[取材日記]消えていくものをどう取り上げるのか

こんにちは! 立花です。

毎週月曜日は、なにか今週取材したときの裏話などをお伝えしてゆきたい…のですが、なにせ今週は書いたり書いたり書いたりしており、先週、先々週と代わり映えせず、せっせと西荻界隈を走り回っていました。

海士町取材については、へんしゅうちょうとたくろこまが書いてくれると思うので、おたのしみに(´▽`)

で、西荻取材ですがいよいよぜんぶ材料は出揃ったので、あとはまとめていくだけなのですが、ひとつどうしたものかと思っていることがあり、今回はそのことについて書こうかと。

西荻窪は以前お伝えしたとおり、企画の趣旨としては「西荻に住め!」なのですが、取材先を選定するなかで、あるおじいさんと話す機会がありました。

彼は、長年銭湯を西荻で営んでいる方なのですが、企画趣旨を伝え、お話をうかがおうと思ったところへ一言。

「ぼくが話すことに関しては、一切明るい話はないよ。申し訳ないけれど。仕事へのやりがいも、まったく無い。」

穏やかに笑いながら、でしたが、このスタートからどう切り込んでいこうか、たじろいてしまいました…未熟者ですね…。

結果、明るい話も明るくない話もいろいろうかがえたので良かったのですが、実際、そのおじいさんの銭湯は、衰退の一途をたどるばかり。明確な改善策は無く、もう消えていく日が明日か一年後かだけの違い、ということでした。

銭湯以外にも、生活のニーズ的には沿っているのに、簡略化された別物で代用できるため消えていくものというのは、数え切れないくらいありますが、こういうものをもとくらでどう扱っていくか、というのは難しいなと。

消えるのにも理由があって、でもただ時代のせいにもしたくなくて、あきらめたくないけど一人ではどうにもできない。残すことでこうむる不利益を考えれば、今すぐにでもなくなったほうがいいものもあるかもしれない……とかそういうことを考えてしまいました。

これからの暮らしに、必要なものだけ取り上げていたら、ものすごく実際的でありつつ、果たしてそれが豊かかどうかは謎ですね。

わたしは基本的に、もとくらにおいては「無駄担当」だと思っているので(こけしとか)、積極的に無駄で素晴らしいものを取り上げてゆきたいと思っています。ではでは。

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灯台の管理人。 2015年1月・2月号・3月号

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