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手をつなぐのイヤ!そんなときは◯◯してみる。

一本指の魔法
1歳を過ぎ、二足歩行できるようになり、自分の足で好きな場所に行ける自由を得た双子たち。広がった世界の先に待っていたのは、「手をつなぐのイヤ」「イヤイヤイヤ」でした。

我が家は双子だし、私一人で外出する場合、ただでさえ手が足りないのに…手をつないでくれないとなると、危なくて外出もできない。双子ママ友達はハーネスを導入しようか検討しているという話もちらほら。そんな時、私の母が「指一本にしてみたら。」と言いました。

指一本出したところで、子供たちは手をつなぐの嫌って言ってるし、と思いつつ、指一本だして「手をつながなくてもいいけど、ママの指を握って歩こう。道路は危ないから。」そう言うと、双子たちほ、左右の人差し指をスッと握ったのでした。

それ以来、我が家の手つなぎは指一本スタイルに。
思い返せば、私自身小さい頃父と手をつなぐと、父の手は大きくて温かくて、だんだん手が暑くなり汗をかくので、しょっちゅう「ちょっとまって」と手を拭っていた記憶がよみがえりました。
 そんな記憶の中の私(当時5〜6歳)よりも小さい人達(1〜2歳)からしたら、大人の手はどんなに大きいのだろう。その手を包み、時に引っ張ってしまうこともあった。と気づきました。

イヤイヤの世界の住人は気まぐれ
指1本スタイルに落ち着いた我が家でしたが、相手は毎日成長中。
なんでも「イヤ」「イヤイヤイヤ」「イヤイヤイヤ×2倍」そんな時には、指を変えてみる作戦を決行。
お母さん指が嫌ならば赤ちゃん指。赤ちゃんが嫌ならばお父さん。
お父さんが嫌ならば、お兄さん、お姉さん?と、両手で10パターンあるので、どこかの指がヒットすればいいや〜ぐらいの気持ちで。指の本数を変えてみるのもありです。

保育園実習にて
昨年保育士資格を取得するため、保育園実習に参加し、2歳児クラスでお散歩にいくことになりました。初めての実習で戸惑う私をよそ目に、ベテラン先生から2人の子供たちを託されることに。幼児2人と手をつなぐことは慣れている。きっと大丈夫。
そう思った矢先「〇〇くん、今からお散歩行くけど危ないから、先生と手をつなごう」と声掛けすると「イヤ」とのお言葉。乳幼児期を過ぎた双子との生活でしばし忘れていたナチュラルに「イヤ」を発するイヤイヤの世界の住人登場。
1人はすんなり手をつないでくれたものの、もうひとりは手をつなぐ素振りもなく、実習初日の朝から撃沈…それでも双子育児の経験を活かすんだ。と記憶を手繰り寄せ、一本指作戦を思い出したのでした。
「〇〇君、先生と手をつなぎたくないのはわかった。じゃー先生のお母さん指をギュって持ってみるのはどう?」と聞いてみると、「うん、いいよ」と握ってくれたのでした。

途中、握るのを止めてしまうシーンもありましたが、そんなときは指を変えてみたり、指が逃げまるので捕まえて−!!作戦で、なんとかお散歩を乗り切ることができました。

もしもお子さんに「手をつなぐのイヤ」と言われたら、その時は、自分には魔法の1本指があると思って、イヤイヤの世界の住人に差し出してみて下さい。もしかしたら、意外にすんなり手をつないでくれるかもしれません。

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