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【注意】物販ビジネスと情報発信の落とし穴



最近、私のコンサルティングを受けている34歳の男性が、私にこんな質問をしてきた。



「これまで見てきた中で、稼げないと感じる人の特徴は何ですか?」




これに対して私は、



「Twitterで物販の情報を頻繁に投稿している人」と答えた。



私は正直、物販ビジネスを始めて5年未満の人々がTwitterで情報を垂れ流すのを見るたび、




「あ、この人は稼げないなぁ」とすぐに感じてしまう



彼らの多くは、自分の発信内容からアカウントがバレてしまい、相手がよほどの初心者でないかぎりは、



その商品は簡単にコピーされてしまうことに意識が向いていないからだ。




仮に裏側に秘密のテクニックがあったとしても、時間が経ち、ふと発した一言から、それも露見し、



Twitter上でさらに情報が漏れてしまうのだ。




さらに彼らは「Twitterでの発信をやめた方がいい」という助言を受けても、それを理解しようとしない。



心の中で「僕がやりたいことを止めるな!」という彼らの心の叫びが、私に聞こえてくるようなのだ。



私が物販を始めた10年前であれば、市場がまだ初期段階で、そのようなツイートをしたところで、



参加者の多くに稼ぐチャンスが平等にあったわけで、



しかし、その時代であっても、そんな無謀な方法を取るプレイヤーはほとんどいなかったのにもかかわらず



もし、いたとしても、当時は新しいノウハウが次々と生まれ、参加者も今の10分の1程度だったため、影響は限定的だった。




しかし、そのような状況はすでに過去のものとなり、今ではTwitterで物販の情報を流す人は当時の10倍以上には増えたと感じている。




そのような情報を守るべき今の時代において、彼らは秘密がバレていないと思い込んでいるか、考える力が足りないためか、Twitterで情報を垂れ流し、




自分のビジネスを自らの手で、危機的状況に陥れさしている。



情報発信でしっかりと収益を得る立場の人々は別としても、ほとんどの物販の情報を垂れ流している人の大部分には満足な顧客が来ていないはずだ。



なぜなら、彼らの多くはプロのセールスマンではなくフォロワーを集めてもそれを収益に変えられないからだ。



そもそもセールスは高度なスキルであり、最後のセールスやクロージングができなければ、見込み客を顧客に変えることはできないのだ。



例え、情報発信で人気を得たとしても、自分にはセールスができないと分かった時点で、情報をクローズするべきなのだ。




しかし、彼らは、集めたフォロワーにチヤホヤされる環境が心地よく、情報発信を続けてしまうのだ。




これにより、彼らのアカウントはフォロワーの一部に調べられ、見込み客だけでなく、競合やアンチに見つかることとなり、



最終的には自らの物販ビジネス自体を危機に晒すことになっている。



私自身、情報発信を始める前にキチンとお金を支払い情報発信に関するスクールの動画を有料で購入し、



その講師から「情報発信はほとんどの人がセールスをまともにできず、情報だけを垂れ流している」と教わったのだ。



しかし、多くの発信者は自らが金を取ろうと待ち構えているにもかかわらず、



自らは有料のビジネス教材に対して高額なお金を支払おうとはせずに、



見様見真似でできると思い込み、中途半端にフォロワーだけを集めてしまい、




満足いくだけの利益を手にすることができずに、情報だけを垂れ流しているのだ。




彼らのように、見様見真似で情報発信をすることは、最終的には満足いくだけのお客さんを獲得できず、



自分の商品のライバルを増やすだけで終わってしまっているのだ。



では「なぜ彼らはTwitterで物販をやっていることをツイートするのか?」という質問に対しての回答は、



人々は自分の経験を共有したいという本能を持っているためだ。




彼らは、自分の商品が狙われても、顧客が来なくても、Twitterで自分の成功体験を呟き続けるのだ。



なぜか?



それは、特別な経験を共有し、尊敬されたいという欲求が、彼らをツイートし続けさせているのだ。



私のコンサル生も、私が教えた内容をTwitterで即座に公開してしまう。




彼らは、私のノウハウを喋り続け、自分のアカウントがバレて、物販ビジネスで成功するチャンスを自らの手で潰しているのだ。




しかし、私は彼らの行動を止めることはせず、ただ見守ることにした。



なぜならアニメの進撃の巨人で調査兵団が女型の巨人に襲われたシーンで、リヴァイ兵士長がエレンに向かって、



「好きにすればいい。どんな選択をしても、最後にどうなるかは俺も分からないのだから」と言っていたシーンが頭から焼き付いて離れないからだ。


(止めなかったのは自分をリヴァイだと思っていたから)




結論として、Twitterで物販の情報を発信する人々は彼らがまだ成功していなくても、また成功していたとしても、



その行動によってビジネスを危険な状況にさらしている。



この行動をとる多くの人はビジネスでの重要な決断を間違えがちな人々で、




例外はあるが、彼らのほとんどは、短期的な利益に目を奪われ、大切な市場の動きを見逃したり、



ビジネスのリスクを正しく判断できなかったりする。




結果として、これらの誤った判断が積み重なり、




自分のビジネスを、自らの手で、不利な状況に追い込んでしまっているというわけだ。


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