UFO（UAP）情報開示の米国の動静（2024年2月5日－2月11日）

伊福部大耀

2024年2月13日 12:47

2月5日 – UAPの話題が欧州議会議員フランシスコ・ゲレイロによって欧州委員会の議事に提出される

宇宙をめぐるさまざまな話題を取り上げた2月5日の欧州委員会本会議で、フランシスコ・ゲレイロ議員は米国で進行中のUAP関連活動に言及し、次のように述べた。

「EU委員会が欧州宇宙法に、UAPに関するデータを収集するプログラムと透明かつ公的な方法でこれらの事象を分析する科学機関を含めることが根本的に重要である。」

2月6日 – ポリティコ紙がカークパトリック博士の最近の発言の一部に疑問を呈する記事を掲載 – 「元UFOボス：国防総省は秘密主義を弱める必要がある」

ポリティコに掲載された記事の中で、カークパトリック博士は次のように述べた。

「頻繁に公の場での議論に参加することに非常に強い懸念があった。彼ら（国防総省指導部）が、他の分野への波及を懸念せずにそのメッセージを処理する方法が分からないという事実は、常にもどかしい点だった。」

一方、国防総省の報道官はこの主張に次のように反論した。

「省内での標準的な手続きは、公的関与を高官に許可させることです。私たちの知る限り、カークパトリック博士が推奨または要求したメディア活動はすべて承認されました。」

2月7日 – ジム・ハイムズ下院議員、シューマー/ラウンドUAP開示法の骨抜きへの関与を否定

下院情報委員会の民主党トップであるヒメス下院議員は、アスカポルとのインタビューで、最終的なNDAA法案で当初のUAPDAから重要な条項を削除した自身の役割を否定した。

アスカポル：「NDAA（国防権限法）に関して、シューマーのUAP修正案がどのようにして骨抜きにされたのか興味があります。あれは皆さん[情報委員会]でしたか? それは[委員長マイク] ターナーでしたか?」

ヒメス：「このことがネット上で騒がれているのは知っています。それは私たち全員のせいではなかったと思います。それについては、[委員長のマイク] ターナーに尋ねるべきです。」

2月8日 – マルコ・ルビオ上院議員、AAROの内部告発に対する関心の欠如に不満を表明

アスカポルとの会談で、ルビオ上院議員は次のように述べた。

ルビオ: 「米国政府においてクリアランスー高度なクリアランスーを持っている人々が存在し、それは一人ではありません。それは海軍のパイロットたちです。名乗り出たのは他の人たちでした。彼らが真実を言っているかどうかはわかりません。私は彼らを嘘つきと呼ぶつもりはありません。私が言いたいのは、そのレベルのクリアランスと責任を持った人々が何かを提案するのであれば、私たちは少なくともある種のことを行うべきだということです。そうした人々は大勢います。」

アスカポール: 「上院で話を聞くつもりですか?」

ルビオ: 「そのうちの 1 人が内部告発を行っています。結局のところ、私たちは最近この問題に膨大な時間を費やしていないのですが、AARO がそうしてくれることを期待していました!」

2月8日 – 情報筋は、2月10日にアラスカ上空で撃墜されたUFOは本当に異常だったと主張

ロス・コルサートと内密に話した情報筋によると、2月10日にアラスカ上空で撃墜されたUAPは非常に異常であり、明らかに従来の気球とドローンの構成ではなかったという。

［ワシントン、２月１０日ロイター］ - 米当局者らは、金曜日、米国上空を飛行していた中国の気球を軍が墜落させてから１週間も経たないうちに、米軍のＦ２２戦闘機がアラスカ上空を飛行中の未確認物体を撃墜したと発表した。パトリック・ライダー大将、国防総省首席報道官によると、小型車ほどの大きさの最新鋭航空機はサイドワインダー・ミサイルで撃墜されたという。
ホワイトハウスのジョン・カービー報道官は「この物体の所有者が誰なのかは分からない」と述べ、どこから飛行を始めたのかは不明だと付け加えた。