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【Pauper】ナヤZooについて書きたくなった【動物園ガイド】


●動物園について書いたら「動物園ガイド」ってことになるじゃん!うはwwwww

書きたい衝動に駆られたのでナヤZooについて書きます。
このデッキについて、以降は「動物園」と呼称します。

正直対戦相手には覚えておいてほしくない内容なので、各自読み終わったらドビーがセルフお仕置きをする要領で壁に頭を打ち付けて記憶を消してください。頼むぞ。

書く以上はキッチリカッチリちゃんとやるので備忘録なんて言って逃げ道も作らないし金も請求しないし役に全然立たないことを書きます!これを読めば君も動物園博士だ!

何から話すべきか―――ではまず冒頭のツムリが英寿にマグナムシューター40Xを突き付けたシーン、いわゆる「OP再現」についてですが・・・ごめん!ごめんて!ちゃんと動物園について書きます。

●動物園ってなんだよ

緑と白の優秀な生物を赤の火力でサポートする多色の軽量ビートダウンです。
この部分は他フォーマットとそれほど違いはありません。

パウパー環境においては名前が似てる「ドメインZoo」という化石みたいな遺物がありますが、基本コンセプトから全然違います。「プロヴィデンスガンダムとスターゲイザーガンダムくらい違う」と言えばスッと理解できると思います。
ドメインZooが如何にダメなデッキかは一万文字くらい語れますが、そういうネガティブなことを書くのはあまり良くないので今回は省略します。

これくらい違う!わかりやすい!

動物園がどういうデッキなのか、もう少し踏み込んだ事を簡潔に書くと

2Tに《野生のナカティル/Wild Nacatl》&《怨恨/Rancor》で5点削り、 残り15点をパワー3の生物と稲妻で5発食らわせて勝つことを目的にしています。

自分がクリーチャーの採用基準にパワー3を重視しているのは上記で大体説明できます。
このビートダウンプランを達成するために精一杯頑張ります。

伝えたいこと大体伝えてしまったな・・・でももうちょい何か語りたいので続きます。

なぜ島村卯月でもないのに「精一杯頑張ります」と言ったのか。動物園はお世辞にも環境の主要デッキと張り合えるほどのパワーはありません。

  • パウパー環境最弱の「緑」を主軸にしている

  • 3色デッキなのでとにかく出力が不安定

この2つの弱点がとにかく致命的です。 最高にかっこいいデッキであること以外利点が無いポンコツデッキですね。

トップメタのデッキの強さを1.5、それ以外の主要デッキの強さを1.0としたら精々0.8くらいのデッキパワーしかありません。競技レベルの大会では常にこちらが格下の状態で戦うことになります。

そこを「精一杯頑張る」ことで0.9を目指すのが動物園です。デッキ選定以外の全てを妥協せず頑張らないと0.7のパワーも出ません。 具体的に書くと

  • 勝ち筋を明確にしたゲームプランの設定

  • 環境の全アーキタイプの把握

  • 数字に基づいたマナ基盤の構築

  • 多色であることを活かした変幻自在のデッキ構築

  • 心理学、ミスディレクション、ブラフ、盤外戦術etc.あらゆるものを活用する気概

  • 幾千幾億の敗北にめげない精神力

の6つが重要です。
ここらへんの普通はそこまで頑張らなくてもいいことをやって、やっと人並みちょい足りないくらいのラインに立てます。僕の人生みたいですね。 ではこの6つについて説明します。

●勝ち筋を明確にしたゲームプランの設定

これは動物園に限らずマジック全般に言えることですが、プレイングにおいてゲームプランをしっかり立てて進行できないプレイヤーは基本的に弱いです。デッキも弱くてプレイヤーも弱いともうどうしようもないです。自己紹介はこれくらいでいいですかね。

・この試合は「攻め」と「受け」どちらを選択すべきか
・戦場と手札のクロックで何ターン後に相手を倒せるか

などなど数ターン先のゲームに勝つことを意識してプレイしましょう。
何事も基礎基本が一番大事なので最初に書きました。

動物園としてはとにかく「最低1回5点パンチを食らわせる」ことを意識しましょう。
5点とはすなわち動物園最強のムーブ「2ターン目に3/3の《野生のナカティル/Wild Nacatl》に《怨恨/Rancor》つけての5点パンチ」です。
3点だけだと7発殴る必要がありますが、5点を一発食らわせていれば6発で済みます。この1発の違いが果てしなく遠い。
ジャブだけで相手を倒せるのは鷹村とか板垣みたいなやつなので、青木(動物園)はカエルでもいいから強い一発を狙わないと勝てません。

デッキ相性は移り変わるメタの中で語っても情報が古くなるだけなので詳しく書く気は無いのですが、この2ターン目5点パンチを防いでくる《稲妻/Lightning Bolt》を撃てる赤単、《殺し/Snuff Out》を撃てる黒系が非常に苦手で、序盤に除去を撃ってこないデッキを得意とします。

あとはデッキというよりも動物園がどういうデッキかわかっていなくてプレイングがブレているプレイヤーに滅法強いです。とにかくデッキ情報が割れてる身内に弱い!!!!!!!

●環境の全アーキタイプの把握

ローグを使って勝ちたいのであれば主要アーキタイプを使い手以上に理解するくらいの気概が必要と尊敬するプレイヤーが言っていました。パンダさんって言うんですけど。

でもこれはマジな話。知識は力です。せっかく安くカードが買えるフォーマットなんで大体の主要アーキタイプ組めるくらいのカード資産と知識は持っていた方がいいです。
ローグである上に知識も相手に負けていたらどうしようもないです。これは自己紹介じゃないです。

次からちゃんと動物園の中身に触れるから少しだけ我慢して!
あと役に立つ情報も多分ここまでだからそれは諦めて!

●数字に基づいたマナ基盤の構築

「人生のあらゆることを適当にやってもいいけど多色デッキのマナ基盤だけはしっかりやれ」

カードゲームは確率のゲームなので土地事故は確率によって発生します。
それを構築段階で可能な限り回避するのがデッキ構築です。
自分の中で妥協するライン(%)を設定し、それに基づいて構築します。

◯土地枚数について
自分は土地由来のキープ基準(2枚以上土地でキープ)を75%程度になるように設定しています。

60枚だったら土地は20枚以上です。土地換算できるカードも土地に加えていいでしょう。
ただ動物園は3色デッキなので色事故もケアしないといけません。
ビートダウンなのでタップインのカードばかり入れていたら序盤もたついて死にます。

《野生のナカティル/Wild Nacatl》を中心としたデッキなので基本土地タイプを持たない土地も採用できません。
動物園は緑白赤の3色デッキですが、当然ながら均等3色では絶対に回りません。5色なんて論外。
なので
第1色「緑」第2色「白」第3色「赤」と優先順位を設定し、その色が出る比率とデッキ全体の採用カード比率をあわせています。とにかく緑の《森/Forest》だけは引きたい。

ちょっと何を言いたいかわからなくなったので、条件を整理しましょう。
初手に
・緑の土地1枚以上
・土地(土地換算カードも含む)が2枚以上
の条件を75%以上の確率で満たし
・極力アンタップイン(努力目標)
・基本土地タイプを持つ
の条件をクリアする

これが動物園のマナ基盤要件です。もっと簡単に二文字で表すと「地獄」です。

自分は
土地20&《地勢/Lay of the Land》系カード4枚
土地22&《豊かな成長/Abundant Growth》系のマナフィルター4枚
を目安にしています。これで大体キープ率が73%になります。こんだけやっても73%なのがしんどい。『指輪物語』で無色土地サイクリングのサイクルが重くて微妙に動物園に入らないのもしんどい。僕だけ『バルダーズ・ゲートの戦い』の門サイクルに基本土地タイプつけさせてほしい。

ちなみにこの条件でキープしても《野生のナカティル/Wild Nacatl》が《さまようもの/Wandering Ones》になるシーンが待っています。

パウパーの多色ビートダウンはマジで地獄。本当に地獄。
ちゃんと確率計算せずに適当に組んだ多色デッキが回らなくてぼやいているやつ、おい、そこのお前だ。当たり前だバーーーーーーカ!!

●多色であることを活かした変幻自在のデッキ構築

大前提として動物園がいかに地獄か伝えたので、ここからメリットについて書きます。あるんだ、メリット。

動物園は主に
・緑単ストンピィ
・ボロスラリー
・呪禁オーラ
・赤単
のノウハウをベースにして作られています。それらの強みを組み合わせて《野生のナカティル/Wild Nacatl》をサポートします。
なんなら《豊かな成長/Abundant Growth》系のカードを採用していれば青や黒も出るので《喪心/Cast Down》や《否認/Negate》も一応唱えられます。一応な。

大事なのは変幻自在であることで、常に最新のメタに合わせてデッキ構築を変える柔軟性が求められます。成功体験は構築を鈍らせるのでそんなもの忘れ・・・るの難しいよね。

ざっくりいうと
4 《野生のナカティル/Wild Nacatl》
4 《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
4 《怨恨/Rancor》
以外はほぼフリースロットなので色々試しましょう。そのための「環境の全アーキタイプの把握」であり、この変幻自在さが後述のブラフに活きます。

とはいえデッキ構築は複雑で難しいので、自分は「セクション理論」を使っています。
「セクション理論」とは、シナジーのある組み合わせを一つのまとまりとして定義づけ、それをスロットに当てはめて評価していく構築方法です。

例として
・《豊かな成長/Abundant Growth》&《コーの空漁師/Kor Skyfisher》&《道の探求者/Seeker of the Way》のシナジーを活用する「雪玉果敢システム」
・《戦隊の鷹/Squadron Hawk》と《腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak》で4/4飛行を何度も作る「鷹蔦システム」
などなどがあります。シナジー思いついたら片っ端からメモろう。

セクションとセクションとでディスシナジーになるものもあるので、その場合はそのセクションの評価点を下げて別のセクションを当てはめます。
例:「鷹蔦システム」と《実験体/Experiment One》(《実験体/Experiment One》が《戦隊の鷹/Squadron Hawk》で育たない)

カード同士をセクションで関連付けると、サイドボーディングも比較的簡単になります。不要なセクションを切り離して入れたいサイドカードをインすればいいので。なのでサイドカードは極力偶数にしたい。

パウパー太郎「なるほど!常に色々試して頻繁にアップデートをしているのでデッキリストを貼ってないんですね!」
動物園博士「その通りじゃ!決してMO起動してサンプルリストのキャプ画を作るのがめんどいとかではないぞ」

●心理学、ミスディレクション、ブラフ、盤外戦術etc.あらゆるものを活用する気概

ここマジであまり語りたくないので端的に少しだけ。
あと基本的に格下のローグが使う「弱者の戦法」なのと、度を越すと反則行為になりかねないからマジでほどほどにしよう。遊びで人間性終わらせてはいけない。

心理学

人間は「Z」の形に視線を動かして眼の前のものを確認します。テレビや広告で一番大事な情報を左上に配置するのはそういうことです。これはマジックにも応用できて、相手に印象付けたいカードを相手からみて左側に配置することで相手のサイドボーディングに影響を与えることができます。
対動物園のサイドボーディングを考えている異常者はほぼいないので、相手は直近のゲームから情報を得てサイドボーディングをします。
相手が青いデッキなら《山/Mountain》を自分から見て右側に配置することで大体腐る《青霊破/Blue Elemental Blast》をサイドインさせたり、《祭典壊し/End the Festivities》のような1点全体除去を入れられたら困る相手の場合は《野生のナカティル/Wild Nacatl》等のタフネスが高いカードをあえて目立つ位置に配置したりします。
大事なのは直近のゲームで相手はどのカードが印象に残ってるかを意識することです。
めちゃくちゃ目立つプロモ版《野生のナカティル/Wild Nacatl》のアイドル性すらも味方につけろ。金輪際現れない一番星の生まれ変わりゲッターだぞ。

ミスディレクション

心理学の応用です。さっきと逆の理屈で《食べ物・トークン》を相手の意識から遠い場所に置くことで相手のライフ計算を狂わせることができます。
シャカパチしつつメモはしっかり取るタイプは目の端で盤面を見がち(悪く言うと視野が狭い)のでけっこう効きます。
でもダイスなんかをトークン代わりにするのはマジでわかりにくからやめろ。最低限カードを使え。ダイスでタップ状態とかわかるわけねえだろ。それはテクじゃなくてズルだ。

ブラフ

デッキに入っていなくても入っているように振る舞うことで潜在的なアドバンテージを産むのが一番わかりやすいやつですね。
手札に何も無くても森2枚立たせて自信満々で殴れば相手は《巨森の蔦/Vines of Vastwood》を警戒してくれます。大事なのは自信満々であること。サイドボードに1枚も無くても《塵は塵に/Dust to Dust》やら《虹色の断片》やらを4枚突っ込んだ顔をしろ。
後半土地を引いた時に待ってました感出せばその土地は土地でない何かに変わるぞ。

盤外戦術

1つだけ誰でもできるめちゃくちゃ簡単で効果的な盤外戦術を教えます。
「清潔感を持って笑顔でお行儀よくフレンドリーにプレイする」
これだけで相手が心を許してもしかしたら適切な選択肢を教えてくれるかもしれません。
もし負けても、自分で気づかなかったミスを教えてくれるかもしれません。
長い目で見たらめちゃくちゃ爆アドなのでやらない手はないです。

MOではなく紙のゲームでは対戦相手は画面の向こうじゃなくて眼の前にいます。カードを動かす癖、視線、どのカードにどんな反応をしたか、手札と盤面以外にも情報はめちゃくちゃ落ちているので、それをしっかりと拾って活用することがめちゃくちゃ大事。でもイカサマとかつまらねえこと死んでもやるんじゃねえぞ。

●幾千幾億の敗北にめげない精神力

こんだけやっても動物園はめちゃくちゃ負けます。それでもめげずに動物園を握ろう。戦後の物資不足を耐えてリアル動物園が復活を果たしたように、敗北が動物園を強くする。
敗北を楽しめ。
敗北から学ぶことを楽しめ。
色事故している時の苦しみを楽しめ。
《野生のナカティル/Wild Nacatl》が1/1のままであることも楽しめ

●動物園を使ってみたい?

そんなあまりにもテクニカルな動物園に興味が出てきた?ではこの動物園はどんなプレイヤーに向いているのでしょうか?
Yes/Noのフローチャートを用意したので5つの質問に答えるだけで動物園への適性があるかがわかって、ついでに君にピッタリのデッキもわかるぞ!

Q1
勝利が全て。それ以外は無価値だ。
Yes→動物園適性「無し」。その時のトップメタデッキを使おう。あとパイオニアやれ。
No→Q2へ

Q2
青いコントロールデッキがとにかく大好き!カウンターを構えてると安心する!
Yes→動物園適性「無し」。青いデッキ使ってろ。
No→Q3へ

Q3
細かいコンバットは苦手だ。可能なら他人とも極力会話したくない。暗い部屋の片隅でうずくまって余生を過ごしたい。
Yes→動物園適性「無し」。呪禁オーラで対話を拒否しよう。あとたまには外に出ろ。
No→Q4へ

Q4
常に一撃必殺のビッグアクションで相手を圧倒したい。
Yes→動物園適性「無し」。ランプで土地を伸ばそう。でもその考えは嫌いじゃないよ。
No→Q5へ

Q5
色事故が苦手。常に安定を取りたいし、家庭的で心優しい公務員と結婚したい。
Yes→動物園適性「無し」。緑単ストンピィで安定を取ろう。あとそんな結婚相手はいない。
No→動物園適性「無し」。ナヤスリヴァーで相手を蹂躙しよう。


Q.動物園使ってみたいって言ったよな?
A.絶対スリヴァーのほうが安定して強いからスリヴァー使え

あと各自壁に頭打ちつけて記憶飛ばすの忘れないで。

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