスタート。色々喋りすぎて校正講座に予定の倍の時間をかけてしまうといううっかりを犯してしまいましたが、ひとまずスタート。最初は原稿チェックが上手くいくかな? と思ったのですが、ライター経験者の方もいらっしゃったりで順調に進みます。これは安心しました笑
僕が日頃から思っていることなのですが、ちゃんと「他者の文章を読める」ことと「自分の文章が書ける」ことは密接に関わっていると思っています。このイベントを主催したなかで、改めてこの仮説はやっぱり正しそうだな、と。

とはいえ、みんなであーだーこーだと直しているうちに、うっかり計画よりも時間をオーバーしてしまいます。当初は2時間半の予定でしたが、マネージャーにお願いして泣きの30分をゲットし、無事に各々のスマホで読める状態まで持ってきましたとさ。めでたし、めでたし。←

4:実際につくってみて思ったこと
勉強カフェ側とのフィードバックは後日行いますが、ひとまず僕が感じたことをば。
「当方編集長、その他すべて募集」で電子雑誌はできる! という名言がありますが、まさにこの通りになったというのが最初の感想です。以外と電子雑誌はできます。簡単に。
ただ、その中で大事なのはツールを使いこなすことや原稿を落とさない最低限の人間性(!?)以上に、「ちゃんとしたコミュニティができているか」だと思います。今回は「勉強カフェ」という僕が長らく在籍している場所での信頼関係が醸成されていたからこそ、上手くいった部分は大きかったです。

あと、「3時間のイベント」という括りがある以上、事前の準備も大事です。BCCKSの編集画面を映写しながら、校正やらレイアウトやらをしていたのですが、情報共有のオープンさも上手くいった一つの要因かなと。あと、できていく姿に上々の反応を得られました笑 気分は墨俣城をつくっているような…

あと、こんな身内で固めたような一冊を意外とダウンロードしてくださっており、大変感謝しております。3ストア合計で50部越えればいいかなあ、と思っていましたが、21日現在100部超えました。良い話です。

そんな感じで、我ながら良いことをしたなという心持ちです(自賛)。何とか第2回ができるように頑張ります…

ではまた

どうもです。このサポートの力を僕の馬券術でウン倍にしてやるぜ(してやるとは言っていない)