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Wasei Salon透明化プロジェクト No.1 長田涼

こんにちは、Wasei Salonメンバーの早川大輝(@dai_nuko)です。

「透明化プロジェクト」がスタートしました。

このプロジェクトでは、メンバーが自分の「好きなもの」「大切にしていること」に関するモノを選び、なぜそれを選んだのかを紹介してもらいます。

メンバーの「好きなもの」「大切にしていること」を通して、Wasei Salonにはどのような人がいるのか、それぞれがどのような考えを持っているのかを伝えられればと思います。

プロジェクトの概要や立ち上がりの経緯については、「透明化プロジェクト」発起人である小林やばこさんの書いたnoteをご覧ください(透明化プロジェクトを始めます。)。

透明化プロジェクト第一弾は、長田涼(@SsfRn)さん

インタビューは、お台場ビーチで行いました。

プロフィール長田 涼(ながた りょう)コミュニティマネージャー/コミュニティプランナーWasei Salonコミュニティマネージャーを務めながら、サイボウズ式第2編集部をはじめとした複数のコミュニティに所属。協会事務局長として普及を進めるスポーツ「フレスコボール」では、自らも日本代表選手として活動する。

長田涼の好きなもの・大切にしていること

やばこ
何気に、長田くんとちゃんと喋るのは初めてですね。

やばこ・長田
(笑)

長田
そうですね、なんだかんだそうですね。

やばこ
Wasei salonって21人いますけど、まだ始まったばかりでみんなとは喋れていないので、これをきっかけに長田くんのことを僕も知りたいなと思っています。

ではさっそくですけど、長田くんの好きなもの・大切にしていることを教えてください。

体験することで気づいたスポーツの「繋げる力」

長田
フレスコボール(※)、たぶんみんな知らないんじゃないですかね。

※長田くんは日本フレスコボール協会事務局長兼日本代表選手

やばこ
フレスコボールをなんとなく教えてもらってもいいですか?

長田
わかりました。

フレスコボールっていうのは、基本的にはビーチでやるスポーツでして、ラケットとボールを使います。二人一組で行うのですが、たとえば僕とやばこさんでやるとしたら、この二人は仲間なんですね。

やばこ
はい。

長田
で、どういうことかというと、採点競技なんですよ。

二人のプレイを審判が点数として評価して、ペア単位でその点数を競っていくスポーツです。たとえば、一回打ったら1点、こうしたらマイナス2点とか。そういうさまざまな採点項目のなかでトータルポイントいくつですか? っていう。

やばこ
なるほど。

えっと、長田くんが大切にしているのは、フレスコボールというか、スポーツっていうことですか?

長田
そうですね。

やばこ
僕もスポーツをやっていたんですけど、長田くんにとってのスポーツって……何ですか? 

やばこ・長田
(笑)

やばこ
急激な角度で、質問しますけど(笑)

長田
いやいやでも、そうですね。

僕にとってスポーツは、小学生からずっと当たり前のようにあるものだったんです。その中でスポーツの価値っていうものをいろいろ感じてきたんですけど、スポーツは人を繋げる力がすごいなと思っていて。

やばこ
人を繋げる力。

長田
僕はもともと人と喋るのがすごい苦手だったんです。

やばこ
え、そうなんですか?(笑)

長田
いやほんとそうなんですよ。喋れなかったんですよ。

やばこ
えー、そんなこと全然感じないですけどね。

長田
最近の人はそうやって言ってくれるんですけど、やっぱ小学生とか中学生のときって人と交流するのが得意じゃなくて、
人がたくさんいる場に溶け込むってのがすごい苦手だったんですよね。

やばこ
なるほど。

長田
でも、当時テニスをずっとやってたんですけど。

やばこ
はい。

長田
テニスをやってると自然と友達が増えたし、気づけば周りに仲間みたいな人がたくさんいて、当時はすごい充実した日々を送れていたなっていうのがあって。

あと、僕はときどきフットサルとかもするんですけど。すごいドヘタなんです。でも、一緒にスポーツをやったってだけで、仲良くなれるし、繋がりみたいなものも感じていて。スポーツがもたらしている価値っていうのが、そこにあるんじゃないかって。

やばこ
うん、繋げる力、サロン交流会(※)のときも一緒に話してましたけど、「ハイタッチ」。

※伊佐知美さんが立ち上げたslackコミュニティ「旅と写真と文章と」と「Wasei salon」の交流イベントを5月24日に開催しました

やばこ
あれいいですよね。

長田
あれいいっすね。ボーリングのときですね。

やばこ
ハイタッチって、なかなかしないというか……。
人と人って、相当なことがない限り触れ合わないというか。

長田
たしかに、そうですね。

やばこ
でも、スポーツのハイタッチで、距離が縮まって、繋がるみたいなものは確かにあるなって思います。

長田
テンション上がりますね。一体感みたいなものも感じたし。

やばこ
長田くんって、いまコミュニティマネージャーとして、いろんなコミュニティで運営を手伝ったりされてるじゃないですか。

長田
はい。

やばこ
スポーツが持つ「繋げる力」っていうのとコミュニティは、やっぱり繋がるところがあるんですか?

長田
そうです、めちゃくちゃ繋がっていて。

そもそも僕がなぜコミュニティに興味があるかっていうのも、スポーツを体験する中で「繋がる力」っていうのはすごいし、やっぱ人との出会いって人生を変えるなって感じたからなんです。

あとは、人と繋がりを持っていれば、日々の充実度って絶対変わると思っています。極論ですが、一人でいるのと、いまみたいにこうやって周りにみなさんがいてくださるのだと、やっぱり僕はみなさんと一緒にいた方が楽しいですし、「いま生きてるな」ってすごく感じるんです。

やばこ
うん。

長田
そういう場所作りみたいなものを考えたとき、それはコミュニティなんだなっていうのを感じたときがありまして。

やばこ
うんうん。

長田
というところからすごい繋がりがありますね。スポーツからコミュニティっていうのは、僕の中では、ほぼほぼイコールに近い的な感じがします。

「誰よりもコミュニティを楽しんでいると思います」

長田
「バクマン。」って漫画知っていますか?

やばこ
僕は一応全部読ませていただいて。

長田
あ、ほんとですか。

知らない人のために簡単に説明すると、中学生の二人組が日本一の漫画家を目指すっていうストーリーの青春漫画なんですけど、

結構リアルに物事が描かれていて、漫画界ってこうなってるんだって、勉強になるようなすごい面白い本で。

やばこ
俺も面白かった。

長田
面白いですよね。

まじめな題材なのに、すげージャンプらしい作品に仕上げてて、僕は超大好きなんですよ。いま一人暮らしをしているんですけど、家から唯一持ってきた漫画が「バクマン。」です。

やばこ
へー。しかもその、15巻っていう。

長田
ピンポイントで(笑)

なんで15巻かってところもあるんですけど……。漫画家ってそもそも、フリーランスじゃないですか。

やばこ
うん、個人事業主というか。

長田
会社に所属しているわけじゃないから、(漫画が)売れなかったら1円にもならないし、(漫画の人気が)爆発したら爆発するみたいな。

やばこ
うん。

長田
悪い要素を切り取ると、主人公の二人は不安定な道を進んでるんです。

それで、15巻には同窓会のシーンがあるんですよ。中学のクラス会。
もうみんな社会人になっていて、大手の商社に行ったとかそういう話をしていて、「休みの日は何してる」とか「スキー行こうよ」とか話をしてるんですけど、彼らは本当に休みもなく漫画を描きまくっている。

周りと自分たちを比較して、物思いに耽るシーンがあるんです。それがすごいいいなと思っていて。

やばこ
どんな……でしたっけ?

長田
このページなんですけど。

「確かに夢の途中まだまだだし人並みの遊びなんてできないけど 俺達は幸せだよ夢を持ってここまでやれてる…これからも頑張ろうぜ夢に向かって」引用元:バクマン。15巻

長田
これ言えるのって、冷静にすごいなって。

やばこ
そうですね。

長田
この漫画が好きなのは、やっぱここなんですよ。
彼らは「自分のしたいこと」、それだけを考えていまを生きている。後先のことを一切考えていないし、周りがどうこうじゃない。評価軸を全部自分に置いていて、そこが人としてすごい魅力的だなって。

「バクマン。」の主人公たちの、その行動力とか、一つのことに夢中になる、その瞬間をすべて楽しんでいるっていう、そういう生き様が、僕も大切にしている価値観だったので、今日「バクマン。」を持ってきました。

やばこ
なるほど。確かに、いま長田くんがコミュニティに熱中していることもそうですよね。

長田
あんま客観的に物事を見たくないんです。見た瞬間に冷めちゃうとこがあるので。

たとえば、僕はコミュニティマネージャーをしてますけど、普通に(コミュニティの)一員として楽しんでいるんです。
もちろん(コミュニティマネージャーとして)一歩引いて見るときもあるんですけど、基本的にはみなさんと同じスタンスで、でもたぶん誰よりも楽しんでるんじゃないかなとは思ってます。

だから、そうありたい。そういう風に僕は生きていたいなって。

やばこ
うん。

長田
目の前のことを無我夢中で、それだけのことを考えて、それだけのために時間を費やしたい。鳥井さんが、努力の娯楽化っていう、話をするじゃないですか。

周りから見たら努力だけど、本人からしたら努力じゃない。あの状態って、マジでそうだなって。あれが僕の中でベストというか。僕は常にその状態を欲しいんですよ。

周りから「コミュニティのことすごいね」とか「仕事いつやってるの」みたいな話をされるのとか、まさに努力の娯楽化現象だなって。

やばこ
そうですね。

長田
全然僕、努力してるつもり、一切なくて。

やばこ
それが、すごいかっこいいってことですよね。

長田
そう、そういう風に生きていきたいです。僕は、もし仮に何かで成功するときがあるとしたら、こうやって成功するんだと思います。

やばこ
ああ、努力の娯楽化で。

長田
それを突っ走った結果、たぶん気づいたら成功している。

とにかく目の前のことに全力を尽くして、その瞬間を生きるみたいな。
そうありたいなって思ってますね。

「この人だから」に時間とお金を費やしたい

長田
えっとですね、二つの本を持ってきたんですけど、
一つはサイボウズの社長の青野さんの本。

やばこ
青野さん。

長田
結構話題になった本で、内容も面白いんですけど、この場では内容どうこうっていう話をする気はまったくないです。

もう一つがWasei salonメンバーの堀口さんが書いた本。

やばこ
「RULES」。

**長田 **
モノマリストっていう、新しい考え方を提唱している本です。

やばこ
この二つの本を選んだ理由っていうのは……。

長田
僕さっきもコミュニティとか繋がりって話をしたと思うんですけど、ほんとに人の繋がりって大事だなって思ってて。

やばこ
はい。

長田
あらゆるものにこれを結び付けたいんですよ。その欲がいまあって。

どういうことかと言うと、たとえば「RULES」って本を、堀口さんじゃなくて、僕が全然知らない人が出してたとしたら、買ってないんですよ。

やばこ
なるほどね。

長田
これは堀口さんという人を知ってるし、繋がりを持っているからこそ、買いたいと思って買った本なんですよ。

サイボウズも一緒で、「サイボウズ式」っていうオウンドメディアがあるんですけど、Wasei salonにはサイボウズ式編集長の藤村さんがいますし。

やばこ
うんうん。

長田
サイボウズ式のコミュニティってのがあるんですけど、僕はそこにも関わっていて、サイボウズ式がすごい大好きだから買いました。
要は、作っている人とかこの人がやってるから買いたいとか、繋がりを感じたものを購入していて。だからそれがなかったらどっちも買ってないんですよ。

やばこ
それはたとえば、別に長田くんがサイボウズ式に関わっていなくて、この本を知ったとしても、買わないだろうなみたいな。

長田
ああ。もしかしたら買うかもしれないですけど、たぶん数年後とかじゃないですかね。

やばこ
じゃあ、より強い購買の動機になっているんですね。

長田
いま「EVERY DENIM」(※)っていうジーンズを履いてるんですけど、

※Wasei salonのメンバーでもある山脇さんと島田さんが兄弟二人で立ち上げたデニムブランド

やばこ
おお、山脇さんと島田さんの。

長田
これも二人が作ってるから買いたいって思って。なるべく履きたいと思ってるし。すごいそれを感じます。

やばこ
あーなるほど。

長田
この考え方も最近なんですけどね。
いままでそういう人と出会うことってあんまなかったし、コミュニティに触れて、やっぱそういう繋がりってもっと大事だなって感じた結果、
そういうものにお金や時間を費やしたいと思いました。

最近だとpolca(※)とか。

※身近な友達同士でお金を集めることができるフレンドファンディングアプリ(https://polca.jp)

長田
知り合いがpolcaをやってたら、すぐポイってやっちゃいますね(笑)

やばこ
(笑)

それは僕も結構一緒ですね。

知ってる人というか、顔が見える人にお金をちゃんと渡せたらめっちゃ喜んでくれるじゃないですか。

長田
うんうんうん。確かに確かに。

やばこ
そこはなんかすごいやりたいなと思ってて。

そういった意味でコミュニティで小さな経済圏みたいなものをつくって、単純にお金を払うだけじゃなく、気持ちまで循環してくような。

長田
ほんとその通りですね。

僕もほんとはそういうことがしたいのかなって、思ったりします。
やっぱり好きな人と生きていきたいなって、ありますよね。すごいざっくりした話になっちゃいますけど。

やばこ
全然大丈夫。

長田
でも、やっぱ何より今を楽しみたいですね。

やばこ・長田
(笑)

長田
ほんとに。

やばこ
この間noteに書いてましたね(※)。

いまを生きるみたいな。

※長田さんのnote(今この瞬間を”生きる”ということ)

長田
僕はほんとにそうだと思ったんですよ。たぶん僕らしさが何かって言われたら、そういう話になると思うんですよね。

好きなもの・大切にしていることをふりかえってみて

やばこ
今日紹介してくれた三つは、なんか長田くんの歴史ですね。

スポーツから始まって、繋がることとか、そこからコミュニティというものに行き着き、「バクマン。」のように自分たちのやっていることを信じて突き進み、最終的にそういった中で出会った好きな人たちと自分をつくっていくっていう。

長田
そうですね、いいまとめですね(笑)。

やばこ
(笑)

長田さんは、自分の好きなものについて改めて考えてみてどうでしたか?

長田
そうですね。すべて繋がっているなあっていうのが新しい気付きでした。
経験を積み重ねている感じですね。

やばこ
経験を積み重ねている感じ。いいですね。

これから長田くんがいろいろな経験をしていっても、今日教えてくれた「好きになっていくもの」「大切にしていくもの」は変わらず持っているんだろうね。

長田
きっと持っていると思います。それが僕らしさというか、僕という人間だと思うので。

やばこ
これから新しく加わるものもいつか見てみたいなあ。

長田
また新しいものを増やして、こうやって話したいですね。あのときああだったねって(笑)

やばこ
そうですそうです(笑)
5年後にもう一度やってもいいかもしれませんね。

本当に今日はありがとうございました!

長田
ありがとうございました!

(おわります)

聞き手:小林やばこ(@yabaco_)文・構成:早川大輝(@dai_nuko)写真:土田凌(@Ryotsuchida)


インタビュー本編はこちらで終了しますが、この先の有料コンテンツでは、長田さんが愛着ある、思い出の場所や人に教えたいおすすめスポットを紹介しています。

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