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砂丘をたずねて三千里

これは、僕が一人旅で千葉から鳥取砂丘に行った時の感動を記録したものだ。 前に砂漠に行きたいという欲求をつらつらと書いた。 これを書いてからふつふつと砂漠に行きたい欲が湧き上がっては抑えていたけれど、まとまった休みを取れたので、あとは野となれ山となれとばかりに思い切ってひとり旅に出た。鳥取まで。 3泊4日で旅行は計画したが、その内で一番のメインだったのは、鳥取砂丘。 朝一で見るために、前日は砂丘から徒歩20分の宿を予約し、7時には砂丘に繰り出した。 砂丘への入り口は3,

    • 書く人のための参考リンク集

      Chromeのブックマークを整理していて、どこかにこういう系のサイトをまとめて置きたかったのと、公開したらまあ誰かしらの役に立つだろうという考えのもとでまとめました。 だいぶジャンル分けが雑で数の偏りもありますがご了承ください。 なおここでいう「書く人」とは、研究者、ブロガー、エッセイスト、コラムニスト、小説家など、ライティングに携わる人全般を指します。 ★がついているものは個人的にお勧めしたいモノです。 全般・国立国会図書館サーチ 国立国会図書館を始めとした全国の公共

      • ためになる書評サイト9選

        ・書評空間:紀伊國屋書店 https://booklog.kinokuniya.co.jp/ クオリティ高いのに2015年で更新がぱったりとまって悲しい。 国際・政治・歴史に強め。 ・好書好日:朝日新聞 https://book.asahi.com/reviews/ 「味わう、笑う・泣く、観る、恋する、旅する、贈る、愛でる、ぞっとする、考える」 記事全体をこれら9つのジャンルに分けているのが素敵。書評だけじゃなくてインタビュー記事もそこそこ。 ・ブックバン https

        • 「切ない」の意味について

          (2020年に書いて下書きのままにしていた記事を、今更ながら公開します) ここ1年近く頭を悩まされてきた卒業論文を、先週ついに提出した。 締め切りの本当にギリギリに出して、提出直後にみんなで喜びや涙を分かち合った。青春ドラマみたいだった。同時に、「こうやってみんなで達成感を味わえるのはきっともう無いんだな」と感じた。 もうすぐ私たちは大学を卒業する。 こういう時に出てくる感情を、「切ない」と呼ぶ人がいる。 「切ないって何だっけ」と思って辞書で調べてみると、例えばこんな意

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        • ことばを考える
          5本

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          「ご自愛ください」をもっとカジュアルに言わせてほしい

          今、僕や僕の周りの人たちはみんな卒業論文を出すために頑張っている。締め切りまであと2日。もしかしたら夜通しやらないと終わらないかもしれない。 厳しい状況だけれど、お互いレビューしあったり声をかけあったりしながら頑張っている。 ただ、頑張っている人へ声をかける際にふと、この言葉でいいんだろうか、と思う時がある。 例えば「無理しないでね」という言葉。 「無理しないでね」って言った当人からすれば、単にその人のことを気遣って出た言葉なのかもしれない。 でも、言われた側からすれ

          「ご自愛ください」をもっとカジュアルに言わせてほしい

          25歳までにしたい事9つ

          1. 柴犬か猫を飼う自分は24歳まで大学院で、その後就職する予定。飼うとしたら、まあ就職した後だと思う。 「社会人1年目でペットを飼う余裕があるのか…?」とは思うが、家に帰ったらモフモフの柴犬が待っていると思うと、とても仕事をがんばれる気がする。でも一人暮らしで柴犬飼うと寂しがりそうだから、猫かなぁ。猫を飼うなら三毛猫か茶トラ。 2. 数学を学ぶ1年前の夏に『虚数の情緒』という本を買った。 約1000ページもある分厚い本で、鈍器と言っても差し支えない。 「中学生から〜」と

          25歳までにしたい事9つ

          卒論執筆に活用しているツールをまとめてみた

          このnoteでは、アプリ等を使って時間効率や生産性を高める、いわゆる「ライフハック」が大好きな私が、卒論執筆や文献のインプット・アウトプットを行う上で活用しているツールを紹介します。 --- 学習系のnoteを書くにあたり関連するものとして、ほぼ1年前、自身のノートの取り方を振り返るnoteを執筆しました。 https://note.com/watako373/n/n2a351ef437ff このnoteを書いた当時がほぼ1年前、当時大学3年生でした。 そして現在

          卒論執筆に活用しているツールをまとめてみた

          偏見への挑戦 ー「ヒューマンライブラリー」に参加して考えたことー

          このnoteは、大学で先日開催されたヒューマンライブラリーのイベントに参加してみて、あまりに面白い経験をさせられたので、その感想や気付きをまとめ、共有したいという思いのもと書かれたものになります。 イントロ先日、「本」ではなく「人」が貸し出される図書館を利用しました。 「おや?何を言っているんだこいつは?」 と思うかもしれませんが、冗談ではありません。 「人」が「本」を借りるのではなく、「人」が「人」を借りる。 それが自分の参加したイベント、ヒューマンライブラリーです。

          偏見への挑戦 ー「ヒューマンライブラリー」に参加して考えたことー

          Untitled

          近況報告。 1ヶ月ほど前に、ツイッターで自分の名前(@watako373)とは別のアカウントを作った。 ネット上に自分の名前から切り離されたアイデンティティが突然生まれた。誰にも承認されない代わりに、好きなことを呟ける。よくある「RTで抽選に参加」みたいな懸賞や、完全に個人用のメモや、誰にも求められていない連続ツイートが気軽にできる。 なんて自由な世界。 実名の自分とリンクしたアカウントだと、スキなものは言えても嫌いなものはなかなか言えない。自分の評価に関わるかもしれない

          砂漠に行きたい

          砂漠に行きたい。 砂漠に行きたいという願望は最近になって抱くようになった。 大学1,2年の頃は刺激を求めて富士急やら遊園地やら行くのが好きだったけれど、大学3年になってからはなんだか悟りを開いてしまったので、自然との触れ合いを好むようになった。砂漠に行きたいという願望もその一環である。 自然の中でぼーっとするのが好きなので、何もない砂漠で無気力な時間を過ごしたい。 ********************* 砂漠とは不思議なもので、ロマンと侘しさが同居しているように感

          砂漠に行きたい

          日記について考えた話@市原湖畔美術館

          この間の日曜日に市原湖畔美術館に行ってみてとても感動したので、その感想を残しておく。 目当てはこれ。特別展示の「更級日記考 女性たちの、想像の部屋」 更級日記とは、菅原孝標の女が執筆した平安中期の日記文学である。作者が13歳の折に、父親の任地である上総(かずさ)国(現在の千葉県市原市あたり)から帰京する旅の記録として筆をおこし、以後40年あまりに及ぶ半生を自伝的に回想した記録である。 本展はこの更級日記にインスピレーションを受け、 「女性たちによる『日記的表現』のもつ記

          日記について考えた話@市原湖畔美術館

          科学的に正しくないことを我々は受け入れるべきではないのか?

          春休み中ずっと疑似科学について勉強してた&最近友人と「穏健な主張を支持することの是非」について会話したのをきっかけに考えたことのまとめを以下に殴り書きする。 全体として、「穏健な主張を支持することは、ある意味で正しいかもしれないけれど、ある意味では正しくないかも」ってことを言いたい記事。 ------------------------------------- 科学的に正しくないものは、世の中にたくさんある。 例として代替治療(alternative medicin

          科学的に正しくないことを我々は受け入れるべきではないのか?

          「利他的な行動はエゴイズムに過ぎない」に反論するための3つのアプローチ

          前記事で、横飲み会の幹事をやった経験を振り返って、「『誰かのために』とったアクションは、結局『自分のため』だったのではないか」と考えたことを書いた。 それを読んでくれた何人かの友人から、同意の意見をもらった一方で、「自分は純粋に他人に喜んでほしくてプレゼントをしている」といった否定的な意見も聞いた。 実際、前記事の引用にあったように、「他人の喜ぶ顔が見たい」という気持ちがエゴイズムに過ぎない、と切り捨てるのは、あまりに悲観主義的というか、正しいかもしれないけれど偏屈なもの

          「利他的な行動はエゴイズムに過ぎない」に反論するための3つのアプローチ

          与えることの喜び

          おととい、自分が所属している学部の横飲み会があった。 自分はその飲み会の幹事を務めていた。 参加人数は計38名。同学年の学部生が全体で約90名なので、1/3以上の人々が集まってくれた。(参加してくれた国教16のみんな、一緒に幹事やってくれた2人共、ありがとうございました) 飲み会当日は、2時間弱の楽しいひと時だった。実際自分も当日は色んな人と喋って飲んで、あっという間に時間が過ぎていた。 ただ自分にとっては、準備まで含めればこの横飲み会は約1ヶ月前から始まっていた。 昨

          与えることの喜び

          分類ってなんだろう-『分類思考の世界 なぜ人は万物を「種」に分けるのか』

          日本で最も高い山といえば、富士山である。 では、日本で最も低い山はどこだろう? 現在日本で最も低い山は、宮城県仙台市宮城野区にある天保山(標高3m)と認定されている。 高さから見て、「これは山です」と言われてようやく山だと認識できるレベルの低さである。 (引用先)https://blogs.yahoo.co.jp/kroraina2/5604894.html 天保山の次に低い山も見てみよう。 日本で二番目に低い山は、大阪湾にある天保山(標高4.5m)と認定されている。

          分類ってなんだろう-『分類思考の世界 なぜ人は万物を「種」に分けるのか』

          フェルメール展でみえた「静と動」の軸

          フェルメール展(2回目)に行ってきたのでその感想。 全く行く予定はなかったのだが、ルーベンス展を見に上野に来たところ、国立西洋美術館は月曜休館だそうで…その代わりとして足を運んだ。 フェルメール展鑑賞1回目の感想は、こちらの記事でまとめている。 同じ美術展を2回以上見に行った経験がなかったため、楽しめるかどうか少し不安だったが、結果としては1回目と同等か、それ以上に楽しめた。 1回目と比較して面白かったのは、同じ場所で同じ絵を見た経験があったにも関わらず、そうした絵に

          フェルメール展でみえた「静と動」の軸