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早稲田卒ニート180日目〜目の前にいる大人の話を聞け〜

YouTubeにある勉強や受験に関する動画には、ろくなものが極めて少ない。ないとまでは言わないが、検索して上から順番に見ていくと、まともな動画に出くわすのが極めて困難なことだとわかる。内容は薄っぺらく、胡散臭い喋りで信頼に値しない。こんなアホくさいことを垂れ流す動画にもかかわらず、コメントには賞賛の嵐が巻き起こり、「神授業」だの「こんな授業を受けたかった」、「学校の先生と変わってほしい」だのと書かれているのだから、どうも信じられない。これは「受け止め方は人それぞれ」だとかいう話ではなく、くだらないものをくだらないと思えるだけの理性を有していないところに問題があるのである。

現役の小中高生は、YouTubeの勉強方法動画なんかを見て参考にするという愚行を避け、現実の信用に足る大人へ教えを請うべきである。親でも教師でもいい。とにかく「信頼」ということが大事である。

が、目の前の大人の発言を軽んじて、画面の中の見知らぬ人の話を重んじる。こんな状況にしたのもまた、そこにいる目の前の大人であるのかも知れない。目の前にいる大人の口から薄っぺらい言葉ばかりが出てきて深い話が聞けないのであれば、それに飽き飽きして、面白いものを画面の中に求めるのも無理はない。そして、現実でも画面の中でもいいが、たとえそこから教えを請うたとしても、徹底して謙虚にそれを実行し続けられる奴は、極めて少ない。だからやはり、「信頼」ということが肝心なのである。

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