理想のコミュニティを考えるマガジンのコピーのコピーのコピー

理想のコミュニティを考えようVol.2〜居場所となるコミュニティとは〜

こんにちは。コミュニティマネージャーの長田(@SsfRn)と若月(@wakatsubasa)です。

noteとイベントを通じて、理想のコミュニティを考えていく、「理想のコミュニティを考えよう」プロジェクトの 2本目記事になります。

◆前回の記事はこちら◆

今回のテーマは「居場所となるコミュニティとは」。コミュニティにおいて外せないキーワードとなりつつある「居場所」。ひとが居場所と感じるコミュニティとはどんなコミュニティなのか?そもそも居場所と感じることはどういうことなのか?

これまでの経験をもとに、コミュニティマネージャーの2人で探ってみようと思います。それではどうぞ。


ーーーーーーーーーー


長田:今回のテーマは、「居場所となるコミュニティとは」だね。いろんなところで聞く”居場所”ってキーワードだけど、なんでこんなに必要とされているんだろう?

若月:居場所なんてキーワード聞くっけ?

長田:コミュニティ運営をやっている人は、よく出すキーワードだよ。コルクの佐渡島さんが書いた「WE ARE LONELY」にも思いっきり書いてあったのが印象的だったなぁ。

若月:なるほど、コミュニティ運営者がよく感じていることなんだね。僕らも前回のnoteで、「いまの時代にコミュニティが求められている」って話をしたよね?コミュニティが少しブームになっている3つの要因があるという話。

長田:そうそう。
   ①情報過多な世の中になっているため、情報の選別ができない
   ②会社と家族というコミュニティが機能しなくなっていること
   ③インフルエンサーの炎上予防策
  って話だったよね。

若月:うん。「居場所」ってキーワードでみると、②会社と家族というコミュニティが機能しなくなっていること が特に関係ありそうだね。

長田:そう。家族や会社が居場所となっていた人が多くいたのに、それが機能しなくなることで、この2つ以外の場所に居場所を求め始めた感じがするね。じゃあ、「この居場所と感じる」ってなんなんだろう?


居場所だと感じられるコミュニティとは

若月:長ちゃんは、「ここは俺の居場所やーー!」って感じるのはどんなとき?

長田:僕の場合は、そこのメンバーに受け入れられたと感じたときかな?自分の話を”わかるわかる”と聞いてもらうのもそうだし、やっていることを応援してもらったりすると、居場所やなぁって感じるかも。若月はどんなときに感じる?

若月:Wasei Salonでの話になっちゃうんだけど、いままで人に相談しにくかった悩みを相談できたときかな。かなりパーソナルな悩みでなかなかまわりの人には言いづらかったけど、言えた。言ったあとにそれまで以上「ここに居て良いんだ」って感じたような気がする。

長田:あー、それめちゃわかる。お悩み相談チャンネル(Wasei SalonではSlackで悩みを相談できるチャンネルがあります)で、誰にも言ったことのない相談をぶつけてみて、それに皆さんが真摯に返事をくれたとき、本当に嬉しいというか、安心した。その感覚ってまさに居場所だなと思えることと直結している気がする。

若月:うんうん。長ちゃんも俺も、Wasei Salonに対して「ここなら言える」みたいな「安心感」を感じているよね。「ここは自分の居場所だ」と感じるには、「安心感」がキーワードなのかもしれないね

じゃあ、なんで自分のことを応援してもらったりとか、今まで言えなかった悩みを、Wasei Salonでは出せたんだろう?

長田:そう、そこが不思議なんだけど、おそらく価値観で繋がっているってことを、コミュニケーションを取る中で感じられたっていうのが大きいのかもしれない。共通の感覚みたいなものがある!って感じると、自然と自分のダメな部分とかもさらけ出したくなっちゃうんだよね。

若月:「この人も似たような感覚を持っている、同じようなことを考えている。だから理解してもらえるんじゃないか。」みたいなところに安心感を覚えているのかもしれないね。


どのコミュニティでも「安心感」は得られる

若月:前回の記事で、様々なタイプのコミュニティがあるって話をしたよね。

・人を軸に集まるコミュニティ
・モノを軸に集まるコミュニティ
・趣味を軸に集まるコミュニティ
・「みんなで取り組むこと」を軸に集まるコミュニティ
・価値観を軸に集まるコミュニティ

僕らは価値観を軸に集まるWasei Salonに安心感を感じているけど、どのタイプのコミュニティでも安心感って感じられると思うんだよね。

長田:うん。それは本当にそう思う。安心感って、コミュニティのタイプで変化するものではなくて、そもそもコミュニティというものに対して感じる感覚だと思う。うまく回っているコミュニティには、この安心感が共通点としてある感じがするなぁ。

若月:さっき言ったけど、「ここにいる人は理解してくれるんだ」と思えると安心するよね。どのタイプのコミュニティでも同様って言ったのはここで。

たとえば、俺は昔からアイドルがすごく好きで(特にグラドル)。やっぱり昔は人に言いにくかったような気がする(思春期は仕方ないですよね)。

でも同じようにアイドル好き同士が集まっていると、「ここでは理解してくれるんだ」と安心してアイドルを語れるよね。(ちなみに俺はアイドルに関してはひとりでニヤニヤ楽しむタイプなので、コミュニティに属す必要はないいんだ)

これは趣味を軸に集まるコミュニティの話だと思うけど、同じようなことが他のタイプのコミュニティでも言えるかなぁと。どう思う?

長ちゃんはWaesi Salon以外のタイプのコミュニティで、「ここが居場所だ」と感じられるコミュニティってあるかしら?

長田:そうやね。僕が入っている「サイボウズ式第2編集部(通称サ式)」っていうコミュニティがあるんだけど、そこも居場所として感じるんだよね。

サイボウズ式はもちろん、働き方とか複業とか自分物語がキーワードになるんだけど、集まるといつもそれに関する会話ばっかりなのよ。意外とそんな話する場所ってなかったりするけど、ここでは自分が手がけているプロジェクトや価値観を声に出しても、誰も否定しない文化ができている。そこに安心感を感じるんよね。

若月:か、語るなぁ...。そうだね、受け入れてくれるから普段言えないことも言えるってことだよね。アイドルやスポーツみたいな「好き」で集まる趣味もそうだし、サ式みたいに「働き方や生き方」もそうだし、価値観でつながるWasei Salonもそう。

会社や学校は多様な価値観、多様な趣味関心を持つ人の集合体だから、自分が熱量を持つものを理解されないことも多い。その枠を超えて、わかり合える人同士を繋げられるのがコミュニティなんだと思う。


「安心感」を感じるコミュニティをつくり、継続させるためには

若月:少しコミュニティマネージャー視点の話もしてみましょうか。

既存のコミュニティを飛び越えて趣味や価値観で繋がれるコミュニティは安心感を得られる、という話をしてきたけど、ただ作るだけじゃうまくいかないと思うんだ。実際に安心感を感じるには、運営者はどういった工夫がいるのかな?

長田:安心感を感じることって、設計を工夫すると意外とすぐ生まれちゃうものだったりすると思う。

例えば、今作っている同い年だけのコミュニティがあるんだけど、「初対面の敬語つかうつかわない問題」が勝手に取り除かれるから、それはひとつの安心感だったりするのかなと思うんだよね。時代の背景も同じだし、それだけで安心して仲良くなるスピードが早いんじゃないかなと。

ただ、その安心感を継続させていくことが、コミュニティマネージャーとしての大事な役割なのかなと。日頃のオンラインでのコミュニケーションでの対応とか、ところどころでの少人数でのオフラインコミュニケーションとかね。このあたりはコミュニティマネージャーによって左右されてくる、重要なポイントだと思う。

若月:安心感を継続させるっていうのは大事だし、難しいとも思う。「俺、他のメンバーよりアイドル詳しくないから不安...」とか「あの人より複業をうまくいっていない、どうしよう」みたいな不安を感じてしまうメンバーも出てくるかもしれない。一方で、他のメンバーに対して「ワシ古参やで」みたいにマウントをとるような人も出てくるかもしれない。

そんな状況になってくると、とてもじゃないけど安心感なんて感じられないよね。コミュニティマネージャーは、そのあたりのバランスをとったり、ケアすることが役割なんじゃないのかな?

長田:そうだね。こういう不安を作り出すマウンティングしてしまうひとって、コミュニティにおいて大事な役割をもともと持っている人なんだと思う。コアファンみたいな存在だね。その人自身不安を感じた結果、マウンティングという行動を取ってしまうんだろうなぁ。ここは大事なポイントになるから、また改めてコミュニティマネージャーの役割って記事でも語りましょう。

若月:こうして話してみると、最初の設計だったり、安心感を継続させる工夫だったり、コミュニティマネージャーって「こうしたらよくなるなぁ」みたいな先読みした運営がすごく重要なんだなーって思った。

長田:先読みした運営、、!まさにその通り、、!その先読みした運営で、コミュニティの土台となる安心感を作っていけると、いいコミュニティになるのかもね。

若月:そうだね。ただ気をつけなければいけないのは、コミュニティマネージャーは先読みするとは言っても正解を示してはいけないということ。

あくまで「こうしたらよくなるなぁ」という方向性を考える、その上で実験的に進めていくことが重要だと思っています。コミュニティって、生き物だから。

長田:その視点は忘れてはいけないよね!


最後に

若月:今回はこんな話をしました。

・いま、居場所となるコミュニティが求められている
・「安心感」を感じられると、居場所だと思える
・コミュニティマネージャーは安心感をつくり継続させていくことが重要

振り返ってみて、どうだった?

長田:改めて、安心感が居場所をつくるんだなと思ったし、コミュニティにおいては無視してはいけないポイントだと、強く感じたよ、、!

若月:ですね。コミュニティマネージャーも単なる役割じゃなく、コミュニティの一員だしね!

長田:本当にその通り!これからも忘れずに、コミュニティマネージャーとしてやっていきたいですね。では、今回の記事はこのへんで!

若月:ここまで読んでいただきありがとうございます!

長田:ありがとうございましたー!


以上で記事内容は終了です!

今回のおまけは、「若月がアイドルを語る!」をお届けします。このプロジェクトやWasei Salonの活動を応援してくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひ読んでみてください!


ここから先は

1,216字

¥ 200

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。いただいたサポートは、Wasei Salonの活動費に当てさせていただきます。Wasei Salonの世界観をお楽しみください。