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パニック障害

パニック障害はストレスや精神的疲労が蓄積することで発症する障害です。
パニック障害はパニック発作、予期不安、広場恐怖の3つの症状があります。
パニック発作は自律神経発作にも似ていて、動悸や呼吸苦などの自律神経反応や今にも死んでしまうのではないか、という不安や恐怖に襲われるものです。
予期不安とはまた発作が起きるのではないか、と発作がないときにも不安をいだきつづけることを指します。
広場恐怖とは、また発作が起きたらどうしようと、特定の場所を避けることを指します。広場といいますが、広い場所だけでなく、公共機関(電車やバス)、囲まれた場所(店、映画館)、列や群衆の中、家の外にひとりでいることなどの場所でも多くあります。
パニック発作を伴わず、広場恐怖がメインの場合は広場恐怖症という病名がつきます。

イメージとして、パニック発作は交感神経系が活性化し、閾値を超えた時に起きます。なので、治療は閾値を上げるべく抗うつ薬で体質改善をしたり、発作時には交感神経を抑え、副交感神経を刺激する(深呼吸、抗不安薬)ことが重要です。
パニック発作は死ぬかもしれないという恐怖感に襲われるものの、実際には時間がすぎれば症状が軽快します。なので発作が起きた時に「これはパニック発作で、これで死ぬことはない」と自分を客観視できるようにしておくトレーニングが有効です。また暴露療法といって、苦手な場所に少しずつ挑戦することも重要です。ストレスを貯めにくい思考(しなやかな思考)や行動を身につけることも重要です。これらの技法をまとめて学ぶことを、認知行動療法といいます。

参考
eヘルスネット パニック障害(2021/6/4)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-050.html

厚生労働省 みんなのメンタルヘルス(2021/6/4)
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_panic.html

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