1990年『リメインズ美しき勇者たち』①｜wasenobu【全盛期JACファン歴】

1990年(平成2年)2月公開､『リメインズ美しき勇者(つわもの)たち

JAC御大､千葉真一さん監督によるJAC 20 周年記念作品｡千葉さん初の監督作品｡(でもアクション監督は金田さん)アクションシーンの監督は結局誰がやったの？？

キャストの順番では真田さんが1番初め､主演という事だろうけど､俺は村松美香さん主演の映画だと思ってる｡制作費､4億5千万円・制作期間6ヶ月(村松さんは一年前から稚内で､この映画に登場するハスキー犬､芽留(める)を調教していたとの事)

真田広之さんは､この映画の前年､89年にJACを退団？この『リメインズ』を置き土産にJACを退団したという説もあり､よくわかりましぇ〜ん💦､俺はこの頃まだJACファンだったけど､ファンクラブはもう辞めていたので(会報がアイドルの会報みたくなってる様に感じてから辞めた)真田さんにしても他の主要メンバーの方も､いつ辞めたのかも実は知らない｡

この映画の主要キャスト､マタギ(狩人)の面々｡

菅原文太さんは､いうまでもない一流大御所俳優で､この作品でも､本物のマタギの頭領にしか見えない｡重厚だけど芝居を感じさせない芝居､完璧でいらしたけど､この映画はJAC 20周年作品､やはりファンからしたらこの役は千葉さんにやってほしかった💦　千葉さんは今回､監督業に全ての力を捧げてたのでしょうけど｡😮‍💨

JAC全盛期を支えた各世代メンバー､この時点でJAC入団17年の真田さん、入団11年の黒崎さん､入団6年の真矢さん。今この3人が揃ったら､発狂する当時のファンはいるはず😁

村松美香さん､20歳｡また同じ事言わせていただきますが、村松さんと、

真矢さんが､同じ作品に出ると何だか嬉しくなる病気｡『スタントマン愛の物語』を観た人の何割かが発症する病(やまい)､病院に行ったら､「70%､80%感動する作品を観ての病気なら治療法もありますが､100%感動した作品を､しかも4回も観てしまったなら､もう治りません｡諦めて下さい」と不治の病と宣告されました｡

新旧『スタントマン物語』主演の先輩後輩って、もうその作品の事はここではいっか💦お二人とも芸名に御大の芸名の1文字『真』の字が｡お二人とも御大の元から独り立ちして何年も経つ現在もこのお名前を､『真』の文字を背負ってらっしゃる｡

劇場用パンフには､《千葉監督が大作に新人を起用した事は全く驚きである｡仲々できない冒険だ｡でも村松美香君のキャスティングは見事に成功を収めた｡村松君は実によく演じている・・》なんて書いてあったが､『スタントマン愛の物語』や『旅少女』にて､すでに村松さんの演技を観てるこちらとしては､「驚きでも冒険でもねえし､実によく演じてるのはとっくに分かってる事だよ😜」なんて思った

同じくパンフに村松さんの事を《千葉監督がJACの秘蔵っ子だと自慢するだけの演技力は新人離れしているし表現力は抜群だ》とも書いてあったけど､「すでに舞台やテレビドラマの主役でその演技力､表現力は実証済みって書け！」とも思った😁　ただ､パンフレットにきちんと村松さんの演技力の高さについて記載されてるのは嬉しかった｡村松さんはこの作品にて《第14回日本アカデミー賞新人俳優賞》を受賞｡

好きなシーン①😁　真矢さんと村松さんが同一場面に映ってるってのも､もちろんだけど､この時の村松さんの芝居が凄い！大泣きしながら「オラも連れてってけろ！」真矢さんにも「次郎ちゃん！○△✖️■☆！」って何言ってんだかわからないほど､取り乱してて

一字一句､台本通りではないのでは？もう完全に役になりきってるというか､演技を感じさせない演技｡凄い！70年代の刑事ドラマがそうだったんだけど､演技を感じさせない芝居には引き込まれる｡

好きなシーン②😁　このクソ警官が何と村の子供を

殴りやがった！💢てめぇ〜､この野郎と思ったら

それより早く真矢さんが､何しやがるんだ！💢と

クソ警官に襲いかかる｡

完全にブチ切れた💢これも芝居を感じさせない演技！

真田さんも栗原さんも必死に止めに入る｡

黒崎さんにも｡ JACの大先輩方に止められる真矢さん😁

その後のシーンだけど､凄く良いスリーショット｡今でもこの当時のこんな写真見ると懐かしい等ではなく､今でもリアルタイムと同じ気持ちでワクワクする｡

真矢さん､22歳｡

この､村松さんが雪の斜面を走って下って行くシーン､

何気で凄い！スクリーンで観た時は､けっこうな距離の斜面を走ってるのが良く分かった｡俺がやったら途中で足がもつれて､《子供の運動会に参加して、ゴール直前で必ず転倒するお父さん》の様なコケ方になるはず💦

途中､滑り降りたりして､どんどん駆け下りていった．

先輩の真田さんに向かって「バカもん！」という西田さん😁

実はこの当時､真矢さんと真田さんによる『パワーフード動画』は､すでに作られていた｡なんちゃって😅

「一人前の男になりたい」思いを語る黒崎さん｡『カバ丸』や『コータロー』を演じた人と同一人物とは思えないシーン｡そもそもスタントマン志望でJACに入ったという黒崎さんだけど､『瀬戸内少年野球団・青春編』での田原俊彦さんの友達役､『振り返れば奴がいる』のレントゲン技師役等、沢山の良い芝居を見せてくれた｡【その②へ続く】