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オカナガンの夢 (Demo)

Watamushi
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『オカナガンの夢』

ベランダで
柵に頬杖付きながら
近くて遠いあの
海の向こうを 眺めてたら

部屋にあるもの 全て
愛しくて たまらなくなって
抱きしめた 両腕が うん、まだ
夜風で ちょっと冷たいから

此処から 彼方まで
魔法のじゅうたんで 出かけよう
明かりを含んだ 風をポケットに入れて…

街の灯り 浮遊している風景
遠い朝日が 君の横顔を染めて


((間奏))


内緒の 渓谷には 
冬は 雪のせいで入れない
今日もこの町の人はみんな

図書館に 集まって 
山のような 古い本を読むのさ
また春になれば 全て忘れて
ぽかぽかの芝生で 寝るんだ


((間奏))


市場には 今年最初の 林檎が
届き 一つ一つ 磨きあげられる

賑わう島に 積み上がる
真っ赤な ぴか ぴかの 果実 を囓る

僕と グランビルの妖精たち
お腹いっぱいで 見る夢は 
今日も 彼方から 此処まで


No.81