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【ゲーム考察】DQ7のキーファ

NOTEでドラクエ7関連の記事を書くのは4回目

過去3回は最後までやったクソゲーとしてネガティブに書いて来ました

今回はもしかするとDQ7がFF8やFF12のような何らかの要因で未完成作品にならざるを得なかった可能性

つまり

本来は歴代最高傑作になっていた名作だったのでは?という仮説をもとに検証していきます










キーファの不自然な離脱、不可解な伏線回収無し→キーファ=ラスボスという筋の通ったストーリーの予定だった可能性


この「ラスボスは仲間の〇〇だった」というのはよくゲーム考察で使われる手法なのですが、例えばFF8のリノアラスボス説など

トンデモ説ではありません

私はDQ7 FF8 FF12 に関してはラストが無理やり気味、つまり製作期間終盤に無理な改変はあったと思っています

DQとFFが万人向けに作らざるを得ないほど人気作である事が理由だと思います

FFTが変化球のエンディングで作成出来たのはナンバリング作品ではないからです

DQ7に関しては最近やり直して「あっ途中でストーリー改変が入ったのだな」と言えるだけの証拠が集まりました

ゲームを何周もする事で、証言や証拠を集め、真相に迫る事はとても楽しい作業でした








ぱっと見でキーファを連想させる特徴的な赤い服

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これはそのままですね

むしろなぜあえて似せてきたのか。製作者の意図を感じてしまいます






まとまりのないオムニバス形式のぶつ切りストーリー→最後に全ての話が意味を持ってくるカタルシスとなっていた可能性


マーディラス、ウッドパルナ、クレージュでは人が魔物と化す話が展開していきます

これはキーファのラスボス化を暗示させる伏線だった事になります

そしてウッドパルナのイベントでキーファは、

「自分はああはならない」という自信がありげに見えます


単発のイベントがフラグとして機能していきます



私がDQ7を酷評するのは各町での話に繋がりを持たなかった事。こうなっていればむしろ称賛、物語としての繋がりが出てきます。堀井さんは本来そう作りたかったのでは・・まあ想像の域を出ないですが






無意味で無感動なエンディングキーファからの石板→重大なメッセージと大どんでん返し

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もし主人公が、この瞬間にアレはキーファであると確信したならば、とてもショッキングな事です

と同時にこの石板のイベントがストーリーとして重大な意味がある物になります



影が薄いアイラ

キーファとの繋がりを感じさせる人物ですが、DQ7においては終盤で神、精霊とオルゴデミーラの話、主人公と祖先の大海賊の話中心になってしまいほぼ空気となります

説明書には、アイラの紹介欄に「時折見せる寂しげな瞳、どんな過去が隠されているのか」と書かれてある
しかし作中にそれらしきエピソードはない

本来はもっとイベントが用意されていたはずです







終盤で登場する無意味にも映る封魔の呪文・マジャスティス、ラーの鏡の意味

封魔の呪文・マジャスティスは主人公の固有技

モンスター化したゼッペルに使う事になります

さらにこれをパワーアップさせてギガジャティスにするというエピソードもあるのだが、中ボス以降使う機会はない

ラーの鏡は・・うん不自然だよね

ラーの鏡といえば他のナンバリングタイトルでも登場する重要アイテムだが、ドラクエ7では終盤のダンジョンでポツンと置かれているのみ

いやーそんな事あります?終盤に登場する物特に意味を見出せないとか

本来は鏡にキーファが映るなどのイベントが用意されていたとみます

ドラクエ7の発売前のキャッチコピーは「ひとは、誰かになれる」というものだった
中盤まではマチルダ(人)→魔物、デスアミーゴ(魔物)→おっさん、伝説の白い狼→ガボ(人)、ゼッペル→魔物というようにキャッチコピーに沿っているが、ストーリーの終盤に見るにどうもテーマと合致しているようには思えない







神様の曖昧な立場

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神様は過去でオルゴデミーラと人類の存亡をかけて戦ったはずが、なぜか現代では異世界で修行をしていることになっている
しかも四精霊の誤解による暴走にも傍観するのみで、裏ボスとして戦う以外には主人公たちの手助けをしてくれるわけでもない
四精霊は「神が世界をつくりしとき精霊と人を生み出した」と言っているが、パミラの解説では「神は魔王に敗れしとき、四体の分身を生み出した」と言っており、設定も矛盾している
ストーリー終盤に登場する神様は後付けとして足された存在ではないか?





聖約聖書、名前の意味から隠れた製作意図を探る

名前の前半分“オルゴ” 堕天したルシファーが司る七つの大罪の1つが“傲慢”(オルゴ)

エデン 旧約聖書に登場する楽園。DQ7のサブタイトル『エデンの戦士たち』の元ネタ。

“傲慢”(オルゴ) キーファと繋がる言葉なのだろうか?




ガンガンで連載されたDQ7漫画

神殿にもともと置いてあった石板はキーファがみつけて置いていたという改変ストーリー
ゲーム版と違いキーファ目線のシナリオとなっており興味深い





まとめ

という事でとっても話が長い事で有名なDQ7

モヤモヤの多かった事象が繋がり、個人的には筋が通るかなと思いました

ただし、これでは悲劇になってしまうので「キーファはあっちの村で平和に暮らしました。悪いラスボスを倒して世界が平和ハッピーエンド」の方が大衆向きとは思います


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