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社交不安障害

社交不安障害とは、対人関係において著しく不安や緊張、恐怖を覚え、その場や機会を避けてしまう障害です。
子供の場合は親から離れず、泣いてしまったり、癇癪をしてしまいます。また思春期以降、対人関係のつまづきから症状を悪化させるケースもあります。
性格と考えるよりも、脳の特性と理解します。また避けることで不安が更に高まるため、学習や習慣による結果とも理解できます。
発達障害の特性の有無を考えることも重要です。うつ病や統合失調症の鑑別も重要です。
不安耐性改善のために抗うつ薬を内服したり、症状緩和のためにベンゾジアゼピン系抗不安薬を対処療法的に使用します。
対人交流の乏しさから、自己や他者理解の経験が少なく、誤った認知をもっていたり、精神的に未成熟なことも多くあります。そのため認知行動療法などのカウンセリングや、訪問看護、デイケア、就労移行支援など様々な医療従事者との交流を通じて、経験を積み、対人不安に慣れていくことが重要です。

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