今の小学生が知らないちょっと昔のテレビ

 ジェネレーションギャップとは、世代(時代)による、文化や価値観の違いのことである。

 戦後を生きた団塊の世代、高度経済成長期に生まれた大人、そして我々若者(筆者は2000年生まれ)では触れた文化やファッションは全然異なり、それは子どもの頃見てきたテレビ番組でも言えることである。

 そして、今の私達と小学生でもテレビ番組に関してジェネレーションギャップが生じている。ここでは、今の小学生が知らないテレビ番組について書いていこうと思う。


○トリビアの泉

 トリビアの泉は2003年から2006年まで、フジテレビ系列で水曜日の21時から放送されていた、「明日使えるムダ知識」をテーマにした番組だ。2006年は筆者は小1だったので、今の小学生が知る筈はなく、「へぇ〜ボタン」が20回まで押せることや、高橋克実と八嶋智人がセットということを知らないのである。

○ワンナイR&R

 ワンナイR&Rは2000年から2006年まで、フジテレビ系列で放送されていた、お笑いバラエティ番組で、雨上がり決死隊やガレッジセール、DonDokoDonなどが出演していた。フジテレビではめちゃ×2イケてるや、はねるのトびら、ピカルの定理、新しいカギなど、たくさんのお笑いバラエティがあるが、筆者はめちゃイケやはねトび世代で、ワンナイは微かな記憶しかない。それでも、ゴリエや落武者、くずの記憶はある。今の小学生は新しいカギで復活したゴリエは知っている可能性があるが、落武者やくずは知らないだろう。

○紳助社長のプロデュース大作戦!

 紳助社長のプロデュース大作戦!はTBS系列で2010年から約1年半放送されていた番組である。司会の島田紳助は暴力団関係者との交友により2011年8月23日をもって引退しているため、今の小学生はそもそも島田紳助を知らないだろう。そして、島田紳助といえばヘキサゴンや行列、深イイ話などがまず浮かぶため、大人でもプロデュース大作戦は忘れているだろう。韓国生まれのモデル·ヨンアもレギュラーが宮古島で民宿をやっていたことも。

○東京フレンドパーク

 関口宏の東京フレンドパークは、1994年から2011年までTBS系列で放送されていたゲームバラエティ番組である。この番組が終了した2011年に生まれた子どもが小5ということを考えると、今の小学生は知らないであろう。ということは、ダーツの「パジェロ、パジェロ!」という流れも、ホンジャマカがエアホッケーが強いということも知らないのである。それに、パジェロは昨年をもって販売を終了したし、通りの達人や火曜サプライズのない今、小学生にとってパジェロや石塚英彦は馴染みが薄いかもしれない。因みに、ミュージックステーションの初代司会者は関口宏であったが、それは大人もあまり知らない。

○IQサプリ

 脳内エステIQサプリは2004年から2009年までフジテレビ系列で土曜日の19時から放送されていたパズル·クイズ番組である。今の小学生はモヤッとボールも、それが伊東四朗の頭に降ってくることも知らない。伊東四朗は今年で85歳になるので、頭上にモヤッとボールを降らせるわけにはいかず、おそらく復活はない。そういえばこの番組にも石ちゃんが出てた。

○爆笑!レッドカーペット

 爆笑!レッドカーペットは2007年から2014年まで放送されていたネタ番組で、IQサプリ終了後の土曜19時枠の番組である。芸人が赤いベルトコンベア状の床でネタを行うことも、「満点大笑い」という言葉も、正月になると高橋克実がピンクの袴を着ることも、今の小学生は知らないのである。

○爆笑レッドシアター

 爆笑レッドシアターは2009年4月から1年半、フジテレビ系列で放送されていたコント番組で、内村光良を支配人とし、はんにゃ、フルーツポンチ、ロッチなど第6世代を代表する芸人たちが出演していた。今の小学生はロッチのコカドケンタロウが「こんにちは根岸」というキャラを演じていたことを知らないのだ。


と、ここまで7番組紹介してきたがその他にも、エンタの神様のレギュラー放送時代や恋のから騒ぎ、徳光和夫と中山エミリの速報!歌の大辞テン!!、ザ・ベストハウス1.2.3!なども知らない。

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