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「未完成交響曲」 1年・竹浪良威

「我々は誰もみな発展の途上にある。
到達した者は誰もいない。だからこそ、普段以上の努力が必要。我々は皆孤独。努力するのは自分一人。だからこそ、その孤独を自覚する者同士支え合う。これが切磋琢磨の心がけ。
我々は誰もが弱く、もろく、時にずるい。
同時に我々は誰もが何らかの可能性と天命をもつ。そんな自分を見据えること。生きるということは自分を知ること。自分を知るために問いかけること。
自分を深く見つめ、今の自分に追いつき乗り越えよう。そして、自分を見つめるためにも、周囲へのさらには世界へのまなざしを持とう。広く、高く、遠く、深く、見つめるまなざしを持とう。」

これは僕が国学院久我山高校に入学した当初に、先生に「とりあえずメモれ」と言われて戸惑いながらも必死にメモった言葉。


当時は理解できなかったけど、高校を卒業し、早稲田大学に入学して、
自分の存在意義や自分は何のために生きているのかという疑問にぶつかった時に、

まだまだ自分は未完成で、この大学4年間で"自分を知る"こと、もっと言えば"自分はどんな人生を歩みたい"のか、
その為に自分に常に問いかけること、自分自身を見つめること、時にはベクトルを外に向け、周りの人やチームメイトとぶつかり合いながら、世界の色々な人々の考え方に触れることで、
少しずつ自分という人間が創られていくんだ。

という、高校入学の時に言われたあの言葉の意味を少しだけ解釈できた気がした。


そんな僕だが、大学生活が始まってから、思い描いていたような時間を過ごせているわけではない。
何のためにサッカーをやっているのかわからなくなることもある。
自分はこれだけ出来る、やれるっていう自信はあるけど、上手く行かないことに対して向き合うことができなくて、正直言うと、サッカーに対する熱が冷めていったこともあった。
でも、なんだかんだサッカーって楽しいし、面白い。モヤモヤした気持ちでグラウンドに行っても、仲間とボールを蹴るとなぜか楽しくなってる自分がいるし、楽しんでプレーしていると、あっという間に90分が終わる。


好きこそ物の上手なれっていう言葉があるけど、


楽しくなる→成長→上手くいかない→練習→楽しくなる→成長→上手くいかない→練習→楽しくなる

この繰り返し。なんだそれって思われるかもしれないけど、僕の今までの経験からして、これがしっくりきてる。


そして、僕は常にワクワクしていたい。自分の人生に、自分の可能性に。
ワクワクしている時は、何事もうまくいくような気がする。

高校の時の担任の先生から、こんなことを言われたことがある。


(これは野球の話だけど)

「負ければ引退の全国をかけた決勝戦、スコアは0-3。2アウト満塁で打席が自分に回ってきた。お前らはどんな気持ちでその打席に入る?」

「多分めちゃくちゃ緊張すると思います。」

「いや、ダメダメ。その場面ってめちゃくちゃチャンスじゃん、だってホームラン打てば逆転で、次の日の新聞の一面にでかでかと載れる!よっしゃ!でしょ。」

つまり、ワクワクして打席に入れってこと。
ピンチの場面でもワクワクすることができれば、必ず状況は良い方向に転ぶと思う。逆に、不安になってプレッシャーを感じてプレーをしても、何も良いことはない。

今現在、僕はピンチかもしれないけど、毎日ワクワクして、楽しんでプレーすることでチャンスは巡ってくると信じている。


僕は、高校を卒業してから、大学生活というとてつもなく大きな白いキャンバスを目の前にして何を描けているだろう。
半年たった今でも、まだ真っ白のまんまかもしれない。
周りのみんなより遅れをとっているかもしれない。
でも、今は何も描けていないように見えて、4年後に出来る絵のレイアウトを考えている最中だと思う。
どのくらいの大きさで、どういう色で、どこに何を描いていくのか。
まだまだ未完成の僕だからこそ、今からどんな絵を描くことも出来る。
ア式の先輩達が描いているものを真似することだって出来る。
でも、僕は自分にしか描けない、自分らしい作品にしていきたい。

さぁ4年間でどんなキャンバスが出来上がるかな。


やっべ、めちゃくちゃワクワクしてきた。


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竹浪 良威(たけなみ らい)
学年:1年
学部:スポーツ科学部
経歴:FC東京U-15むさし(府中市立府中第五中学校)→國學院大學久我山高校

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