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AAROが否定した回収写真についてダニー・シーハン弁護士が語る(&雑感)

ロス・コーサートとダニー・シーハン弁護士の対談番組。
コーサートは調査ジャーナリストだが、法曹資格も持っているらしい。

ダニー・シーハンは過去に何度も取り上げてきた、UFO情報開示の分野で最も著名な弁護士。コーサートは邦訳も出ている『UFO vs. 調査報道ジャーナリスト: 彼らは何を隠しているのか』の著者で、現在のキーマンの一人である。

この対談の目玉は、シーハンが1977年のカーター大統領の時代に「プロジェクト・ブルーブック」の調査を行い、機密扱いになっていた「UFO回収写真」を見たという体験についての話である。

この話は、先述のコーサートの著書にも出てくる。セキュリティで守られた部屋で機密ファイルを見せられている間に、UFOの機体と思われるものの写真を見つけ、その機体に描かれている模様(文字)をこっそりとメモ帳(リーガルパッド)に写し取ったという。

こんなような文字だったらしい。

これは別の動画での映像

シーハンは、カークパトリックに対して彼のAARO報告書が嘘だということを示すための「特別な措置」を講じているとXに書いているが、この対談で語ったこと以上のものがないのだとしたら、ほとんど効果はないだろうと言わざるを得ない。

コーサートもシーハンも昨年以来さまざまなメディア(主にYouTube番組)に出まくって語りまくっているが、「発表があることを発表する」ことに終始しているだけで、当初は彼らの発言に集まっていた関心も次第に離れて行っているのが実際のところではないだろうか。

また、コーサートがシーハンの運営する「新しいパラダイム研究所」の有料講座の宣伝をするに及んで、UFOコミュニティ(Reddit)からは、「また金儲けか」「スティーブ・グリアと同じだ」などの声が上がってしまっている。

私自身、2001年の「ディスクロージャー・プロジェクト」の際にはリアルタイムで資料を取り寄せたりしてかなり注目していたのだが、結局鳴かず飛ばずに終わったこともあり、こちら方面への関心から撤退していたのを、昨年の公聴会あたりから再び関心を蘇らせていたという経緯もある。

2024年は昨年以上の大きな動きがあるのか、まだ注目はしているが、なかなか厳しいのかなとも思いつつある。

デビッド・グラッシュのような本当にリスクを負って立ち上がる人々がどのくらい出てくるかだろう。

それはそれとして、SOLファウンデーション総会の動画で紹介したような、文化系の方面での興味深い話題はこれからも追いかけていきたい。

3月12日付けで、これまでのダニエル・シーハンの発言をまとめた膨大な文書(メガブログ)がアップロードされた。

あまりにも長文のため、中身はこれから読み、おいおい紹介していきたいと思う。

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