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カンガルーポーの育て方

カンガルーポー
学名:anigozanthos
オーストラリア原産

カンガルーの前足のような花を咲かせることからカンガルーポーって呼ばれてるってよく言われてる。
カンガルーの前足って言われてもあんまピンとこんのだけれどどうやらそーゆーことらしい。

オーストラリア原産の植物ですが現在日本で流通しているもののほとんどが品種改良によって作り出された品種になります。
品種によりさまざまな花色を咲かせます。
品種によって生育性質も異なり分枝がよいものや花数が多くなるものなど様々です。
生育環境にもよりますが渡会園芸では1月〜3月頃に開花するものが多いです。
ご家庭での管理だともう少しゆっくりで2月〜5月頃の開花になると思います。

【管理方法】
日当たり&風通しの良い環境を好みます。
過湿を嫌うので水のあげすぎにはとにかく注意です。受け皿などを使用する場合も受け皿に水が溜まらないように注意してください。
室内管理でも枯れることはありませんが日照不足などで花色がボヤける、薄くなることがあり室内管理で生育が旺盛になることはないと思います。
基本は屋外での管理をオススメしてます。

【季節ごとの管理】
梅雨時期は過湿ぎみになりやすいので雨に当たるのを避けて管理してください。
夏の日差しがとても強い時期は日陰&風通しの良いところでの管理がオススメです。
気温の高い夏に水を与えすぎてしまうと根腐れや根痛みが発生しやすくなってしまうのでご注意ください。

冬は気温が氷点下になるようでしたら寒さ対策は必須です。
冷たい風や霜、雪に当たると株がダメージを受けてしまうことがあるので寒いかなぁと思ったら寒さ対策をしてあげてください。
特に夜間が冷え込む場合は玄関の中など風や霜を避けられる場所への移動をオススメします。
寒さに慣れている株で風や霜に当たらなければある程度の低温には耐えることができます。
渡会園芸では温室内(暖房なし)で最低気温が0度付近の環境で生育管理しています。

寒さ対策はコチラ

【購入後の注意点】
渡会園芸で生産しているカンガルーポーは1月〜2月頃に出荷、販売が始まります。
まだまだ寒い日が続く時期ですので購入後の寒さ対策はちょっと過保護気味にしてあげても良いと思います。
特に販売店さんなどで温かい温室の中などで販売されているものに関してはご自宅にやってきて寒い外にドーンと置いておくといきなりの寒さで植物がビックリしますので寒さに当てる時は徐々に寒さに慣らすようにしてあげてください。

購入後の植え替えも即植え替えをしてしまうと植物に負担がかかってしまうので環境に慣れてから(1〜2週間くらい経過後)植え替えをしてあげてください。

【開花後の管理と植え替え】
開花後は花を株元からバッサリ切っちゃってください。
花を切るタイミングはお好みですのでいつでも大丈夫です。
花が変色していたりボロボロになっていたり、どう見ても開花が終わってる状態になっていたらちゃんと切ってあげましょう。
開花後の花をそのままにしておくと痛みの原因になる場合があります。

植え替えには水はけの良い酸性用土を使用してください。
植え替えは気温が10度以上で雨が多くなる梅雨入り前までにやっちゃうのが良いと思います。
葉が多くガッチリした株であれば株分けも可能です。

【地植えについて】
カンガルーポーの地植えについてのお問い合わせがちょこちょこあるので地植えについてもちょこっと書かせていただきます。
地植えは品種によって成功率に差は出るものの意外と行ける場合が多いです。
ただし雪がガッツリ積もらない地域の話です。ガッツリ積雪地域での地植え成功談は今のところ未確認です。(成功者の方がいたら教えてください)

できるとは言え、地植えの場合は長雨にも当たるし夏の強い日差しにもさらされます。夏に葉が痛んでほとんどなくなってしまう場合もあります。
ですがしっかり地面に根付いた株であれば春が近づくにつれ新しい葉が地面から出て春にはちゃんと花を咲かせてくれます。
もちろん良い環境での地植えなら葉が痛むことなく生育することもありますし、その逆で復活すると思っていた株がそのまま枯れてしまっていたということもあります。
諦めない気持ちを持ちながら挑戦してみてください。

愛知県 渥美半島で地植えするとこんな感じ


※ここに書かれているのはワタライタクヤの個人的な意見、感想です。適度に信じ、適当に読み流してください。

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