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【伝説を見た声優オタクの独り言】声優口演10月22日昼の部を見ました。


※このレポは佐藤拓也さん推しが書いているため、
主に佐藤さんのことばかりになっちゃうかと思いますがそれでもよければごらんください。

10月22日有楽町のよみうりホールで行われた声優口演の昼公演に参加してまいりました。

出演:羽佐間道夫さん、若本規夫さん、堀内賢雄さん、山寺宏一さん、林原めぐみさん、福山潤さん、佐藤拓也さん。

ゲスト:坂本頼光さん(活動弁士)/大野裕之さん(日本チャップリン協会 会長)

声優口演とは、無声映画の名作をベテランから若手まで幅広い声優による“生吹き替え”ミュージシャンによる“生演奏”で現代に蘇らせるライブイベント。
2006年からやっていらっしゃるそうです。

今回の無声映画は「チャップリン」

わたしとチャップリンの関係は、チャップリンの人となりについて、動画で学んだことがあったくらい。

恥ずかしながら作品としてはちゃんと見たことはありませんでした。

推している佐藤拓也さんがご出演されるとのことで、秒で「行く!!」と決めたはいいものの、後々になって、共演者の豪華さにわたしがビビり散らかす始末。

佐藤さんとわたしは世代がほとんど同じなので、このラインナップに推しがいるってすごい・・・本当にすごい・・・とずっと震えておりました。

主催は羽佐間道夫さん。
シルベスタスタローンのイメージ強かったですが、最後に「エイドリアーン!!」が聞けて、感無量でした…。

今回は90歳のお祝いということもあり、それも立ち会えて光栄でした。

会場に着いた時に感じたのは、とにかく「活気がある!!」ということ、そして年齢層がかなり広く、男性もかなり多かったです。いつも行く朗読劇とは少し雰囲気が違うなと思いました。
ホールは満席。

前日の公演を見た友人から「すごいものが見れます。覚悟してきてください。いいですか、覚悟してきて。」と言われていたのもありますし、
レジェンド声優の中に、推しがいる。緊張しているのではないかと勝手み想像し、わたしも緊張。頑張ってね…と、全く失礼ながら見守りに来ているような気持ちになっていました。

最初に生の音を奏でてくださるTellers Caravanのみなさんが出てきて、楽器の音で会場が一気に華やかに。
ずっと映画に音楽を当ててくださってるんですけど、これが本当に自然だったのがびっくりしました。全く違和感なしでした、すごかった…

そして、羽佐間道夫さんと、活動弁士の坂本頼光さんが登場され、オープニングトーク。
羽佐間道夫さん、とてもお茶目な方・・・。
そして、とてもしっかりしてらっしゃる・・・!現役でご活躍されている役者さんなのだなと、さすが・・・本当にさすがでした。

活動弁士の方の生活弁がみられた!!

カツベン!って以前映画があったと思うんですけど、その特集を見たことがあって、昔から映画に声を当てる文化があることは知っていました。

リアル活弁をまさか見ることができるとは。。

日の丸太郎という1936年に放送された無声アニメの活弁を見ることができました。

テンポが速いのに、笑いがたくさん散りばめられてていて、当時から最高の娯楽だったんだなって感じました。

活動弁士と声優さんの違いは、
活動弁士は状況説明なども多いため、どちらかというと第三者視点。(もちろん役もやりますが)
声優さんは、一人称視点でのお芝居。

こういった「文化」に触れると、戦後、エンターテイメントをいろんな手段で楽しもうとしてきた先人たちを感じます。

そういったエンタメ文化があったからこそ、今のエンターテイメントに繋がってるのかと思うとなんだかありがたいなと思います。


ここからは声優さんの技術を堪能してくださいねというところで、
いよいよ本編へ

一本め:チャップリンの霊泉

最初の始まりがね、若本さんからで、、、もう完全に「人志松本のすべらない話はじまるのかな・・・」みたいな、サービスから始まって感無量でした。

アルコール依存を治す施設でのドタバタ劇。
出演は、チャップリン役が賢雄さん、若本規夫さん、林原めぐみさん、佐藤拓也さん

普段の朗読劇とは違って、無声映画に声を当てるお仕事、口の動きもないですし、テンポも速い。それを完璧に魅せる技術。
感動しすぎて、泣き笑いでした。佐藤さんの朗読は今年たくさん見せていただきましたが、モニターと台本をちらちらと見比べる真剣な眼差し。
あの姿が見られただけで本当に嬉しかった…。

酔っ払いの演技も、みんな凄かった。
賢雄さんの抜けてるチャップリンと、林原めぐみさん演じる女性を口説く時のイケボ…。

推しは、チャップリンが隠し持ってきたお酒を飲んじゃってどうしようもない看守の役?と、
スパで施術をする巨体の男。

凄かった…。

すごいってもんじゃない。わちゃわちゃしてるのにカオスではない。だれもだれの邪魔になってない。

若本規夫さんと堀内賢雄さんの喧嘩シーンの間に入る林原めぐみさん、福山潤さん、、

わたしは何を見てるの?奇跡をみてるの???

賢雄さんと規夫さんってどういうことや…。
なんてことをずっと考えながら、見ていました。

こちらもあっという間。

泣き笑いをし続けたました。


2本め:犬の生活

山寺宏一さんオンリーのショー。圧巻すぎて鳥肌でした。笑いをたくさん散りばめながら、40分ほどの作品を一人で。
全役を演じ分けられていました。チャップリン、警察、モブ、女性役、犬役も…
「名犬チーズではない」というサービスセリフや、警察役の「待て〜ぃるぱ〜ん」も会場が沸きました。

とんでもない技術をみさせていただきあっという間の40分でした。
(といっても、見ている間はとても40分とは感じませんでした。あっという間だった!家に帰ってからYoutubeを調べたら、40分でした。どこかカットしたのか?と思って見てみましたが、1mmもカットされてなかったです。震えた。)

最後の羽佐間道夫さんのスピーチで、「生きている間にこんな才能に出会えるとは」と感動されていたのも鳥肌でしたし、
山寺宏一さんのステージを共演者たちがステージ袖で食い入るように見ていたという勉強熱心な姿があったこともアフタートークで知ることができて嬉しかったです。

なんか、ものすごい伝説の瞬間にわたしは居合わせている気がする…
と思ってからは、涙が止まりませんでした。

本当にすごかったんです。語彙力なくて本当にもどかしいけど。

すごい。
声優さんって本当にすごい。
技術もそうだけど、こんなに声一つで心を震わせる、最高のエンタメを届けられるのがすごい…。

先日小野大輔さんが言っていた、「声優は年齢も性別も、時代も越えられる」とおっしゃっていたことを思い出しましたし。

羽佐間道夫さんもそうおっしゃられていたそうで…
小野さん…さすが羽佐間道夫さんにお呼ばれされるだけあります。
(10/21公演にでてらっしゃった)

自分が過去に目指した声優さんという道、
厳しくもあるとは思うけど最高のお仕事なんだなと、
大尊敬です。

わたし、声優オタクでよかったなぁ…
そしてその道を極めようとする推し【佐藤拓也さん】を推せて幸せだなぁ…。

そんなことを感じながら、アフタートークで先輩達のトークをニコニコ見たり、大きくうなづいたり、口を押さえて笑ったり幸せそうにしている佐藤拓也さんをみて胸がいっぱいになってました。

改めて、羽佐間道夫さんにはずっとお元気で声優口演を続けていただきたいですし、
佐藤拓也さんもまた出てほしいし。

どんどんレジェンドになっていく姿をらこれからも見届けたいと思う声優口演でした。


3000文字越えた。

ありがとうございました。


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