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【ルール】「タイムゲイザー」Q&A

こんにちは。
新しい拡張パック「タイムゲイザー」「スペースジャグラー」が発売となりましたが、毎度のとおり新しいカードに関するQ&Aを確認していきたいと思います。
まずこちらでは「タイムゲイザー」に関するものについて。
ちなみに「タイムゲイザー」の中で個人的に気になるカードは「レントラーV」です。トレーナーズのトラッシュ効果とか、マヒの追加効果とか、工夫しだいで色々楽しいことができそうですね(悪い笑顔)。

Q&A(公式サイト)

いつものとおり公式サイトのQ&Aになります。
(トップ→ルール・Q&A→「Q&A」の検索部分にある「詳細検索」から拡張パック名などを選択することで絞って見られます)

※ 4/8時点で46件ありました。

特性「ねがいのかけはし」/「ジラーチV」

「キョダイレンゲキ」で2匹倒されると2回使える!けど勝負的にはキツイ!

特性「ねがいのかけはし」は、自分のポケモンVが倒されたときに発動する特性で、倒されたポケモンについている基本エネルギーを別のポケモンに付け替えることができます。
「わざのダメージを受けてきぜつ」なので、特性「クイックシューター」やわざ「ヨガループ」のような効果できぜつした場合には使うことはできませんが、場にエネルギーを残せるので次の自分の番で相手のポケモンを倒したり、勝ち筋を残す効果として役に立ちそうです。

この特性に関するQ&Aとしては、
(1) ポケモンVが2匹きぜつしたとき
(2) 「ジラーチV」が2匹いる時
(3) 「ジラーチV」がきぜつした時
(4) グッズ「学習装置」がついているポケモンがいる時
の4点が挙げられていました。

(1)(2)に関しては、「ポケモンがきぜつするたび1回使える」ので、2匹きぜつしていれば2回、「ジラーチV」が2匹いる場合は2回使うことができます。(「ジラーチV」が2匹いて2匹のポケモンVがきぜつすると4回になりますね)
また、(3)の「ジラーチV」に基本エネルギーがついている時に「ジラーチV」がきぜつした場合も特性を使うことができます。
少々細かいですが、きぜつ→即トラッシュではなく、きぜつ→きぜつした時に働く効果→トラッシュの順番になるため、まだ場に残っている「ジラーチV」の特性を使うことができるという具合です。
最後に(4)の「学習装置」が付いているポケモンがいる場合に、自分のポケモンVがきぜつした時ですが、これは「必ず先に学習装置の効果を行う」とかいう決まりはありません。ポケモンカードでは「完全に同時に働く効果があった場合、どちらを先に使うか選んで良い」という裁定があります。(必ずしもそうではない可能性もあるので、似たような事例があった場合は要問い合わせでしょうか)
もちろん、基本エネルギーが2つついたポケモンVがきぜつした時は、特性「ねがいのかけはし」で1つ、「学習装置」でもう1つのエネルギーを付け替えることができるので結構有用な気がします。

さて、ここで問題ですが、
(1) バトル場に基本エネルギーが2つついたポケモンV
(2) ベンチに「学習装置」を付けたポケモンV(基本エネルギーなし)
(3) ベンチに「ジラーチV」
という状況で、(1)と(2)のポケモンがわざ「キョダイレンゲキ」できぜつした場合、
・(1)のポケモンVのエネルギーを1つ「学習装置」の効果で(2)のポケモンへ
・(1)のポケモンVのエネルギーを1つ特性「ねがいのかけはし」の効果で「ジラーチV」へ
・(2)のポケモンVに「学習装置」の効果でついたエネルギーを、特性「ねがいのかけはし」の効果で「ジラーチV」へ
といったことは可能なのでしょうか・・・?

「ナタネの活気」/トレーナーズ(サポート)

炎は「溶接工」とかいうよく分からないキャラなのに、なぜ草はジムリーダーという優遇を?

草版「溶接工」とも言える効果ですが、細かい挙動は「溶接工」とは異なっています。
「溶接工」は「手札の炎エネルギーを付ける効果」が主で、「ナタネの活気」は「山札を2枚引く効果」が主になっています。
そのあたりの差が出たQ&Aが載っていました。

(1) ベンチポケモンがいない時に使えるか
(2) 手札に草エネルギーがない時に使えるか
(3) 山札がない時に使えるか

(2)についてはカードが発表された時から話題に挙がっていた点です。(正確には異なるのですが)
まず(1)に関しては、前述のとおり「山札を引く」効果のため、エネルギーを付ける対象のポケモンがいなくても使うことができます。(ただ山札を2枚引くサポートとして)
逆に(3)の場合は、引くべき山札がないため使うことができませんし、使うことができないので手札の草エネルギーをベンチポケモンに付けることもできません。(このあたりは「溶接工」と比べて弱いところですね)
最後に(2)については、使うことができますし、山札を引いた際に草エネルギー(「アロマ草エネルギー」は✗)が手札に来たらベンチポケモンに付けることができます。

(2)について話題に挙がっていたのは「山札を引いたあと含め、手札に草エネルギーがあった場合に、草エネルギーをベンチポケモンに付けなければいけないかどうか」でした。
この点については別途問い合わせをした方がいるようで、「付けないことは可能」という解答だったようです。(手札の状況なので当然ではあるのですが、テキストに「のぞむなら」という記載がなかったので曖昧ではありました)

「セキ」/トレーナーズ(サポート)

グッズ「メタルソーサー」のために生まれてきたカードと言っても過言ではない(過言)

「鋼エネルギーを2枚トラッシュしなければ使えない」という制約はありつつも(手札に鋼エネルギーが必要)、好きなカードを2枚まで手札に加えられるということで「ピオニー」も真っ青な効果になっています。
もちろん「メタルソーサー」を2枚もってきて、トラッシュしたエネルギーを再利用してもいいですし、その場で足りないポケモンを持ってきたり、次の番のためのカードを持ってきたりと柔軟な動きができそうです。
ただし鋼エネルギーが手札になければ(

このカードのQ&Aとしては
(1) 山札がない時に使えるか
の1件だけではありますが、過去の事例からも
(2) 何も手札に加えないことは可能か
(3) 好きなカードを1枚だけ手札に加えられるか
などはおさらいしておきたいですね。

(1)に関しては使うことができません。(手札に鋼エネルギーが2枚あったとしても)
これは効果が「山札から2枚カードを手札に加える」というものであるため、手札に加えるべきカードがなく使えない、という解釈で良いと思います。
(2)(3)は余談ではありますが、
(2) 何も手札に加えない→✗
(3) 1枚だけ手札に加える→○
となっています。ポケモンカードでは「好きなカード」と書かれていた場合は「最低1枚は選ぶ」という裁定があります。そのため(2)の1枚も選ばないことは不可で、1枚だけ選ぶことは可となっています。
※これが「ポケモン」や「トレーナーズ」という指定があった場合はゼロ枚でもOKになります。

「いれかえカート」/トレーナーズ(グッズ)

たねポケモン限定忘れがち

「ポケモンいれかえ」に回復効果が付加されたようなカードになっていますが、いれかえられるのはたねポケモンだけである点には注意が必要です。
逆を言うと、たねポケモン主体であれば特性「クイックシューター」の効果をなかったことにしたり、「結晶の洞窟」と合わせて「ゲノセクトV」をきぜつラインから守ったりすることができるかもしれませんね。(しらんけど)

このカードのQ&Aは、
(1) バトル場のたねポケモンにダメカンが乗っていなくても使えるか
(2) ベンチポケモンがいない時にバトル場のたねポケモンを回復できるか
(3) スタジアム「スパイクタウン」が出ている時にダメカンが乗るのと回復するのはどちらが先か
あたりが書かれていました。

このカードは「ポケモンをいれかえて、そのあと回復する」という効果です。
そのため、(1)のようにダメカンが乗っていない時は、単純に「ポケモンいれかえ」と同様の効果として使用でき、(2)のようにベンチポケモンがいない時はいれかえできず、「その後」の回復もできません。(カード自体使えません)
また、(3)については、前述の特性「ねがいのかけはし」と「学習装置」の例と同様に、「スパイクタウン」の効果と「いれかえカート」の効果が同時に発生します。そのため、「スパイクタウン」の効果でダメカンを乗せるのが先か、「いれかえカート」で回復するのが先かは、「いれかえカート」を使ったプレイヤーが選択できます。
具体的にはダメカンの乗っていないバトル場のたねポケモンを、「いれかえカート」の効果でベンチポケモンといれかえたあと、先に「スパイクタウン」の効果でダメカンを2つ乗せ、その後「いれかえカート」の効果でHPを30回復する(ダメージゼロにする)ということができます。

ちなみに残りHP20のバトル場のたねポケモンを「いれかえカート」の効果でベンチポケモンと入れ替えた際、「スパイクタウン」の効果でダメカンが2個乗ったとすると、残りHP0になってきぜつしてしまいそうです。
が、実際はきぜつになる前に「いれかえカート」の効果でHPを30回復できるためきぜつにはなりません。
(カードの効果が全部終わったあとにきぜつするかどうかの判定が入るのでこのような動きになります)

特性「けむにまく」/「フォクスライ」

「フォクスライ」はいつも面白い特性あるのになかなか使われていない

特性「けむにまく」は「相手の残りサイド2枚以下」かつ「ポケモンV限定」ではありますが、「ムゲンダイナVMAX」デッキにおける負け筋の1つである「ベンチのクロバットVが倒されて負ける」のような状況をケアできる良い特性だと思います。
ただし相手の残りサイドが1枚の場合は、この「フォクスライ」が呼ばれてしまうので、相手のサイドを残り2枚ぴったりにするようなプレイングが必要になり、少々扱いは難しそうです。(これが3枚以下ならかなり使いやすそうではあります)

こちらの特性に関しては、
(1) 特性が働いている状況で「ボスの指令」を使いポケモンVを指定した場合
(2) 特性が働いている状況で「セイボリー」を使った場合
について書かれています。

(1)は以前も似たような事例があったとは思いますが、指定すること自体は可能です。ただし、効果を受けないためバトル場のポケモンと入れ替えずに「ボスの指令」をトラッシュします。
要は「効果を受けない」=「使えない」ではない点で、「やっぱり対象を変えます」のような行為がNGになることには注意が必要です。
次に(2)の場合は「セイボリー」の効果でポケモンのトラッシュは行います(ベンチがポケモンVだけなのでトラッシュしない、等にはなりません)
これは「セイボリー」の効果はベンチのポケモンにかかる効果ではなく、プレイヤー自身にかかる効果だからです。
(少々ニュアンスが難しい部分はあるかもしれませんが、相手に「ポケモンを選んでね」と言う効果とイメージしてもらえると分かるでしょうか)

特性「きょうめいしんか」/「イーブイ」

「イーブイ」は特性「エナジーしんか」が強すぎた(主観)

最後は「タイムゲイザー」「スペースジャグラー」のどちらにも収録されている「イーブイ」についてです。
特性「きょうめいしんか」は、自分の番に「イーブイ」を一気に進化させることが可能、かつ、1枚採用の進化形へも容易に進化できる良い特性だと思います。
ただし、現状「イーブイ」から柔軟に進化させて強そうなポケモンが少なそうな印象なので、今後の進化形の追加に期待という感じでしょうか。

こちらのカードについてはQ&Aも多く、
(1) 特性を使った際進化させないことは可能か
(2) 相手が「イーブイ」を進化させた時に特性を使うことは可能か
(3) 複数の「イーブイ」で特性を使うことは可能か
(4) 出した番に特性を使うことは可能か
(5) 「イーブイ」を進化させたあとに新たに「イーブイ」を出した際特性を使うことは可能か
(6) 山札から進化ポケモンを選ぶ効果で特性を使うことは可能か
などが書かれていました。

(1)については可能になります。これは「山札から進化ポケモンを選ぶ」という効果になるため、「山札から選ばない」という選択肢を選ぶことが可能なためです。(「クイックボール」でたねポケモンを手札に加えないのと同様)
実際に進化ポケモンがいなかった場合は当然ですが、例えば「山札をシャッフルしたい」や「のちにベンチにイーブイを出した時にまとめて進化させる」なども用途になるでしょうか。
(2)は当然使えません。これは「自分の番に」と書かれているので、相手の番では使うことができません。
(3)については当然可能になります。(「別のきょうめいしんかを使っていた場合は使えない」のような記載がないので)
(4)についても可能です。特性などの効果でポケモンを進化させるものの場合、進化できない場合はきちんとその旨書かれているの=書かれていないので可能、という解釈で問題ないと思います。
(5)は使うことができません。「きょうめいしんか」は「イーブイを手札から進化させた時に使える」特性です。進化させたタイミングのみなので、進化後に出した「イーブイ」では特性は使えないということです。
最後に(6)ですが、こちらも使うことはできません。「手札から進化させた時」に使えるので、山札から進化させたときには使うことができないということになります。

最後に

毎度のことならが分かりにくい説明などありましたらすみません。
分かりにくい部分や、他のQ&Aで解説がほしい点、また、Q&Aにはないけど聞きたい点などあれば遠慮なくお知らせください。
ひとまずこちらは「タイムゲイザー」関連のQ&Aということで、別で「タイムジャグラー」関連のものも記載しておきますので、そちらも参考にしてもらえればと思います。

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