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写真家アシスタントの今週の1枚 #16

〜写真家 青山裕企のアシスタントが、自分が撮影した写真について語るコラム〜

今回は夏真っ盛りに撮影した真夏のポートレートです!

(50mm、F4、1/250)


■真夏の撮影

大事なことは時間帯。そして休憩、水分補給。

…梅雨開けしてからの夏は本当に暑い!作品とモデルさんと自分のためにも、私は夏の撮影の時間帯は夕方を選びます。この時期だと、17時〜19時が若干涼しくなってきて、夕暮れ時も撮れるのでオススメです。

立っているだけでも汗が吹き出してくる気温と日差しなので、こまめに水分補給をすることと風通しの良い日陰で休憩を挟む事も大事です。汗で化粧も崩れてきてしまうので、モデルさんのために、手鏡やくしを準備したり、うちわで仰いであげるなど気遣いがあると良いと思います。


■光選び

曇りの夕暮れ時の写真左からのサイド光

…夕暮れ時は、夏の強い太陽光が少しやわらぎます。曇っているとなお光が拡散して、やわらかい印象の写真が撮れます。

この写真では、写真左側からのサイド光でしたが、光が拡散していたので写真右側も光が回り、強い影ができることなく全体的に明るい写真になりました。


■背景選び

奥行きのある道を背景に

…被写体を目立たせるために、奥行きのある道を背景に選びました。

F値を4まで絞っているので、背景と被写体との距離があると背景がしっかりボケて、被写体を際立たせてくれます。

また、モデルさんの服装が赤いワンピースで主張が強かったので、背景の色は緑一色にしてごちゃごちゃしないように気をつけました。

暑い中がんばってくれたモデルさんに感謝です!


(model:千葉佳織)

ユカイハンズ http://yukaihands.jp

HP:http://arisawashizu.com/

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