オークスメモ③

オークスということで(?)
『ハーツ産駒仮説』をあらためて。

ハーツクライの産駒の特徴として、

ざっくり(強引に)分けてしまうと、
短いところで早めから活躍するタイプと
長いところで本領発揮する晩成タイプ。
この二つに分かれると思います。
これは瑠星Jも言ってましたが、
どうしても緩いところがあるようで、
それを若駒から完成させようとしてしまうと
劣化がおそろしく早くなると。

息の長い活躍は見込まずに、
若駒で仕上げてくるタイプは
マイル前後は狙えるものの、
長いところではダメなのではないか

そういう仮説です。

産駒の全体成績を見れば、

2400mの複勝率が高いのは当然として、
2.3歳時に活躍するタイプはどうしても
14〜1800mに偏りがち。

重賞成績もしかりで、
※レース設定の関係上仕方ないとは思いますが、
2016年以降、
牝馬13勝のうち10勝が14〜1800m。
残り3勝はエリ女、宝塚、有馬で、
全てリスグラシューのもの。
そのリスグラシューですらオークスは5着。
もう少し遡ると、
今回の18.イングランドアイズの母、
ヌーヴォレコルトのオークス勝ちはあります。

同じく2016年以降、
ハーツ産駒3歳牝馬の重賞成績は3-6-4-77で
勝率3.3%、連対率10%、複勝率は14.4%。
3勝は、
2017年クイーンCのアドマイヤミヤビ
2019年フィリーズRのノーワン
今年のクイーンCのハーパーのみと
全て1600m以下。
2着は
リスグラシューの秋華賞と
2019年フローラSシャドウディーヴァ
今年のフローラSソーダズリングはあるものの
あとはフェアリー、チューリップ、桜花賞と
2000mまで。
3着で
2017年オークスの前述アドマイヤミヤビ。
あとはフェアリー、チューリップ、ローズS。

やはりこの時期のハーツ産駒牝馬にとっては
なかなか2400mの距離は難しいと言えます。

ちなみに、

ハーツ産駒牝馬全体の2400mは3-2-1-49で
勝率5.5%、連対率9.1%、複勝率10.9%。
2020年に1着1回2着1回、
2021年も1着1回2着1回、
昨年は馬券圏内なし。
ナオミラフィネが阪神2勝クラスで勝った以外は
ほとんど未勝利クラスのもの。
※前述アドマイヤミヤビのオークスのみ。
こうして見てみると仮説的を裏付けていて、
なかなか厳しそう。

そこでオークスですが、

期待値的にも
12.ハーパーは切ってしまおうか?
となるわけなんですけれども…。
悩ましいのが2つ、鞍上と厩舎です。

言わずもがなではありますが、
ルメールJの東京芝2400m重賞成績は7-7-1-10。
3歳馬に限ると6-6-1-9。
牝馬だけですと5-1-0-3。
これはダービー5着サトノレイナス含むです。
オークス成績は2016年以降で3-1-0-2。
高確率で馬券になっています。

一方で、
友道先生のオークス成績は0-0-1-3。
府中の根幹距離は強い印象がありましたが。
ちなみに調べてみましたら、
9-6-6-40で勝率14.8%、連対率24.6%、
複勝率は34.4%でした(牡馬9-6-5-37)。
それだけ、
ダービー、JCなどで活躍している印象が強い
ということでしょうかね。
なぜ友道先生を取り上げたのかと言いますと、
ハーツ産駒牝馬の例外的存在、
アドマイヤミヤビが友通厩舎所属でしたので。
アドマイヤミヤビも2番人気でした。

クイーンC勝ちがあり、
桜花賞を使って、オークス3着。

この前列をハーパーがたどれるかどうか。
あの時は、
2.4倍の1番人気ソウルスターリングが勝ち、
4.8倍の2番人気アドマイヤミヤビが3着。
※2着は6番人気(15倍)モズカッチャン。
人気薄でフローラSを勝った子ですね。
歴史が繰り返すのであれば、
1着リバティアイランド
2着ゴールデンハインド?
3着ハーパー
となるのでしょうか。

現時点で気分的には、
ハーパー消したい欲
が高まってきていますけれども笑
どうしましょうかね…。
もう少し考えてみたいと思います。





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