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生まれ変わり途中の地球の記憶(742文字無料、全2,421文字)

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目次
白い卵型カプセル
窓の外はジャングル
ソウルナビゲーションで見たカプセルの記憶と痴話ゲンカ
霊的世界の宇宙や地球と現実世界の宇宙や地球

白い卵型カプセル

その映像を最初に見たのが、ソウルナビゲーションという催眠誘導を利用したヒーリングを開発している途中だったのか、霊的な力を使った時に勝手に頭に浮かんだのか、判らない。

※ソウルナビゲーションについて書いた参考記事
(わたもりの仕事ブログ「私の中の森」より)
発達障害に関係していた憑依霊
オネエな憑依霊

その映像は繰り返し、何度も頭に浮かんでくる。
 
緩やかな球面の大きな大きなガラス窓。
建物というよりは、カプセルと言った方が良いような空間の白い居住スペース。
見えたのは室内側からの映像だけだったが、それは、現代の建物で言えば、3階建て以上はある大きさだった。
 
カプセルの内側も真っ白。
(カプセルの内側は様々な材質や色に変えられるが、当時の私は白が好きだったようだ)
各フロアの半分くらいが、最下層から最上部まで吹き抜けになっていて、各フロアの床の断面はアールを描いているので、吹き抜け空間も卵のような形。
 
3階くらいのフロアから吹き抜け空間の真ん中まで伸のびた、自在に動く白いアームの先に取り付けられた大きな一人がけソファに、白一色の服を着た私は座っていた。
何時間座っていても身体が痛くならない材質のソファ。
私の意思一つで、そのソファはアームを伸び縮みさせて何処へでも動く。
 
そんなものを作れるほど地球は科学技術が発達したのに、人も他の生き物も住めなくなった地球は、滅びてしまった。 

窓の外はジャングル

窓の外は大きな木の生い茂るジャングル。
嵐や、地震、噴火と言った自然界の激しい自己主張が、このカプセルの中での一番のエンターテインメントであり、私はそれを長い長い間、飽きずに見ている。
それがどれくらいの時間か、時間の概念がないその頃の私には判らない。
 
今思えば、宇宙の樹の上にいた頃にしていた「座ってみている」場所が変わっただけのようなもの。
樹の上との違いは、私は青い星にいて、科学技術で作られたカプセルの中にいるという事。

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