誰ガ為のアルケミスト始めた

劇場版が公開されて、そういや周りの人たちやってたな~とか思い出したり、知り合いに河森正治エキスポ行った話を聞かされたりして、じゃあ劇場版見るためにやるか!とゲームを始めた。


まず話の構造が良いんですよね。
幼少期から仲の良かった主人公の兄弟2人が、騎士として活躍する過程ですれ違いを起こし、その末で決裂……という話が、ガッツリ中世ファンタジーな雰囲気で始まるんですけど。
彼らが死闘を繰り広げた1章の後に始まる2章は、別の主人公である飄々としたガンマンが、スチームパンクな世界でドタバタを繰り広げる話なんですよ。
まずこの世界観と物語の幅広さにワクワクしましたね。
で、このそれぞれ章によって全然テイストが違う物語と主人公が、徐々に交差していくんですよ。
そのたまんなさと言ったらもうね……1つの作品内でMCUシリーズを見てるような感覚と言いますか。壮大なサーガに魅せられていく感覚がすごく良い。


それでまた、たびたび挿入されるムービーシーンがメタクソ気合入っててテンション上がるんですよ。

音質画質めちゃ悪いけどこういうの。
低頭身の3Dキャラだけど、カメラワークとエフェクトとアレコレと全部がめちゃ良くて、特にこのムービーがある3章はこういう映像が隙あらば入ってきててもうめちゃくちゃ楽しい。


で、やっぱり話の中身も良いんですよ。
キャラクターそれぞれの想いがあって、その中で主人公が何を貫いていくかという全体的なテーマもいいですし。
それを上でも言ったように全然別のテイストで描いてるのも見るたび新鮮で良いんですよね。

1章は中世ファンタジーな世界観で、主人公2人が国の存亡がかかった陰謀に巻き込まれる中それぞれの主張を違えていく…というシリアスな話で。
打って変わって2章では、飄々としているがウデは確かなガンマンが、スチームパンクな土地を舞台に、国をカッチョ良く救う話が義理人情で描かれて。
3章は魔法学校に通う子どもたちが、ある呪いのかかった国で、それに諦めたり狂わされたりした大人たちと対峙し乗り越えていくというバリバリなジュブナイル。

まあ描写とか積み重ねとかが足りなかったり、話の筋がいまいち通ってないなあ…と思うとこもあったりというのはあるんですけども、義理人情だとかジュブナイルだとかいうテイストの一貫性がめっちゃしっかりしてるのと、キャラに魅力があるのが常にあってやっぱ好きだな~ってなる。


好きなキャラは1章の主人公のうちの1人のディオスですね。
こいつは正義を信じる中で結局その理想が打ち砕かれて、端的にいうと闇落ちするんですけど。
そこに至るまでの描写が、身内の話は聞かないのにめっちゃ怪しいやつのそそのかしは信じちゃって、その上ですごい頑迷さを発揮して闇落ちするって感じでこいつなんやねん!とあんまりプレイヤーに好かれてないっぽいキャラで(こういうとこはまさしく描写不足と自分も思います)。

でもめっちゃ人の意志の話をしてくるキャラでそこが好きですね。この画像みたいなのとか。


これは彼を描いた短編のサブストーリーなんですけど、そこではそういう側面がすごいでてたし、ディオスの頑迷さの原因だとか短いのにかなりドラマチックに描けてて良かったんですよね。こういうのもう少し本編に入れられてたらなあ…。

あとソルとかいうキャラがめちゃ最高そうなので早く会いたい。

生き物の価値を決めるのはただ一つ、”意志”だけなんすよね…。


ここ最近のメインストーリーの更新見たら1年に1章ペースの実装で、FGOをメインでやってる身からするとうぉ~~結構遅いな~…と思ったりしますが。

ムービーの凝りようとかテキスト量見るとそのぐらいだよなとか思ったり、でももっとペース上がんないかな~とか思ったり、とはいえサイドストーリー的なやつの実装とかもモリモリやってるからそっちも楽しみゃいいか、このペースでいくと次の章の実装は1,2ヶ月以内っぽいしいいかな、いやもう少しか?とかいろいろ考えてます。まぁハマっちゃってますね。
リリースから3年経ってるので充実してるし遊びやすいし、サービス開始当初からつきっきりみたいなプレイが多い自分としてはその点も新鮮で良いです。


とりあえず当初の目的である劇場版を見て、更に楽しくプレイできたらな~という感じです。






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