ロックンロール黄金伝説7 laura nyro
第7回 ローラ・ニーロは紙一重の巻
顔は面長だが肉づきがすこぶる良さそうなこのお姉さんは、大変私好みのエロチシズムを感じさせてくれる女の人。ライブ盤の裏ジャケのものうげな顔は、もうそれだけで「ジュン」という感じである。
(ルックスについての言及おわり。)
この人でいいなと思うアルバムは、はっきりいって「ELI AND THE THIRTEENTH CONFESSION」しかないのだが
このアルバムのスゴさたるや
「もうわかったよ!オレが悪かったよ!」っつーぐらいのもんである。このころの彼女には、天才という言葉こそがふさわしい。
本アルバムの楽曲における理由なきリズムチェンジとコードチェンジのトビ具合は、狂気といってよく、ポップミュージックとはもはや言えない。
加えて、インタビューで理由を聞いても「別に」とか「なんとなく」としか答えが返ってこなそうな計算の無さがこわい。
こういうと、とっつきにくそうだがそんなことはなく、ひらめきとみずみずしさにあふれた素晴らしいレコードである。
この、キツネがついちゃったみたいなお姉さんの
他の作品を聞くとつまらなくおもえてしまうのは、このレコードが良すぎるからなのかなんなのか良くわからないが・・・。
このレコードをおおう得体のしれない感じが、女という生きものの正体だとしたら・・・
恐くて今日も寝れません。。
(2000/6/14)
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