理想のコミュニティを考えるマガジンのコピーのコピー-2

理想のコミュニティを考えようVol.1〜現状のコミュニティブームとWasei Salonについて〜

こんにちは。コミュニティマネージャーの長田(@SsfRn)と若月(@wakatsubasa)です。

(左:長田 右:若月)

先週からスタートした新企画「理想のコミュニティを考えよう」プロジェクト。このマガジンで、コミュニティについて考える記事をお届けし、それを踏まえた上で ”理想のコミュニティを考える” イベントを開催するというものです。(詳細は下記のnoteをチェック!)

なお、このマガジン記事は、Wasei Salonコミュニティマネージャーの2人の対話形式でお届けします。(※実際にチャットで対話して作成しました)

さぁ、今回は「現状のコミュニティブームとWasei Salonについて」というテーマで、お届けしようと思います。現状のコミュニティブームが起こっている背景とその整理、そしてWasei Salonの特徴について、2人で考えていきます。この記事を読みながら、みなさんが所属するコミュニティはどのようなコミュニティなんだろうと、考えてみていただけたら嬉しいです。それではどうぞ。


いまのコミュニティブームについて

若月:"コミュニティ"って最近すごく流行っているけど、長ちゃん的にはどう思う?俺よりコミュニティに携わっているから、いろいろ考えがあるでしょ?

長田:確かに、この1年ぐらいでめちゃめちゃ流行ってる印象だよね。なんでこんなに流行っているのかというと、3つの要因があるのかなって思ってる。

若月:3つの要因!なんだろう?

長田:1つ目は、情報が溢れすぎてることかなと。SNSが普及して膨大な情報が手に入れるようになったやん?すると、どの情報が正しいのか、間違っているのかがわからなくなってしまってると思う。そうなると、どんな情報なのかより、誰から情報を得るかが大事になっていて、それをコミュニティに求めているのかな。

若月:たしかに。自分自身が、今まで以上に「誰の話を聞くか」って重視するようになってきた。

長田:2つ目に、これまであったコミュニティが機能しなくなっていること。これまでは、会社と家族という2つのコミュニティで生きてきて、それがどちらも崩壊している気がする。会社は個人の時代と呼ばれたり、ブラック企業と騒がれたりして、社員からすると、全然安心感を感じない。家族も、離婚が増加傾向にあって、そもそも家族のあり方が見直されてる流れがあるなぁと。そうなった時に、この2つ以外の場所に居場所となるコミュニティを求めている気がする。

若月:働き方改革みたいな話増えてきたものね。逆にご近所付き合いとか本来あったコミュニティがなくなってきたりもしているよね。

長田:3つ目に、インフルエンサーなどの発信者が炎上を避けたいというニーズかな。オープンな場所で発信すると炎上してしまうから、クローズドな場所を求め始めた。それもファンだけに発信していればいいということに気が付いて、クローズドなコミュニティを作っていったんじゃないかな。確か、たむけんさん(@tamuken )がシナプスを作ったのは、それがきっかけだったと聞いたなぁ。

若月:なるほどね。

1,3の要因は、これまでの「ネットの情報量が増えSNSで知人友人からの情報を知りたくなった」という流れがより進んだのと、誰でも発信できるがゆえの「炎上」へのリスクが、さらにクローズドな環境へと進んだのかもしれないね。

2の要因はまた別軸の話で、確かになって思う。会社組織や家族のありかたって案外新しくて、この50〜100年くらいの間にできたものだよね。それが改めて見直されているように思うなぁ。

深掘りしたら他にも様々な要因があるんだとは思うけど、ネットやテクノロジーの発達含め、いまの時代にコミュニティが求められているという感じはあるよね。

長田:丁寧なまとめありがとう。

若月:じゃあ、いまってどんなコミュニティがあるのかな?


いまあるコミュニティの特徴とは?

長田:本当にコミュニティの数が増えすぎて一概には言えないけど、いくつかパターンみたいなのはあるよね。

若月:パターンというか特徴かしら。例えばどんなものがある?

長田:そうだね。例えば、人を軸に集まってできるコミュニティ。これはインフルエンサーがつくるコミュニティに多いと思っていて、とある1人を中心に人が集まる感じかな。

若月:なるほど、よく見るね。ファンクラブに近いようなコミュニティだね。その人を軸に交流したり、ときにはプロジェクトが動いたりしているね。その他には、どのようなコミュニティがあるだろう?

長田:次はモノを軸に集まるコミュニティかなぁ。これは企業のファンコミュニティがまさにそうで、製品やサービスが好きなコアファンが集まってできるコミュニティ。いわゆるコミュニティマーケティングがここにあたる気がする。 

若月:うんうん、そのモノが好きすぎてたまらない!そんな人が集まって盛り上がっているね。こだわりのモノとか、好きな人同士だからこそわかりあえる想いがあるし。好きでいうと、趣味とかそういう軸では...?

長田:それも一つの軸だよね!いわゆるサークルとかがここに当たるのかなぁ。趣味コミュニティは、小さなころから触れている一般的なコミュニティだと思う。

若月:そうだよね、それがSNSだったり、コミュニティサービスだったり、よりつながりやすくなったよね。

長田:その他だと、習慣をつくったり、プロジェクトをするためだったり、目的を明確に持ったコミュニティもあるね。

若月:「一人じゃできないことを、みんなでやる」ってタイプのコミュニティなのかな。Wasei Salonは?

長田:Wasei Salonは価値観でつながっているコミュニティだと思う。共通の価値観を持っていて、それを軸に集まっている感覚があるんだよね。若月さんも感じるところだと思うんだけど。

若月:うん、それはすごくある。今までの話を簡単に整理すると

・人を軸に集まるコミュニティ
・モノを軸に集まるコミュニティ
・趣味を軸に集まるコミュニティ
・「みんなで取り組むこと」を軸に集まるコミュニティ
・価値観を軸に集まるコミュニティ

こんなコミュニティがあるのかなぁ。深掘りしたらもっとあるんだろうけど、なんとなく「好きなこと」でつながったり、「一緒になにかすること」でつながることを、人は求めているのかもねぇ。そんな欲求を、いまコミュニティというものが満たし始めているような気がしてる。


価値観でつながるコミュニティ「Wasei Salon」とは?

長田:改めてなんだけど、「価値観」でつながるをもっとわかりやすく整理したいよね。若月は、価値観でつながるってどういうことだと思う?

若月:俺は「当たり前の感覚」が合う人とつながるってことだと思う。

例えば仕事観で言うと「自分の成長のために働きたい」って思っていたら、時間がかかってもハードな仕事って喜んで挑戦するじゃない?でも仕事観が「日々の生活費を稼ぐためで、なるべく楽して働きたい」って人からすると、その挑戦は理解しにくい。

どちらかが正解というわけではなく、価値観が違うがゆえに当たり前の感覚が違うってだけの話で。発想や判断の基準が似通っている人と一緒にいる、ってのが価値観でつながるってことだと思う。

長田:なるほど、、!確かに価値観って正解不正解って話じゃないよね。「当たり前の感覚」が合う人っていうのは、まさにその通りだと思う。

若月:当たり前の感覚が合うってのは、すごく居心地がいい。Wasei Salonって、どんな価値観なのかな?改めて、長田キャプテンの口から聞きたい、これチャットだけど。

長田:キャプテンではありません。僕が思うに「納得感のある選択」をしている人が集まっていると思うんだよね。自分はこれをしていることに納得している、納得できないことには賛同できない、そんな意思を感じるし、各々が大事にしていると思う。

若月:うんうん、みんな美意識を持って生きている。自分の美学があるから、流行り物に対しても受け入れつつ自分の考えで判断している。だからかっこいいし、男前なんだよね。

そんな価値観でつながっているから、心の拠り所になっていると思う。ただ、Wasei Salonってつながって仲良くしているだけじゃなくて、これからの生き方を模索したり、新しい◯◯をつくっていこうと、社会に対して考えて行動しているよね。実験している。

長田:それは間違いないね。既存の価値観に対して再定義をする話は、よく話が出るしね。Wasei Salon自体も、新しいコミュニティの形を模索して実験を繰り返して、ここで経済圏を作っていこうという動きもある。

あとは、お互いに応援し合う文化ができているなぁと思う。応援し合って、それをきっかけに一歩踏み出してる人は、僕を含めて何名か現れているし、それを自然とできているところが、Wasei Salonの一つの特徴だなと。弱みを相談したりね。

若月:うんうん、俺もすごく救われている。誰かの悩み相談への濃厚すぎるコメントとか、何かやろうとしているときの応援の熱量とか、すさまじいもん笑。

既存のコミュニティって多様な価値観で構成されている分、当たり前の感覚が違うメンバーが多い。それがゆえに、悩みが相談しにくかったりぶつかっちゃったりすることがよくあると思う。学校とかまさにそうで。

だから価値観でつながっているWasei Salonは、さっき書いたように心の拠り所になりうるんだと思う。

長田:そう考えると、Wasei Salonって改めて貴重なコミュニティやなぁって思うよね。

若月:そうだね。お互いが損得なしで応援し合う関係性だから、勇気を持って一歩を踏み出せる。なんか感覚的な話だけど、その先にある未来にすごくワクワクしています私。


最後に

長田:いやぁ、改めていろいろ整理してみるとおもしろかったね。これだけコミュニティのことを話せてると、僕らはコミュニティブームを生きているんだなって感じたわ。

若月:笑。コミュニティの流行の背景を説明しようとしたらもっと勉強しなきゃいけないんだろうけど、それでも俺らの経験とか感じていることを整理すると、「コミュニティって求められているんじゃないか」と改めて思えました。

そしてコミュニティに正解はないということも。俺らが挙げただけでも様々なタイプのコミュニティがあって、それぞれみんな楽しく過ごせていると思うし。

長田:そう。本当にコミュニティには正解がない。これがコミュニティの難しいところでもあって、おもしろいところだよなぁ。ここをこのマガジンを通じて、いろんな人と一緒に考えていきたいよね。

若月:そうだね!この記事についても、読んでいただいたみなさんの思うことや感じることをツイートしていただきたいし、ぜひ聞かせていただきたいなぁ。今、あなたが所属しているコミュニティが、どのようなタイプなのか?ご意見いただければと思います。

長田:それきたら泣いて喜ぶやつやぁ。

若月:泣いて喜ばなかったら切腹ね?次回予告「若月、泣いて長田を斬る」とかにならなければいいなぁ。

長田:ではでは、初回はこんな感じで!次回は、「居場所となるコミュニティとは」というテーマで書いていければと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

若月:ありがとうございました!


※今回の記事は以上です。ここから先はオマケで、長田と若月の「チャット形式で書いた今回の記事の感想」を書いています。笑

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●8/30 Wasei Salon×サイボウズ式第2編集部 コラボ勉強会〜これからの家族と私のあり方とは?〜



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