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コンビニで買った弁当とビールよりも、だいやめがいい【ラキブラ×鳥井】(3/4)

どうも、くいしんです。

株式会社Wasei及び「灯台もと暮らし」の代表・鳥井による、鹿児島市内にあるウェブ制作会社、株式会社Lucky Brothers & co.(ラッキーブラザーズ、通称ラキブラ)のおふたりへのインタビュー。

本日は、全4回のうちの3回目をお届けします。

・参考:雑誌「TURNS」連載 第16回 Lucky Brothers & co.に「本社を鹿児島に移して見えてきたこと」について聞いてみた。

「鹿児島に拠点を移したきっかけ」を聞いた第1回、ラキブラの始めた焼酎の定期宅配サービス「だいやめキッチン」をやることになった経緯を聞いた第2回に引き続き、第3回では「だいやめ」の魅力、小売サービスを選んだ理由をお聞きしています。


◯毎日コンビニで弁当を買ってた自分に届けたい

鳥井 「だいやめキッチン」についてもう少しいろいろ聞かせてください。最初のほうで、だいやめ文化を広げたいんだという話がありましたが、だいやめの魅力ってなんなんですか。

田島 僕は、鹿児島に来て、毎日だいやめをするようになりました。純粋に自分でやっていて、その体験が生活の中ですごくいいなと思ったんです。お酒を飲むと、ビールとかだと次の日の寝起きに影響が出たりとかあったんですけど。

(2017年の)春頃に鹿児島に戻ってきて、毎日違う焼酎を飲んで、おかずも毎日変えてというのをやっていたら、それが1日の最後の楽しみになりました。仕事を終えて家に帰るときも、ちょっとウキウキして帰るみたいな(笑)。

毎日の晩酌、晩ご飯って、現代人はおろそかにしがちじゃないですか。東京の人で、家で毎日晩ご飯をつくって食べる人ってほとんどいないと思うんですよね。晩ご飯を充実させるだけで、こんなに生活自体が充実するもんだなと感じて、「これを広めたい」「いろんな人に体験してもらいたい」と思ったのが、最初にだいやめキッチンを考えたきっかけですね。

鳥井 しもつくんも、だいやめやってるんですか。

下津曲 毎日ではないんですけどね、やってますね。

田島 振り返って考えると、僕はよく寝る前にビール飲んでたんです。社会人になって最初の頃は仕事の終わる時間も遅くて23時とかでしたけど。家の近くのコンビニでビール500mlを2本買って、美味そうな弁当を一個買って、ビールを飲みながら食べてたんです。

だいやめをするようになって思ったのは、あの生活って結構まずかったなって。今は夜7時8時にゆっくり時間をかけてだいやめしながらご飯を食べているわけですけど、コンビニで適当に拾って食べる弁当との落差をすごく感じました。

若いうちはいいかもしれないけど、30歳くらいになったら、絶対ていねいに食べる晩酌のほうがいいなと思って。だから、だいやめキッチンは、毎日コンビニで弁当を買ってた自分に届けたいサービスなんです。

鳥井 鹿児島に戻ってきて、当時の東京にいた頃の自分に向けてつくってるわけですよね。同じように悩んでいる人たちが東京には山ほどいますよね。

下津曲 感覚の話なんですけど、自分で晩飯をつくって食べると、嬉しいんですよ(笑)。嬉しいとしか言えないんですけど、ちょっとしたクリエイティビティ欲求も料理によって満たされるし、ちょっと酔って気持ちよくなるし。だいやめは、気持ちいい要素が多いんです。

鳥井 幸せを感じられる。

下津曲 それは確実にあるなと思いますね。

田島 晩酌と晩ご飯の違いって、炭水化物があんまりないところなんです。一品料理なので、男子が料理をするときの入門としてもちょうどいいんです。だいやめをきっかけに料理を趣味にしてくれる若い男の人が増えたらいいなみたいな気持ちもあったりしますね。

下津曲 夜の時間って、これからの時代は働き方が見直されたりして、フリーな時間が増えていくはずで。そうなると、料理を始めてみようかなっていう人も男性女性問わず、ちょっとずつ増えてくると思うんですよね。

勤務時間が短くなって、時間ができたときに、料理したいけど、何から手を付けたらいいのかわからない人が、これは簡単そうだなと思って、だいやめキッチンのレシピを試してくれたらいいなって思いますね。


◯小売のサービスを選んだわけ

鳥井 ウェブ制作をする会社として続けていく選択もあったのに、会社を立ち上げて1年くらいのタイミングで自分たちのサービス「だいやめキッチン」をつくろうと思ったのは、どんな意図のもとなのか気になってます。

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