Kona Blue について
4月16日にAAROが「コナ・ブルー Kona Blue プログラム」に関する文書を突然機密解除したことが話題になっている。
このプログラムの目的は、非人間型航空機、「AAV」(先進航空宇宙機) の入手、研究、リバース エンジニアリング、識別とされているが、非人間型航空機のようなものが存在しないため結果的に実施されなかったという。
文書の全文(PDF)はこちら
AAROがこのタイミングで文書を公開したのは、先日公表した歴史記録報告書が信用性に欠けるという批判の声が上がっていることに対し、「地球外テクノロジーの証拠は存在しない」という同報告書の結論の正当性を示すことが目的と考えられる。
その目的が達成できるかどうかはさておき、現段階で注目すべきは、文書の中に以下のような項目が列挙されていることだろう。
・Retrieving data across dimensional/space-time
次元/時空を横断するデータの取得
・Develop Remote Viewing and remote communication countermeasures
リモートビューイングと遠隔コミュニケーション方法の開発
・Determine baseline for physical transport across dimensional/space-time barrier
次元/時空の壁を越えた物理的輸送のベースラインを決定する
・Rapid-Response Medical Teams for UFO Interaction Events
UFO インターアクション事件に迅速に対応する医療チーム
これらの計画が実行されなかったとしても、なぜアメリカが2010年代に至ってもこのようなプログラムに予算を支出しようとしていたのかという疑問は残る。
現在連載しているインゴ・スワン「リアル・ストーリー」は、1970年代から80年代にかけて実際にCIAなどの機関で行われていた、リモート・ビューイングをはじめとするESP実験(「超能力スパイ養成プログラム」)の歴史と内幕を描いたドキュメントであり、現在のディスクロージャーの見地からもその意義と価値を失っていないと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?