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#1:娘の誕生で起きた大きな変化

■はじめに

ダフトクラフト株式会社はフルリモート制なので、自宅と会社の境界が曖昧ですが…、僕は会社経営と育児を並行してやっています。

 娘の保育園入園と妻の職場復帰、そして僕の会社設立はほぼ同時期。正直辛かったことも多かったし、泣きが入ったこともありました。時間が経ったから書けること。育児をしながら働くことで生まれた心境の変化やサラリーマンから社長になった環境の変化、これから会社と家庭で起きることについて書いていこうと思います。

■「恐ろしいほど自分の時間を奪っていく、超可愛い生き物」

 同じ子持ちである親友のこの言葉は的を得ていて、とても共感する。

 結婚するまで、時間軸の中心は常に自分だった。結婚しても夫婦それぞれに軸があり、重なる部分があるという感じだったけれど、子どもが生まれた瞬間から、子どもを中心とした時間軸に一本化された気がする。

 思い返すと、妻は妊娠発覚から徐々に身体も心もだんだんオカンになっていたなと。一方、父親には身体の変化がないので、俺もついに父親かという若干の心の変化が生まれたくらいだったかもしれない。母は徐々にその時間軸を子供に寄せていけるが、父にはある日突然やってくる…。

■仕事を言い訳にしない

 出産直後は授乳間隔も短く、母親は寝れないし、育児から逃げられない。一方、父親ができることは少ない。妻のストレスの捌け口となりすべてを受け止め、心の安定化に尽力するしかできないと思う。

 そこで娘が産まれてから減らしたのは、お酒の付き合いと残業時間。仕事を言い訳に家庭から逃げないようにした。会議だとか、残業だとか、理由つけるのはすごく簡単。僕も実際忙しかったが、徐々に習慣を変えていった。

■無理をしないマインドチェンジ

 毎日は厳しくても、週◯回、月◯回程度でいい。習慣化していくのが重要だ。「定時で帰れるようにする」というゴールを決めて、業務の効率化を行い残業を減らす。会議は17:00まで、またはそもそもの回数減らす。無駄な飲み会は、「おむつとミルク代で家計圧迫がされてるのでー」と言って断わったり。

いきなり変えようとするから、色々疲れるのだと思う。
 
 そのため妊娠期間中、産後で離婚率が高まるのはなんとなく理解した気はする。やっと子宝に恵まれたのに何で?と思ってたけれど、母親も父親もかなりハードな変化が求められていて、すれ違いや衝突は日常的に起きるもんなと。

 さらに社会や会社や親族の理解や協力がないと孤独になりがちということも理解した。インターネットの普及で一般家庭の子育ての悩みが発信・共有され、知ることができるというのは情報革命だと思う。父親専門の子育て情報サイトなどもあり、重宝している。

 子育てに正解はないと思うけど、他の家庭回答例?を参考にしつつ、合うものを取り入れていったら良い。我が家は自然体を心がけてる。

■子育ては働き方改革のキッカケ

 僕は、働き方改革は個人で行うものだと考えている。もちろん国や企業が主導していくのが良いが、その国や企業を動かすのは人だからだ。

 個人が変わらない限りは、何も変わらない。僕は娘が産まれた時、働き方と会社を変えた。そして、娘が1歳過ぎた頃に起業し、サラリーマンを辞めた。もちろん、辛いこともある。まだ創業して1年しか経っていないが、良い仕事&良い仲間が増えてきて日々充実している。

 そういう意味でも、冒頭にあげた「恐ろしいほど自分の時間を奪っていく超可愛い生き物」のチカラは半端ないなと言ったところで、#1は終わりにしたい。

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