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「サッカー以外の武器」 1年・余合壮太

平素よりお世話になっております。社会科学部1年の余合壮太です。
拙い文章ですが、最後までお読みいただければ幸いです。

自分は、自己推薦入試で早稲田大学を目指した。高3の夏休みから何回も何回も小論文と面接を練習してきた。スポーツ科学部合格を目標にしていたが、受かったのは約1週間で準備した社会科学部の方だった。奇跡だった。

まず、部員ブログに書こうと思ったことは、小論文の練習をしていく中で1つ自分の中で引っかかったテーマについてである。そのテーマは、「スポーツ推薦に反対という声があるが、それについてあなたの考えを書きなさい」だった。自己推薦入試は、小論文と面接があるもののサッカーの競技歴が加点されていたため、スポーツ推薦に近いものであった。だから、当然のようにスポーツ推薦に賛成の立場で書き始めた。けど、スポーツしている人のメリットを書いていると、頭の中で矛盾点が生まれてくる。例えば、スポーツしている人には忍耐力や精神力があると書いたが、本当は、好きでもないだろう勉強を合格という目標のために毎日10時間以上している人たちの方がよっぽど忍耐力、精神力があるのではないかとか。自分はスポーツをしているのに、スポーツをしている人の良さを上手く伝えられないもやもやを抱えたまま、その小論文では綺麗事を書いて終わった記憶がある。今でもサッカーしてきたからこその何かを自分で掴みきれていない。

少し話は変わるが、幼稚園から自分は常に生活にサッカーがあって、ある程度高いレベルや環境でサッカーを続けてこられた。プロサッカー選手という夢を諦めきれず大学でもサッカーを続けているが、プロになれなかった場合のことをよく考える。けど、社会人になり日常からサッカーが無くなった時、自分に何が残るか想像がつかない。多分、今のままじゃ何も残らない。夏休みにバイトを始めてみて改めて再確認させられた。サッカーのない世界でいかに自分が無力であるかを。  

最後に、ア式蹴球部とポカリスエットがコラボしてるCMで自分に響くものがあった。その中の一部のフレーズを紹介したい。

『サッカー以外に誇れる武器は?』
『問い続けよう、その先に見える世界が違ってくるから』

サッカー以外に誇れる武器があると自信をもって言えるサッカー選手はどれだけいるだろうか。

自分は大学4年間、サッカー以外に誇れる武器を自分に問い続ける。そして、答えを見つける。それが、きっと冒頭で引っかかっていた小論文の答えにもなるはずだ。

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余合 壮太(よごう そうた)
学年:1年
学部:社会科学部
経歴:FC東京U-15深川(都立両国高校付属中学校)→市立船橋高校

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