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BLUE BULLETS Flash Movie History vol.3 2008年後半

2008年に作った、東京大学ラクロス部「BLUE BULLETS」に向けの3本のMOVIEの内、2作目・3作目をまとめて紹介します(1作目は以前紹介しました)。

この2つは、ラクロス以外のコミュニティの方からもかなり人気があり、どちらも累計で3万回再生くらいされました。

2008年は、いろいろな思いを背負った人が少しづつ勇気を出し合って、個人ではなくチームの力で戦ったシーズンでした。
みんな自分の弱さを知っていて、いろいろ至らないことも分かった上で、それでもなおそこから這い上がろうとする、誰でも応援したくなるチームで。

「執走」というスローガンが、よくチームを表していたと思います。
最終的には全日本選手権まで勝ち上がりました。

最初に紹介するのは、FINAL4出場を決めたときのMOVIEです。

「人は弱いから」で始まるこのMOVIEは、当時のチームの核心をついていたと思っています。
至言である「情熱が行動を生み、行動が情熱を生む」も、まさにこの年を表していました。
自分で作っておいてあれですが、まさに「これぞ!」って感じのコテコテの東大Flash Movieですね。

人は弱いから。
何かを失うのが怖くて、その一歩を踏み出せないのでしょう。
傷つくことを恐れて、その一言を飲み込むのでしょう。
時に目的が見えなくなって、その歩みを止めるのでしょう。
昨日と同じ習慣を、今日も変えられずにいるのでしょう。

でも。
勇気を出して踏み込んだその一歩に、誰かがついて来てくれるから。
振り絞ったその一言で、きっと何かが変わるから。
励まし、怒鳴ってでも、前に進ませようとしてくる奴らがいるから。
変わり続けることこそが、戦いだと知ってしまったから。
僕達は、強くなれる。

頂点に立った時見上げる空は、きっとまぶしいほど透きとおっていて。
周りを見れば、くしゃくしゃに泣きそうな顔があふれていて。
スタンドからは、歓喜の渦が巻き起こり。
支えてくれた人たちの笑顔が見える。
それだけで、戦うには充分だ。

信じるから、そこに道ができるんだろう。
誇りに思えば、それが誇りになるだろう。
情熱が行動を生み、行動が情熱を生む。
どちらが先でもなく。
ただ、行く道は一つだ。

いざ。Final4

続いて。
2008年3作目は、全日出場時のMOVIEです。
これは今までの作品の中で一番荘厳な構成になっています。戦地に赴く兵士を送り出す内容です。

一押しは、後半の
「頂点に立って見上げる空には、
  きっと何もなくて、でも全てがあるのでしょう。」
から始まるシーンです。
ここは今見てもグッとくるものがあります。

このあたりから僕は、「ラクロスなんて、網にボールを入れて投げて、ゴールに入っただの入ってないだので騒いでいる、圧倒的に無駄で意味のないことだよね。ある種の宗教」って言いだした覚えがあります。

すべての青い弾丸たちよ。
すべての戦う者たちよ。
戦う武器は持ったか。

そのクロスを振りかざすのだ。
その足で駆け抜けるのだ。
あらん限りの声を振り絞るのだ。
ありったけの思いを伝えるのだ。
一握りの情熱と、戦い抜く意志を携えて。

東大から日本へ貫く感動を巻き起こす集団でありたい。

想いは、叶えるために。
戦いの地に、行こう。

全日本選手権決勝、
2008年12月23日、長居球技場。
人は、死ぬために生まれてきたのではないのだから。
"何か"を為すために、生きているのだから。

この日のために生まれてきたと。
最後の扉をこじ開けるために生きて来たと。

覚悟とは、そういうことだろう。
執念とは、そういうことだろう。

頂点に立って見上げる空には、きっと何もなくて、
でも全てがあるのでしょう。

仲間達の笑顔は、きっと一瞬で過ぎ去って、
でも永遠に残るのでしょう。

青く染まったスタンドは、すぐに他の色に取って代わられ、
でもずっと鮮やかなままなのでしょう。

歓喜の声は、やがて鳴り止み、
でもいつまでも響き続けるのでしょう。

栄光も、感動も。
燃やした情熱の分だけ輝くから。
その一瞬に賭ける人生であれば、安くはない。
その一瞬のための覚悟であれば、軽くはない。

BLUE BULLETS 2008 執走

何かを守るためではなく。
全てを勝ちとるために。
その腕、千切れようとも。
その足、砕けようとも。
その喉、潰れようとも。
その思い、届かなくとも。
覚悟を決めた者に、扉は開く。

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