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「ふわっとした言葉」から原動力が手に入る

私はいまだに


鮮明に覚えている

記憶があります。


自衛隊時代に、

大失敗したときの

記憶です。


私はコワーい上司に

呼びだされ、


指導を受けていました。


「どうしてミスを招いたと思う?」

「次、起きないためにはどうすればいい?」


とにかく

痛いところを

突かれまくっていました。


うう、怖い...

早く立ち去りたい...


そんな一心で

とにかく気合だけは


全力で表明してました。


「すみません!!自分が甘かったです!!」

「再発しないように注意いたします!!」


もう許してください、

許してください、と

言わんばかりに


気合と謝罪で

乗り切ろうとする、私。


ですが、

そんな期待を裏切る、ひとこと。


「注意するって、なにを?」


・・・


・・・まぁ、はい。

その通りなんですけどね。


あなたにも

こんなことありませんか?


そしてこの質問に答えられると、


あなたは

飛躍的な行動力を

手にいれることができるはずです。



ふわっとした言葉で生きる私たち


上司は別に、

私を追い詰めようとしたわけでは

なくてですね。


具体的になにをするんだよ、

って話なんです。


✅ 注意するって、なにを注意するのか
✅ 詰めが甘かったって、なぜそう思うのか
✅ 全力をだすって、なにに全力をだすのか


はたから見たら

めちゃくちゃ嫌みったらしい質問です。


ですが、

その通りなんですよね。


私たちは日常で、

抽象的な言葉をつかいがち。


いうなれば、

ふわっとした言葉です。

✅ 頑張る
✅ 感動した
✅ 大切にする


これらの言葉は便利です。


むしろ、

ないとコミュニケーションは


果てしなくめんどくさくなります。


ですが、

実行するには

ふわっとしたままでは、いけないのです。


そう、


人は具体的でないと

動くことができないのです。


だから「頑張って痩せる」は

三日坊主で終わり、


「細心の注意を払う」では

ミスを再発してしまうのです。



頑張りますは通用しない


どうして上司は

「頑張ります」という言葉に

うるさかったのか。


それは、

一歩ミスれば

命を落とすからです。


大袈裟ですが、

マジです。


銃がいい例です。


下手したら指一本で

命を奪う代物です。


それ以外にも

自衛隊では


あぶなーい武器や

あぶなーいお薬を

いっぱい使います。


だからです。


これは自衛隊に限らず

あなたの会社でも

そうではないでしょうか?


最悪の場合、

命を落とす状況なんて

たくさんあります。


ですが、

悲しいかな。


私たちって

状況に慣れるんですよね。


またまた銃の話ですが、


新隊員で初めて銃に触れるとき、


興奮と恐怖を覚えるんですよ。


私は

チワワのように震えてました。


ですが、

自衛隊にいると

毎日銃に触れるんですよ。


するとどうなるか。


いっさい恐怖を感じなくなります。


そう、

良くも悪くも


人の順応力は恐ろしいです。


だから私たちは

行動を改める場合、


とにかく具体的に

行動に落とし込まねばならんのです。


「気合いを入れる」というのは

口にするのはです。


んじゃ、

はい!気合いを入れてください!


と言われると

言葉に詰まってしまうのが、


私たちなんです。


具体的に

何をすればいいか、


わからないからです。



「決める」ことに重きを置く


自衛隊でブチギレられる瞬間

というのが


2つあります。


1つは、

「やるべきこと」をやらなかったとき


2つめが、

「考えずに行動したとき」です。


とにかく、

行動の根拠を求められます。


その根拠は!


はい、根拠は!


根拠、

根拠、


思考停止は

怒られます。


私が

「自分が甘かったです!」で

許されなかったのも、


思考停止だったからです。


だから、

どうにかして

決めなくてはいけないんです。


次に続く行動はなにか?


それは、

私たちにも言えることです。


「気合いを入れて、

 物事に取り組もう!」


といえば聞こえはいいですが、

何に気合いをいれるか


迷ってしまいます。


だから、

なんでもいいんです。


✅ 同僚に「頑張ろう」と元気づける
✅ 朝一番にメールのチェックを終わらせる
✅ ToDoリストを整理する


これだ、とわかるものに

落としこむこと、


決めることが必要です。


間違ってもいいんです。


自衛隊なんて

しょっちゅう間違えます。


大きな部隊の

隊長だって間違えるんです。


「右だ!」と言ったら、


10分後には


「左でした!」なんてことは

ザラです。


でも、

ミスっても怒られません。


また次につながる「行動」さえ

明確にしていれば

いいのです。


そして、

それもさらにミスることもあります。


ですが、

それもいい。


結局は

この繰り返しです。


私は多くの記事で

何度も言っています。


価値ある行為とは

「決める」ことなんです。


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