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文通するように編集する【きくちのアシスタント記#4】

文通、したことありますか?ここ最近、手紙を書きましたか?


こんばんは、小松崎さんアシスタントの菊池です。

そうそう、私、文通が好きなんです。小学生の頃から今まで、いつも手元にはレターセットのストックがあって、ずっと文通を続けています。

という事実に気づいたのが今、ってくらいに、私の生活に当たり前のように存在していた文通。周りの友だちと話してみると、意外とこれって「当たり前」じゃないようです。
母が同じようにレターセットをたくさん持っていて、よく文字を書くひとだったからかなぁ。気づけば「手紙を書く」という行為が暮らしの一部になっていました。


私が手紙を書きはじめたのは、クラスでのもめごとやら最近はまっているものやらをメモ帳に書いて同じクラスの友だちと毎日交換するようになった、小学生の頃から。当時流行りの交換日記ともまた違う楽しさがありました。
(話せばいいじゃんって我ながら思うけれど、今でも自分の気持ちや考えを伝えたいときに話すより書くほうが伝えられている感覚がある…)

そんなささやかなやりとりから始まり、小学生から今まで、その時々で違うひとと文通を続けてきて、今は仙台にいる友だちとアメリカに旅立ったおねえさんと手紙をやりとりしています。あとは、友だちが短期留学に行ったらポストカードを送ってもらうことも。

お互いに無理をしないので手紙の間隔がすごく空いてしまい、前に自分が何を書いて送ったのか思い出せない、なんてこともしばしば。
それでも、どんより帰ってきたときなんかにポストに見覚えのある丸文字が入っていると、一気にぐーんと元気になれます。


ラインで近況報告をすることはないし、あなたの本当の気持ちはSNSに流れてこない。それでも、ふとした時にあなたが同じ空の下でどうしているのかなって思いを馳せちゃうから、あなたの今の気持ちや考えていることを知りたいな。

そんな感覚をいろんなひとに持っているので、その中の一人でもいいから文通をとおしてその人の物語を知れたらなと思って、ずっと続けてきています。


この文通の話を思い出したのは、灯台もと暮らしで今は佐田真人さんに連載していただいている【今日の一枚】の編集をしているとき。


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