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【必要不可欠】 「裏方」の本当の存在感

どうも、

元自衛官のわたろうです。


自衛隊では

一般の方に駐屯地を公開する

イベントがあるのですが、


意外と人気です。


一般開放となると

駐屯地が埋め尽くされるくらい

人がきます。


そして、


めちゃくちゃモテます。


「うわー、自衛隊さん!」

「一緒に写真撮ってー!」


気分はこんな感じ


もう、ちびっこの

ヒーローですよ。


このときばかりは

ニヤニヤしてしまいます。


ポスターに載っている自衛官、


確かにかっこいいです。


バシッと装備をキメていますね。


テレビでみる

自衛官もかっこいいですね。


キビキビと動く様子が

放映されています。


・・・


んで、


今日私が伝えたいのは


そのかっこいい、自衛官の話では

なくてですね。


むしろ、逆。


光のあたらない、

影の役。


そんな人の話です。


忘れないでください。


裏で活躍する人がいるからこそ、


表舞台で輝ける人が

いることを。



1人では、完結できない


少し前に話したのですが、

私、ほんとうは「戦車乗り」になりたかったんです。


理由は簡単。


かっこいいからです。


だって、

めちゃくちゃ目立ちませんか?


テレビや雑誌で見るのは、

戦闘機や、戦車です。


私もその姿に憧れて

新隊員を過ごしたわけですが。


まぁ、

戦車乗りにはなれなかったんです。


陸上自衛隊で人気があるのは


やはり戦車や、ヘリコプターです。


イベント展示されたときの


人の集まり方が

段違いです。


なぜかと言えば

やはり、目立つからでしょうか。


目立つものには

やはり人は惹かれます。


ですが、

忘れないで欲しいのは、


この装備品の裏には


支えている人が100人以上、絡んでいることです。


例えばヘリコプター。


注目の的は

パイロットになりがちです。


ですが、


パイロットだけは

ヘリコプターは運用できません。


✅ 飛ぶための燃料
✅ プロペラなど部品を作る人
✅ ヘリコプターを整備する人
✅ イベントを運用する人
✅ フライトスケジュールを組む人


まだまだありますが、

ざっくりでも、これだけあります。


そう、

仕事とは、1人で完結するものはありません。


ヘリコプター1つ動かすだけでも、

これだけの人が動いているんです。


多くの人の支えがあって


ヘリが動かせて、


そして、


多くの人に夢を届けられるんです。


これは自衛隊に限った

はなしではありません。


私たちが買い物するコンビニだって、


商品を手にとって、

レジに通して、


はい、終了、ではないんです。


その裏に

無数の努力があります。


✅ 商品を開発した人
✅ 店舗に置く交渉をした人
✅ 物流に携わった人


水面下には

これだけの人が関わっています。


私たちは


光のあたった部分だけに

目が行きがちです。


ですが、


1人で達成するのは

ほぼ、不可能。


それを

忘れてはならないのです。



「輝く場所」は関係ない


私の同僚には、

女性自衛官が何人かいました。


よく聞かれることなのですが、


女性自衛官って


「体力的に不利になりそう!」
「重いものを持ったり、大変そう!」


と聞かれることがありますが、


そんなことないです。


重いものを持つことだけが

自衛隊ではないからです。


私の同僚に

「情報通信のスペシャリスト」

女性自衛官がいました。


通信に関して、

私は、まったく頭があがらなかったです。


そう、


通信がないと

世の中のほとんどが機能しません。


あなたの持っているスマホから

「通信」という機能が抜けたら、


ただの液晶ディスプレイに

なってしまいます。


それと同じで、


「裏方」だけど、なくてはならない存在なのです。


表舞台で

光を浴びるのが


カッコよく、


輝く存在と思われがちです。


ですが、


裏方でも輝く人はいます。


同僚の女性自衛官は

まさに通信では「なくてはならない存在」


裏で輝きを放っていた存在です。


そう、

「輝くこと」に場所は関係ない


「適材適所」


人には

活かせる能力が備わっています。


しかし、

人は表舞台で活かすことばかり、

考えてしまいます。


なぜか?


人目にうつるのが、


表舞台の人だからです。


だから私も「戦車乗り」を

目指してんです。


ですが、


忘れないでください。


例え私たちが

裏方に回ることになったとしても、


必要不可欠。


なくてはならない存在です。


裏舞台で


照明を操作したり、


小道具を準備する人がいて、


舞台が成り立ちます。


なぜなら、


私たちは、


1人で物事を成すことは

できないのですから。


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