最強バーチャルタレントオーディションを予選まで終えての雑感、もしくは雨ヶ崎笑虹No.9へ贈る言葉

いわゆるバーチャル蠱毒と呼ばれているやつについてですが、あまり好ましくないと思うので正式名称で(といってもこっちが一般呼称になってる以上、タグなんかではそう呼ばざるを得ませんが)。


最強バーチャルタレントオーディションの予選が終わりましたね。

「いやいや、予選は11月29日(木)の19:59まででしょ」とお思いの方もいると思いますが、私的には終わりました。

なにせ私が応援している雨ヶ崎笑虹No.9は配信時間の都合上、11月28日までしか配信できないので。



このオーディションの存在については、ニュースが出たとき( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000222.000026205.html )に知っていましたが、まさか参加者が同じ顔のアバターと設定を与えられて競うようなものだとは思いもしませんでした。

その事実に気がついたのは、このオーディションが話題になった11月21日のことでした。

そしてオーディションについてツイートしたら、ウワサの九条林檎No.5氏にリプライを送られ。

いろいろ考えて、参加者全員の配信を見て何をすべきか考えよう、と思い、今日までに配信を行った参加者の配信を、1度は必ず見ました。


そしてその中で私は1人の参加者に猛烈に惹かれました。それこそが、雨ヶ崎笑虹No.9ことくーちゃんです。

初めて配信を見たとき、漠然と良いなと思っていましたが、その感覚は2回目の配信に訪れたとき確信に変わりました。

その配信で彼女の言っていた台詞が以下のようなことでした。showroomでの配信はアーカイブが残らないので、不確かなものではありますが、ニュアンスは間違っていないと思います。


私、ずっとキラキラした舞台で輝きたいと思っていたの。
お母さんからはそんなんじゃ甘いよって言われてて、でもやってみなきゃわからないから、だから応募してみたんだ。
それでここにきてみたら…やっぱりキラキラしていた。
そうじゃないこともいっぱいあったけどね。
私ね、やりたいことがいっぱいあるんだ。
私は仮に予選を通過できても本戦は無理だと思う。だから本戦に出たら辞退しようと思う。
けど、だからそれまでは、予選の間の4日間は自分のしたいことを全力でしたい。
こんなことって一生で一度だと思うから、キラキラした舞台で頑張りたい。
本当にしんどいこといっぱいだしイヤなこともあるけど、でもキラキラしたものを信じてやってみようと思う。


あまりのかっこよさに、脳がしびれるような感覚を覚えました。

なにかに強烈に憧れる気持ち。好きなこと・やりたいことが溢れて止まらないという無限の推進力。そして輝かしいものを信じる意志の強さ。

私が美しいと思う『夢中の力』を、余すことなく持っていました。

それに「キラキラ」という言葉選びも良いなと。私はこの言葉が大好きで、憧れてるものとか、すごく良いなと思ったものに「キラキラ」って付けて語るのがクセなんですよね。自分の中の、なにかに焦がれる心象風景が、ストレートに伝わる気がして。

そんなわけで、尊敬と共感を1億点満点で叩き出されてしまい、あとはもうあまりに自然にくーちゃんを応援していました。



それから今日までの約一週間は、振り返ると怒涛の勢いでした。

このオーディションの性質上、優勝しようがしまいがオーディション時の存在は消えてしまいます。それは本当に跡形もなく。
ツイッターのアカウントもshowroomのアカウントも最後は消されてしまいます。

我々にとっては雨ヶ崎笑虹No.9は雨ヶ崎笑虹No.9でしかなく、彼女を応援できるのは本当に一瞬の間だけ。

それに彼女は、オーディションの1次審査に受かるなんて露も思っていなかったようで、予選期間中は忙しさ故、僅かな時間しか配信する機会がありませんでした。(そういう、ちょっと自信のないところや抜けているところも彼女の魅力です)

つまり彼女を応援できる時間は本当に少なかった。

だから全力で楽しみました。


前述の『本戦に出たら辞退』発言に関して、やっぱり本気で本戦を目指そうと言ってくれたことに奮い立ったり。
趣味というより生活の一部かのような、ボカロとニコニコについて楽しそうに語るのを聞いたり。
『自分のためにペンライトを振ってもらいたい』と夢をこぼす様に、応援する心を掻き立てられたり。

彼女の中にある、何気ないけれど無限の『夢中の力』に魅せられながら、とても楽しい時間を過ごさせてもらいました。

それ以外にも色々ありました。

あまりの帰宅の遅さや睡眠時間の短さに、社畜キャラが一瞬で定着したときには、かなり心配しましたが、それでも1日1度は必ず配信の時間を取って我々の前では元気でいてくれたことはとても嬉しかったです。

お天気お姉さんらしく翌日の天気を読み上げたら、実は翌々日の天気だったときは死ぬほど笑いました。

素のまま喋ると言って結構ぶっちゃけた話し口をしていましたが、人への気遣いを忘れない優しさが常にこもっていて、聞いているとすごく安心できました。


ともかく、こんな一瞬の時間にこれほど感情を揺り動かされ沸き立つことはありませんでした。私にとっては最高の一週間でした。




彼女がどこまで残るかはわかりません。本戦にも進めないかもしれないし、優勝するかもしれない。

しかしどんな結果であろうと、貴女というキラキラした輝きに出会えたこと、それを応援させてもらえたことは私の人生の中でも最高の出来事です。


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