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【クレイジーJAPAN:番外編】ネウロズに潜入!でも取材って難しい?

旅と文学と映画と美術について書くブロガー・ライターのチェコ好きさんの連載。「クレイジーな日本」の話をしています。今回は、元汚部屋住人ややこさんの取材を終えて、次はチェコ好きさん、どうやら占い師さんに取材をしたいそうです……が、今回は番外編。

過去のクレイジーJAPANへのリンク

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チェコ 今回は、【クレイジーJAPAN:番外編】です。私とくいしんさんで、埼玉県の川口駅でやってた「ネウロズ」ってお祭りに行ってきました。

小山内 ネウロズ !?!?

くいしん ネウロズおめでと〜!って言ってましたね。

小山内 なんのお祭りなんですか、それ。

チェコ 日本に住んでいる、クルド人たちの新年のお祭りです。中国の春節(旧正月)みたいなものですね。

小山内 クルド人とは……。

チェコ もともとは、トルコ、シリア、イラクあたりの国にまたがって住んでいる民族です。でも、あのへんって今は政情が不安定じゃないですか。

くいしん イスラム国とかがめっちゃいるエリアですよね。

チェコ そうそう。それで、政情が不安定なことに加えて差別問題とかもあって、日本に逃れて来たクルド人たちが、埼玉県の蕨に住んでるんですよ。だいたいはそれぞれのツテを頼って観光ビザで入ってきてるんだけど、そのあと難民申請しても認められないケースが多いんだそうです。人道的な理由で強制送還はされていないんだけど、「仮放免」ていうちょっとグレーな状態になっている方が多いようで。

小山内 日本って難民受け入れのハードルが高いっていいますもんね。

チェコ そうなんです。で、クルド人が住んでいるトルコとかイラクとかの地域をクルディスタンっていうんですけど、クルド人が住んでいる蕨のことはワラビスタンっていうんですよ。

小山内 ワラビスタン(笑)。

チェコ クルド人が住んでる蕨、これはクレイジーな日本ってことでいいだろうってことで、行ったんです。川口駅のお祭りネウロズと、あとは蕨のハッピーケバブって店に。

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