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農場から出荷された植物

今回は農場から出荷された植物が園芸店さんの店頭に並ぶまでのお話です。

渡会園芸(ワタライエンゲイ)では市場を通して全国の園芸店さんに植物を納品させていただいています。

農場からトラックに積み込まれて市場へ、そこで仕分けられ、トラックで園芸店さんへ運ばれていきます。

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市場への距離によっても変わりますが、目安として農場を出発して2〜3日で園芸店さんのところへ到着します。そしてそこから店頭に並べられるわけです。

農場から園芸店さんの店頭に並べられるまでの大体の流れはこんな感じです。
※これは渡会園芸の場合です。納品の仕方は農家さんによって異なります。


ここからはそんな流通時の問題点のお話です。

普段、温室の中でたくさんの日の光を浴びて育っている植物にとって移動中のトラックや市場の中はあまり良い環境ではありません。
トラックや市場の中は日の光は当たりませんし、時期によっては温度や湿度が高くなる場合もあります。
農場で日光をたくさん浴びて育っている植物も、この光が当たらない環境が2、3日続くことで光の当たらない環境に適応しようとします。
この状態の植物を『日光を好む植物だから』といって、すぐに強い日差しに当てると葉焼けを起こしたり、調子が悪くなってしまうことがあります。

夏の直射日光に耐えられる植物でも日陰で過ごしていた直後の日差しはさすがにキツいってことです。

植物は環境の変化に結構敏感です。
環境を変えるときは徐々に環境に慣らしてあげることが重要です。

ぼくの肌感では環境が変わってから2週間以内は調子を悪くしたり、植物に影響がでることある気がします。
逆に2週間経っても、なにごともなく生育しているようであればとりあえず問題はないと思います。

これは園芸店さんから植物をご自宅に持ち帰って来た時にも同じことが言えます。
今まで管理されていた環境をチェックして植物にかかる負担を少しでも減らしてあげましょう。


こんなことも知っておくと、今まで知らず知らずのうちにしていた失敗を未然に防ぐことができるかもしれません。

参考にしていただければ幸いです。



渡会園芸/WILDFLOWERSの活動はコチラから





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