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【最終23位/レート1701】黒単ヘルボロフをもっと知る【デュエプレ】


はじめに

初めまして。そうでない方はお久しぶりです。渡会(わたらい)と申します。
モルトNEXTカップお疲れ様でした。今期も前期と同じく黒単ヘルボロフを使用し、ND最終23位となることができました。
本記事では、使用したリストや前回の記事との比較について綴らせていただきます。
新弾前の一つの解として読んでいただければ幸いです。


構築(前期と今期)

前期最終リスト

詳しくは前回記事をご一読ください。


今期最終リスト

主に赤単速攻や白単サザンの減少・黒単ミラーの増加により後ろ寄せの構築となった。ピン積み採用の多さがデッキのキモポイント(いい意味で対応力)を上げている。


各カード解説

前期リストから変更があったカードの解説をします。()内は前期リストとの比較用です。

学校男 1枚(2→1枚)
赤単・サザンの減少により2tで除去を行いたい場面がなくなったため、採用枚数を減らした。
ただし、盤面の圧迫解消やアタックキャンセルなど、このカードでしか出来ないことがあるため1枚の採用。

ゴースト・タッチ 1枚 (2→1枚)
学校男と同じく序盤から動いてくるデッキが減ったため、重要度が下がった。
後攻に関しては全対面で2tからハンデスを行いたく、特攻人形4枚のみだと足りないと判断したため、かさ増しとして1枚は残している。

ボーンおどり・チャージャー 4枚(3→4枚)
今期ではエンゲージと合わせて3コスチャージャーを5枚採用している。
これについて言語化するのは難しいが体感としてチャージャーをしていれば…という場面が多かったので増量を行った。
理由を後付けするのであれば以下のようなことが挙げられる。

  • ガイムソウのナーフにより、モルネク対面で完全なハンデスをしなくても良くなり、マナを伸ばすターンが作りやすくなった。(ガイムソウ&モルネクと持たれていても7マナで最大値が出ることは少ない)

  • サインシュゲの減少により、ハンデスカードの使用頻度が減った。

  • 黒単ミラーの増加により、早期の7マナ到達が重要となった。

解体人形ジェニー 0枚 (2→0枚)
構築を後ろ寄せにするために高コストに枠を譲った一枚。
ハンデスについては別のカードで代用ができるため、枠を作るならこの部分であるとして選ばれた。
イラストアドでの採用はあり。

白骨の守護者ホネンビー 3枚(4→3枚)
可能であれば減らしたくないカードではあるが、高コスト帯にスロットを使うため、泣く泣く枚数を減らしている。
環境を見て増やしたい枠である。

爆霊魔タイガニトロ 1枚(0→1枚)
これに関しては2枚以上採用している人が多い印象。
実際に筆者自身も今期が始まった時点では2枚で運用をしていた。
使い続けているとクリティカルに刺さる場面はほとんどなく、タイガニトロのプランを重要視したせいでプレイが歪むことが発生したので1枚に減らした。
1枚だと5マナ到達時にほとんどなく一見意味がない採用に見えるが、マッドネスがある対面(特にUK)にて、ウェルカムヘルと絡めることで、終了時ハンデス→即龍解で盤面にクリーチャーを残さない動きが可能となるため重宝される。
ちなみに先攻ニトロ爆撃は犯罪である。

葬英雄ゲンセトライセ 3枚(2→3枚)
黒単ミラーの増加により試合に絡むことが多くなったため増量した。
特に、相手の先攻ムーブをまくるために必要なため、初手に来た場合もキープすることが重要である。

地獄門デス・ゲート 1枚(0→1枚)
不利状況をまくる可能性を秘めている。
受けトリガーを月下城と合わせて5枚採用することで50%の確率で1枚は盾に埋まっていると主張が可能。
また、後述するファンパイの選択肢を増やす役割も兼ねている。
複数枚採用されているリストが多いが、受け身のカードであることから、そこまで使用頻度が高いわけではないと判断し、1枚のみの採用としている。
対面が月下ケアで盾を殴ってきた際に、これが捲れると脳汁が凄い。

罪英雄クロノパギャラ 1枚(0→1枚)
一生ゲームできますって顔してる方。
前期は使用していなかったが、ミラーで使われて除去不可能のクリーチャーかつ、強制攻撃を余儀なくされてキツいことが多かったため、採用を決断した。
実際に使ってみるとどの対面であっても使いたいことが多く、好感触であった。序盤に引いてしまった場合については、渋々マナに置くことが多い。
注意しなければならない点として、ゲンセの破壊コストとしてクロノパギャラを選択した場合、先にクロノパギャラの置き換え効果が発生する。そのため、置き換えの5枚に墓地から出る前のゲンセが選ばれてしまうと盤面に出ずに山札に戻ってしまう。ゲンセを盤面に出したい場合には可能な限り選択しないのが吉である。

龍魂教会ホワイティ 1枚(2→1枚)
ファンパイ採用のためにスロットを譲った枠。
①ホワイティ2、月下城1、ファンパイ0、レッドゥル2
②ホワイティ2、月下城0、ファンパイ1、レッドゥル2
③ホワイティ2、月下城1、ファンパイ1、レッドゥル1
④ホワイティ1、月下城1、ファンパイ1、レッドゥル2
①~④を試したが対面を一番広く見ることができる④に落ち着いた。
超次元が9枠あればデッキの完成度がかなり違ったと心底思う。

龍芭扇ファンパイ 1枚(0→1枚)
最初は嘘カードだと思っていたが驚くほどガチだった。
Twitter・Youtubeで紹介されているよう黒単ミラーにて真に輝くことができる一枚。
特に、龍解タイミングが優秀なため除去がされづらいのが利点。
打てる呪文も互いの墓地を参照であるため、状況に応じた選択が可能。
ただし、出すタイミングを間違えると一生龍解せずに、盤面圧迫の温床となるので注意が必要である。

対面解説

以下に選定した3対面の解説を記載します。

黒単

序盤・中盤
特に、序盤・中盤は7マナを目指し積極的にブーストしていきましょう。
ハンデスについては後攻であれば行ってもよいですが、ゲンセをハンデスする大きな裏目があるので基本的にブーストが優先です。
タイガニトロについて、先攻でチャージャーとセットである場合は積極的に狙っていきましょう。逆に後攻は相手に利用されやすいのでタイガニトロはマナ置きが無難です。

終盤
ウェルカムヘルの設置完了できたらリソースの数で勝負していきます。
基本的に不利状況を作られたら捲ることが難しいので常に互角以上の盤面を形成しましょう。
ジャスキルは通らないものとして見て、こまめに盾に行く意識を持ちましょう。トリガーから除去を当てられた際にカウンターされないために墓地にゲンセ、もしくは盤面にクロノパギャラが有効です。
また、ヘルボロフを出した際に墓地を肥やさないという択があります。これは相手のファンパイ(トンナンシャーペ)を龍解させないためです。相手がファンパイを採用している、かつ墓地が7枚以下の場合は必ず検討しましょう。ただし、墓地を肥やさなかった挙句、蘇生先が弱いとなっては元も子もないので基本は増やすことが多いです。クロノパギャラの置換効果によって墓地を減らし、龍解を阻止することもあるので覚えておきましょう。

5cイメン

序盤・中盤
基本的にサインシュゲ対面と同じような流れで、積極的なハンデスとウェルカムヘル設置を目指していきます。
特に、相手のボアロパゴスへの龍解を許してしまうと継続的なリソースを与えてしまうので、以下を意識し続けましょう。
①盤面にクリーチャーが合計コストが8コスト以上ある場合
→イメン+5コスで龍解条件達成してしまうので事前に盤面処理を行う
②マナにエメラルーダ、手札が2枚以上となる場合
→イメン+エメラルーダ+デブラで即龍解されてしまうので、常に相手の手札1枚をキープさせる
③盤面にクリーチャーが合計コストが3コスト以上、マナにミランダ
→イメン+ミランダ+覚醒5コス以上で即龍解されてしまうので、可能な限り盤面の処理を行いたいが、ハンデスとウェルカムヘル設置が優先。最悪龍解された場合も盤面にデブラがいないのでウェルカムヘル龍解による処理で対応していく。

終盤
基本的にドルバロムDによるマナ破壊で勝ちです。盤面にイメンがいる場合はマナが染色されていて破壊できないため、注意が必要となります。
※マナ破壊ができない場合でも盤面のクリーチャーやボアロパゴスを破壊するために出すことは多々ある

UKパンク

序盤・中盤
マッドネスに恐れず、積極的にハンデスを行いましょう。もともと分が悪い勝負のため割り切るのが大事です。それよりもロビー・ブータンの着地・ドロンゴーを許してしまう方が厳しいです。
ただし、タイガニトロだけは使いどころを見極めましょう。他に強い動きがない場合はプレイしてもよいですが、ニンジャリバン→ヘルボロフ&ウェルカムヘル設置でランダムハンデスを2回しながらエグザイルクリーチャーを叩く動きの方が強いことが多いです。

終盤
ドルバロムDの着地ができたらほぼ勝利は目の前です。基本的に相手のライブラリアウトを目指していきます。
クロノパギャラの盾落ち・マナ落ち等でこちらの山札が先に切れる場合は、相手の公開領域を見ながら1点ずつ盾を詰めていきましょう。カツドン破が非公開領域に1枚でもある場合はタイガニトロとランダムハンデスを用いて相手の手札を全て刈り取りば問題ありません。

おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございます。
モルトNEXTカップが開始した当初は黒単ミラーやモルネクリペアが大量に発生し、レートが溶ける一方でしたが、めげずに潜り続けたことで少しずつ環境理解をすることができたのではないかなと思います。
また、今期で3期連続レート1700を到達することができました。高アベレージを保つことができているので、次は最高レートの更新を目標に頑張りたいですね。
ちなみにバトルアリーナは1次予選で敗退しています(泣)
何が勝ち上がるかを楽しみにしつつ、新弾を待とうかと思います。
デッキに最大の感謝を。それでは。

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