「大学生とは」 2年・大西翔也
今回部員ブログを担当します、スポーツ科学部2年、大西翔也と申します。
最後までお読みいただけると幸いです。
大学に入学して約1年半が経過し、今は大学生として落ち着いている時期。
私は最近、「大学生とはどのような時間か」と自分に問うことがあった。
この問いに対する考えは人それぞれ異なるし、人それぞれの答えがある。
そこで、自分なりの答えを見つけようと考えた。
大学に進学する理由を考えると、専門的な知識を身に付けるため、将来に結びつけるため、新たな考え方や価値観を知るため、などが思いつく。
大学には、学び、勉強、そして他にもさまざまな経験をする機会がある。
授業を自由に選ぶ、勉強する、部活動・サークルに入る、アルバイトをする、交流をする、就職活動をする、旅行をする、遊ぶなど、大学生には多種多様な生活スタイルがあり、多くの選択の自由が溢れている。
最低限の単位基準を超えれば、大学生という時間を自分の好きなように、自由に選択することができる。
この「自由」が、大学生それぞれの多様な生活スタイルを生み出す。
大学生という時間で、自分が何を選択し、何を経験して、卒業後どうするか。
大学生活をどのように選択していくかを考えると、大学生がどのような時間かが少しづつ見えてくる。
大学生くらいの年齢になると、自分の事がある程度分かるようになる。自分の能力、好き嫌い、人間関係、性格、周りの反応など、今までを振り返る事で自分がどのように生きてきたかが分かる。
そして、大学卒業後は、ほとんどの人は社会人として仕事をすることになる。仕事をするということは、社会に貢献するということ。その、社会に貢献するために必要なことを大学で学ぶ。
つまり、大学に入学するまでの自分を踏まえ、大学生という期間で自分の土台をつくり、卒業後を選択するというのが一連の流れ。
そこで私は思った。
大学生の今、自分が選択したことは、全て次の道へ進むための選択肢になっていること。日常で起こる選択の数々は、全て次の道へ進むための選択にしなければいけないということ。
選択の自由があるということは、その分、明確な理由や目的を持って選択を決断する必要がある。
大学生には、多くの選択の機会がある。
だから、大学生は自主性が求められる。自分で判断しなければいけない環境にいるから。自分で、自分の大学生活を選択しなければならない状況にあるから。
こうして考えていると、私は大学に進学して、最も身に付いたと思うことがある。
それは「自分を見極める能力」である。
多くの選択の機会の中で、自分の判断軸で選択をしていくうちに、自分がどのような人間かを見極めることができた。好き嫌い、得意不得意、価値観、考え方、世界観、そして、今後どのような道を歩みたいのかなど。
数々の選択を繰り返すことで、自分を見極め、自分の方向性を定めることができた。
ここで、私の冒頭の疑問、「大学生とはどのような時間か」に対する自分の結論を見つけた。
それは、大学生とは、「自分を見極め、未来の選択肢をつくる時間」である。過去の自分を見つめ、今の自分を見極め、未来に向けて準備をする期間が大学生。
大学は卒業するためにあるのではない。
さまざまな選択を繰り返し、自分という人間を確立させるために多くの機会を提供してくれる場所である。
過去の選択の結果が今の自分。
今の選択が、未来の自分をつくる。
今までは与えられたレールに乗っていただけかもしれない。ただ、これからは自分で未来を切り拓いていかなければならない。
私は、大学生を武器に、これからも自分を見極め続けていく。
最後までお読みいただきありがとうございました。
大西 翔也(おおにししょうや)
学年:2年
学部:スポーツ科学部
経歴:浦和レッズジュニアユース(さいたま市立桜木中学校)→浦和レッズユース(さいたま市立大宮北高校)
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