小学2~6年生の頃にかじった「そろばん」

私が子供の頃に簡単に始められる習い事として「硬筆•習字」と「そろばん」が定番だった。私は近所の友達がやってるという理由で「そろばん」を習うことに。先にやってた友達は、気付いたらやめてたけど。

通っていた教室は下は小2から上は高校生までが週3で習っており、生徒数もなかりのものだった。高校生は下の学年の子達の先生もしていた(バイト代出てたのかな?)。学年が上がるにつれて通うクラスの時間が遅くなるが、バスで近所まで送迎してくれた。

季節ごとに「男先生の家の裏の柿の木になった」と言いながら持ってきたスイカやみかんなどのおやつが出た。送迎バスで酔って気分が悪くなると、ホットカルピスを飲ませてくれて次のバスで帰してくれた。

始めたばかりのころは、怖い女先生に怯えたり、1分で九九を言うテストで泣いたりしていた。でも何も考えずに通っていたら、ちょっとだけ数字の計算には強くなった。九九も学校で習う前に覚えてたし、暗算ができるので学校の筆算がまどろっこしかった。四捨五入を覚えたのもそろばんから。

そろばんの科目は「珠算(そろばん)」と「暗算」がある。その中に「掛け算」「割り算」「見取り算(表を見て計算する)」「伝票算(伝票を繰りながら計算する)」がある。どの科目も1課題10分だったと思う。検定でも同じ。正確さとスピードが求められる。

友達の中には後に商業高校で大会に出る位優秀な人もいた。私は全然優秀な生徒ではなく、小5、6の頃になると理由をつけてさぼりまくっていた。小6までで取った級は、珠算(そろばん)が準1級、暗算が初段だったと思う。真面目にやってたら、もう少し上の級までいく人が多い。今でも簡単な足し算、引き算だけの暗算はできるが、掛け算、割り算はやり方も忘れてしまった。


【私がそろばんを習ってよかったこと】
・九九を覚えられた。
・暗算ができるので、計算が早くなった。
・集中力がついた。

今はパソコンのエクセルでぱっと計算できてしまう時代。あの頃小学校でも2時間くらいだけ授業があったけど、もうやってないかな?もう絶滅したかも知れない習い事。今思えば、頭の中が柔らかかったあの頃に、数字を道具に体操していたような感じがする。今でも物事の処理速度が速いのはそろばんのお陰かも。…ただのせっかちか。

私の文章に少しでも「面白さ」「興味深さ」を感じていただけたら嬉しいです。